平成18年9月3日 大日ヶ岳 1709m


高鷲ICより。

 大陸の高気圧のお陰で爽やかな秋晴れが期待できる。大日ヶ岳は残雪のある五月初旬に白銀の白山を見たくて登りたいと思っていたが天候に恵まれずに機会を失ってしまった。「展望が良ければ雪がなくてもいいか」と思い、登ることにする。
 深夜料金を利用して名神・東海北陸道を走り高鷲(たかす)ICへ。高鷲ICからは朝日を受けた大日ヶ岳が見えた。国道156号線を走り、ひるがの高原へ。
登山口の道標に注意して走るが通り過ぎてしまう。引き返し尋ねるとバス停『ひばりヶ丘』の所にあるガソリンスタンドから斜めの道に入ると標示があった。標示に従い走り、簡易水道貯水場(十数台駐車可)に着くと私の車だけ。254km

6:40簡易水道貯水場(駐車場)〓途中で五分休憩〓8:12いっぷく平〓9:32〜11:12大日ヶ岳〓12:15〜20いっぷく平〓13:20簡易水道貯水場


【山頂へ】


登山口

ミズナラとブナ林

胸突八丁の急な登り。

ブナ林。

下山時撮影。

いっぷく平。

青空が広がる。展望に期待が膨らむ。

ダケカンバ。

ダケカンバ

 簡易水道貯水場の奥にある登山口(標高940m)へ。鉄塔を通り過ぎて雑木林に入る。ミズナラ・ブナ林になるとキツイ登りがあったが、15度前後の気温に助けられて登り切る。
緩やかになった地点でブドウを食べながら休憩するが、5分ほどでいっぷく平1356m)の広場に着く。ここで休憩すればよかったと反省。
いっぷく平からは、緩やかな道だったが気付くと傾斜を増していた。ダケカンバ・ナナカマドが現れるようになると日差しがキツク感じられるがブナ林の木陰に入るとホッとする。
 前方に頂上だと勘違いしたピークが見える地点に着く。一旦下るのだが、さほど下ることなく展望の良いピークに辿り着くと、再びピークが見える。今度こそ山頂だった。ピークからは目前に白山連峰が見えるが別山・白山にはガスがかかっている。山頂からの展望を期待して下り、登り返す。

【大日ヶ岳】


大日ヶ岳頂上

三ノ峰


山頂と別山。

登ったときには見えていた荒島岳だが。

能郷白山、大阪方面だが、見えず。  炎刄抹

ひるがの高原と乗鞍岳・御嶽山を遠望。

登ってきた稜線を引き返す。

 大日如来が祀られた大日ヶ岳頂上に着く。お目当ての白山・別山には相変わらずガスがかかっている。
東には御嶽山・乗鞍岳・北アルプス山々が霞ながらも望むことができる。方位板の地図を参考に山座同定を楽しみながら11時までガスが切れるのを待つことにする。しかし福井県との県境の山の雲はかかり続ける。
途中より、同方向からの岐阜市内の夫婦とダイナランドスキー場から登ってこられた金沢の夫婦と山談義をしながら時間を潰すが、ガスは切れそうにない。諦めて往路を戻る。
 岐阜の夫婦(今年5回目)によると、残雪を踏み白山連峰を見ながら登れる五月の連休の頃が良いらしい。少々の残雪でも登れそうなコースだ。是非、挑戦してみたい。

 下山後、やまなみロードを走り牧歌の里へ。温泉に入浴後、牧歌の里からは別山と殆どガスの切れた白山を見ることができた。


ひるがの高原より大日ヶ岳。


【牧歌の里・やまなみロードより】


牧歌の里・やまなみロードより大日ヶ岳。

牧歌の里・やまなみロードより白山。

【花】

ツルリンドウ カメバヒキオコシ マイヅルソウの実
アキノキリンソウ ノリクラアザミ ハンゴンソウ


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