平成18年6月18日 鹿倉山(しかくらやま)(丹波) 548m


コースはイメージで作成しています。正確ではありません。

 3時半に天気予報を調べると近畿地方は何処も悪いので、今日は中止にして再度寝る。
8時半に起きて、調べると兵庫県と京都西部は雨が止んでいたので、朝食をしながらガイド本『京都府の山』で簡単に登れそうに思えた今回の山を見つける。
 国道9号線を走り、福知山三和町JRバス停『菟原下』で左折、次のT字路を右折して轟大橋を渡り突き当たりのT字路を左折(府道710号線)すると進行方向に鹿倉山が見えてくる。集落を抜けて1kmほど走ると右に1軒家がある地点が狼谷出合で深山林道が走っている。
林道入口の直ぐ奥には案内板と4台ほどの駐車スペースがあったので、駐車する(深山出合か熊野神社まで車で入れるが、今回は山行時間が少ないので林道入口から登ることにする。)。


9:40枚方〓11:18深山林道入口〓11:34〜12:04深山出合〓12:08太平寺旧参道出合〓36熊野神社(深山林道終点)〓12:56烏帽子岩〓13:07天狗岩〓13:14〜14:12鹿倉山〓14:30鉤掛地蔵〓15:00深山出合〓15:18深山林道入口



府道710号線より。深山林道入口

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何処が登山道?

青空が見え出して雨上がりの林道は蒸し暑い。15分ほどでヘアピンカーブの所に堰堤がある深山出合に着く。
下草に隠れた『鉤掛地蔵・地獄尾根コース』と朽ちて落ちていていた『鹿倉山林道コース』の道標を見つけるが、権現直登コースの登山道が分からない。
赤い杭がある山斜面が登山道だと思える。登ってみるが踏み跡も分かり辛くて目印のテープもない。諦めて直ぐ横の『鉤掛地蔵・地獄尾根コース』である狼谷から山頂を目指すことにする。しかし成長した下草で道が分からない。コンパスで方向を調べると北に歩いているのでおかしい?別のコンパスでも同じ(コンパスが効かなかったのでは)。間違ってないのだが不安を感じ、熊野神社まで林道歩きすることにする。お陰で30分も深山出合でウロウロしていたことになる。


ネジキ。

登山口。しっかりした道に思えたが。

熊野神社

 深山出合から数分で太平寺旧参道出合があった。しっかりした参道に思えたので、ここから登ることにする。
倒木が邪魔する道から荒れた杉林内を過ぎ、小さな谷間に出てくると倒木があり、越えると踏み跡が消える。谷間しか道はないと確信して直進すると太平寺跡と思われる杉林の広いくぼ地に出てくる。ここでもウロウロして道を捜す。引き返すことも考えたが、恥ずかしくてHPに載せられなくなる。
やっと右手方向に道を見つけると権現直登コースと合流(道標あり)。その後、直ぐに深山林道に出る。
 近くに熊野神社が見えている。本殿の左から杉林に入ると雑木林になり目印のテープが付けられておりホッとする。それでも倒木を迂回して道を失ったが。


烏帽子岩直下の急登。

烏帽子岩。

烏帽子岩からの展望。

天狗岩と狼谷

イワガラミ

ママコナ

 潅木と岩が露出した急な登りになるがロープはない。よじ登ると烏帽子岩だった。北から東の展望がよく丹波の山々、遠くは長老ヶ岳・愛宕山・能勢の山々まで望まれた。
尾根通しの道を行くと天狗岩分岐があり、1分ほどで天狗岩の岩上に立つことができる。烏帽子岩よりは北方面の展望が良い。眼下に狼谷があり足がすくむ。


鹿倉山頂上。

 多紀連山の主峰三岳が飛び込んできて、やっと鹿倉山頂上に立つことできた(参考タイムは1時間だが2時間もかかる)。南半分の東西へ連なる多紀連山を一望する。北半分は樹木が成長して見難くなっているが、先ほどの烏帽子岩・天狗岩からの展望で補ってくれた。
ビールで乾杯する。そして日光で温めておいたコンビニ弁当とカップヌードルで食事する。


モチツツジ

鉤掛地蔵。

 下山、本では「東の尾根から林道に出て」とあるが、真剣には探していないが道が見当たらない。往路を下るのが安心だが、迷ったら笑われそうなので、鉤掛コースを下ることにする。
北に伸びる稜線を下ると直ぐに西へ下る分岐があったが、右の稜線を辿ると痩せ尾根(北峰ピーク)になりモチツツジが咲いていた。
潅木の急な下りになる。ロープが欲しいわけではないが、付いていないのが最近の山では珍しく感じる。又、引き返すことになったら、非常にキツイ登りになるだろうと思いながら下る。
 鞍部の鉤掛地蔵に着き、右折して狼谷へ下る。コンパスは西方向、踏み跡は薄いが時々テープもある。良し良し!
目印のテープが無くなり「コースを間違ったかな」と思う頃に、地獄尾根分岐の道標があった。ここから尾根に登り山頂を目指すのだろうが尾根に取り付く10mほどは蟻地獄のような急斜面に思えた。
地獄尾根分岐を過ぎると右からの谷と合流して右岸へ。道も無くなり、下草を踏みながら下ると、朝の見覚えのある地形になり、深山出合の堰堤に出て林道を下る。

 誰にも会わない静かな山歩き、低山ながら山頂直下は登り応えのある急登で展望もよい。所要時間が少ないので私たちのように迷いながら登れば、所要時間以上の疲れを感じることができるだろう。
疲れた身体と汗は草山温泉・観音湯で洗い流す。ヤレヤレ

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