平成18年10月1日 七七(なな)()ヶ岳 693m


 夕方から雨の予報だったが、朝から小雨がぱらつく。今日のような天気のために残しておいた、低山で展望がない、そして所要3時間の山。関西の百名山である七七頭ヶ岳。時間に余裕がありそうなので呉枯ノ峰にもトライしたい。
しかし、この安易な気持ちが思わぬ道迷いをしてしまう。今までにも今回のような山でよく迷っているのだが、又やってしまった。
 木之本ICから国道365号を北上、上丹生の標識を見て右折して県道284号へ。
上丹生の集落からは丹生富士と呼ばれる七七頭ヶ岳が見える。丹生小学校を過ぎ、林道を数百m走ると登山口に着く。(数台駐車可)
 登山口に細君を降ろしてから車を菅並へ移動し、持参した自転車で約3km走り戻る(安全で楽な道だった)。

7:33登山口〓8:45〜9:21七七頭ヶ岳〓1時間30分程ロス〓11:13分岐〓11:47菅並(登山口)集落

【上丹生〜七七頭ヶ岳】


登山口

急な参道だった。

幼木の桧が植えられていた。古木の運命は?

コバギボシ

タムラソウ

サクラタデ

ホツツジ

山頂付近のブナの大木。

ブナ林

コウヤボウキ

カシワバハグマ

アキチョウジ


クサボタン

シロヨメナ

ママコナ

アキギリ

 『七七頭ヶ岳観音参道』の石柱がある登山口から山道に入る。初めは地道の林道だが、西に向きを変えるとつづら道の急坂になる。参道なので道に迷うことなく主稜線へ出ると西側が開けているが幼杉が植えられていた。東は横山岳・墓谷山の山並だか樹木越で確認することはできない。
桧林混じりの稜線、大きなブナの木が残るが期待したほどのブナ林ではなかったのが残念だ。


山頂の観音堂にて。

三等三角点。

瑠璃池

 観音堂がある七七頭ヶ岳頂上に着く。三等三角点は西へ10mほど行った所にあったが展望は効かない。
女性の肌を綺麗にすると云われる瑠璃池へ。北西に5分程下るとあったが、池ではなく水場だ。その上、水は涸れて溜まりの水だけ。さすがに飲むことも肌に付けることもできなかった。
山頂に戻り、カップヌードルだけを食べてから、早々下山する。

【菅波へ下山】



菅並の集落へ下る稜線。間違った道より。

分岐に戻ってくる。右のブナに黄色いテープが。

自然林のいいコースだった。

杉の大木

菅並の登山口は墓地の横だった。

 菅並への下山道は観音堂の裏にある。尾根道を下ると分岐があった。道標はなく直線の尾根道のテープが見えたので進む。(ここで間違う。本当は右へ下るべきだった。)植林交じりの急坂を下ると西に向きを変え更に下ると、眼下に菅並の集落が見えた。そして先ほどの分岐に菅並への支尾根が見えている。間違いに気付くが、荒れた道だが菅並に下れるだろうと急な斜面を蜘蛛の巣を掃いながら下ると谷に下りてくる。ここで道が分からなくなる。暫くミゾソバが群生する沢を下るが方向は北へ。仕方なく分岐まで戻ることにする。途中休憩を入れて1時間半ほどロスする。
 分岐で東へ、菅並からの参道なので、しっかりした道だった。正面には樹木越に横山岳か墓谷山かは分からないが見えている。気持ち良い自然林は急な下りになり、大きな杉がある。、民家の屋根が見えてくると集落の中間辺りにある墓地の南側に出てくる。車を置いてある集落の南端まで歩き、上丹生の登山口まで戻り自転車を撤収する。
 車内で食事をするころには、ときおりだった小雨が本降りになっていた。もちろん呉枯ノ峰に登る元気はなくなっていた。

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