平成18年7月16日 清水ヶ峰(奥高野) 1186m

 近畿地方北部は降水確率が高い。枚方より南の大峰か台高山脈に登ろうかと思ったが、展望は期待できそうにない。そこで素晴らしい美林が残る奈良教育大の実習林(演習林)の木陰を歩いて山頂を目指すことにする。清水ヶ峰は十津川を挟んで東に大峰山脈、伯母子山塊の北に位置する山。
 五条から国道168号を南下、夢乃湯温泉(宇井バス停近く)より県道に入り(赤谷緑地公園キャンプ場へ)赤谷大橋を渡ると左に奈良教育大の建物がある。道幅が広かったので路上に駐車する(118km)。

4:40枚方〓7:15登山口〓47〜50十坪平(標高670m)〓8:08 9号鉄塔への尾根道(標高800m)分岐(下山道)〓25トチノキ巨木〓8:55 7号鉄塔〓9:40平田平〓9:50〜10:32清水ヶ峰〓11:03 9号鉄塔〓11:30朝の分岐出合〓11:40〜50十坪平〓12:11登山口

 【登山口〜9号鉄塔への尾根道分岐】


奈良教育大の実習林。

十坪平。

ミズナラの大木

 入山許可がいるのだが管理人がいない。センター玄関前にある記帳ノートに名前を記載して建物裏にある登山口へ。
登山口にあった温度計は25℃(手持ちの高度計では360m)だった。
植林の急斜面をジグザグに登ると汗が噴出してくる。登り始めて12分ほどでベンチがある赤谷回廊分岐に着き最初の休憩。ツクバネガシの祠の標示があったが分からず。左の坂道を登る。
きつい登りが続く。右が雑木林になるが、撮影する花も被写体もないので、休憩がてら立ち止まることもない。
 ベンチがある十坪平に着き小休止。ここからは尾根道になるが、急な尾根を直線に登るのではなく、右側を歩き左に折れて尾根へ、を繰り返しながら登る。やがてミズナラ等の大木も現れるようになる。
 暑くて辛い登りが続き、山頂に到達できるか不安になる頃に、下山時に利用する9号鉄塔への尾根道分岐(標高800m・ベンチ有り)に着く。直進して平田平方面へ。

〜清水ヶ峰】


標高800mの分岐を過ぎると山腹の道になる。

美林に出会えて最高!

トチノキノ巨木。

トチノキを見上げる。

最初の水場。沢水でコーヒータイム。

7番鉄塔

イチヤクソウ

ここからは起伏の少ない山腹道の楽な歩きになり、トチ・クヌギ・ブナ・ヒメシャラ等が自生する美林だ。
『トチノキ巨木』の標示があったので50mほど下って観に行く。根元には私でも入れそうな空洞があり森の主を思わせる巨木だった。
小沢に着き、沢水で冷たいコーヒーを入れて小休止する。
再び、上りになると汗が出始め、8号鉄塔分岐を左に見て、7号鉄塔に着く。


ヒメシャラとトチノキ

イノシシぬたば

平田平のクヌギ林。。

プレートに励まされて。

 7号鉄塔を過ぎると今日初めての花であるイチヤクソウを見つける。
斜面に付けられたジグザグ道を登る。踏み跡が薄い個所もあるがテープを見つけて登ると分岐のある尾根に辿り着く。ここは尾根を越し、二つ目の小沢を横切り登ると『イノシシぬたば』の標示。緩やかに登っていくと平田平に着く。
平田平で休憩して冷たいフルーツゼリーを食べるつもりでいたが、私の周りには無数の虫が飛んでいる。細君の周りにも飛んでいるのだが「近寄らないで!」と細君。電池式の虫除けも効かないようだ。
落ち着いて食べられないので止める。細君とは距離をおいて冷たいトマトを食べながら平田平の斜面を歩く。尾根に出て左に進むと清水ヶ峰頂上に着く。

【清水ヶ峰】


大峰方面が望まれた山頂。

誰も登って来なかった山頂。

山頂に2株だけ咲いていたニガナ

  大峰の主峰八経ヶ岳とガスが切れかけている釈迦岳。

笠捨山などの大峰南部の山々             

 虫をお供に山頂に着く。
展望は東方面が開けていて、八経ヶ岳・釈迦岳・笠捨山等の大峰の山が望まれた。
三本の蚊取り線香で狼煙を上げるが釈迦岳からは雲がかかっているので見えないだろう。細君は刺された2個所に薬を塗っている。虫除けスプレー・虫除けシール・電池式虫除け器・帽子・タオル・手袋・長袖シャツで防御しているのに???今年になって三回目の虫刺され。
汗が乾き、風があったので虫も減り、ゆっくりと食事ができるようになる。云うまでもなく一番美味しかったのはビールだった。
 細君は蚊取り線香を追加して下山。


【9号鉄塔から登山口へ】


下山道も美林の尾根道だった。

変わった葉。花は終わっていた。?

9番鉄塔

登山口近くに咲くマルバマンネングサ

山頂から北よりの稜線を下ると、潅木を縫うような道になる。目印のテープは必要以上にあり安心して下ることができる。
やがて、ブナ林に変わると空気まで緑に染り、原生林に吸い込まれそうな気持ちになるが、直ぐに9号鉄塔に着いてしまう。
 左折して、一気に下る。ここでもテープが沢山あって緊張感がなくなり、あまり記憶していない。途中に分岐があり右へ。さて何処への分岐だったか?そして朝の分岐に戻って来る。
十坪平で、未だ冷たかったフルーツゼリーを食べる。
初めての山で誰にも出会わないので心細かったが、とても静かな山行ができた。

植林の多い奈良県にあって、今までとは違った風景の原生林が残されていて満足した山行だった。
 紅葉シーズンに再度登ってみたい山だ。
 近くにある赤谷緑地公園キャンプ場の温泉に入浴後に帰路につく。


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