平成18年5月28日 安土城址から繖山(きぬがさやま) 433m

 予報では朝のうち雨のち曇り。傘を差してでも登れそうな繖山にする。
国道8号から西生来交差点を左折して県道201号に。安土城址を通り過ぎてから信号のないT字路を右折してJRのガードを潜ると安土城考古博物館は直ぐだった。

8:00安土城考古博物館〓28百々橋(どどばし)口道(入山禁止)〓35大手門跡〓9:08天守跡〓36繖山登山口(北腰越)〓10:29〜35繖山〓10:55〜11:05観音正寺〓11:25〜12:15繖山〓12:50地獄越〓13:08深谷不動明王〓17やわらぎの郷公園〓13:35安土城考古博物館

【安土城考古博物館〜安土城址】


繖山と安土城考古博物館のお花畑。

入山禁止だった百々橋口道。

大手門跡。

羽柴秀吉、苑O田利家邸跡。

石段の石材になっていた石仏。

黒金門跡付近。

天主台跡。

 繖山麓にある安土城考古博物館の無料駐車場(130台可)からサイクリングロードを歩き安土城址へ。
途中、車道に出る手前の石柱に『○○西国三十三箇所』と刻まれた参道の入口。ここは繖山登山口でもあるが先に安土城址へ。
車道横のサイクリングロードを歩き安土城駐車場(4月1日から昨日まで500円・9時半より営業)に着く。
駐車場前(無料パンフがあったので戴く)の大手道は下城に利用することにして500m先の百々橋口道へ。
百々橋に着くと大石に刻まれた『安土城址』と急な石段があったので、上りかけると入山禁止の立て札がある。地元の方に聞くと山主が柵をして3ヶ月ほど前から入山できなくなったとか。仕方なく引き返し大手道を往復することにする。
 

 大手門跡には『秋より入山料を戴きます』と(秋以降に百々橋口道も歩けるのかも)。大手門跡には右に前田利家、左に羽柴秀吉邸跡があり歴史を感じる。
石段には石材にされた石仏が七体ほどあったが織田信長が神仏を尊ばなかったからか。流石に私には踏むことはできないが、昔は踏んで登下城していたのだろうかと。諸将が登下城した光景を想像しながら天主台址まで登る。百々橋口道から歩かなかったので、重要文化財の『そう見寺三重塔・仁王門』を観損なってしまう。

【繖山〜観音正寺〜繖山】


石柱。
参道だが繖山登山口でもある。

丸太の階段が続く。

点在する石仏。

手前から、安土山・西の湖・長命寺山。

タニウツギ

繖山頂上にて。

 繖山登山口まで戻り、稜線の参道を登る。地中にはトンネルがあり、トンネルを抜けた列車の音が聞こえてくる。
石仏が点在する丸太の階段が続く。雑木林からタニウツギ・ツツジが咲く明るい稜線になる(帰宅後に分かったのだが平成13年に起こった山火事で山林が失われた)
背後(西)に田園風景が広がり安土山・西の湖が見えてくる。鉄塔下には近江風土記の丘へ下る道、上部では桑実寺への参道と分かれて繖山への登山道になる。
岩が露出するようになると左に地獄越の鞍部から北へ伸びる縦走道が見える。南には霞んでいるが何とか近江富士が見えている。更に急になった丸太の階段を登ると繖山に着く。

 繖山頂上の樹間からは、まあまあの展望が見られたが霞んでいて鈴鹿山地の一部だけ薄っすらと分かる程度。
さて、ここから何処に下るか迷う。北への縦走は、見るからに遠く感じ、帰りの車道歩きも辛そうだ。先ずは観音正寺を往復することにする。


観音寺城址の石垣。

観音正寺への急坂を下る。

平成5年に焼失。新しく建立した観音正寺本堂。

再び繖山頂上に戻り食事。 霞む三上山(近江富士)。

 道標に従い下る。分岐では右へ下ると観音寺城跡石垣が現れ、急な下りになる。「折角登ったのに」と思いながら下ると桑実寺からの道と合流して左折すると観音正寺に着く。
 繖山に戻り木陰で食事をする。山頂を通りぬける風が気持ちよい。
朝の鉄塔まで戻り近江風土記の丘へ下ろうと思っていたが、食事をして元気がでたので、少し遠回りだが地獄越まで下り戻ることにする

【地獄越〜安土城考古博物館】


鈴鹿の御池岳方面だが霞む。

丸太の階段が地獄越へと続く見晴らしの良い尾根。

安土山・西の湖方面.。

地獄越のお地蔵さま。

北腰越のサイクリング道。

 頂上から観音正寺へ5mほど下り左折すると丸太の階段になる(山頂には南須田に下る道がある)。持参の地図では針葉樹になっているコースだが、直ぐに見晴らしの良い尾根道になり、丸太の階段が地獄越へと伸びているのがわかる。
霞みがなければ、右に鈴鹿山地。左に琵琶湖、そして比良山地の大パノラマを見ながらの尾根歩きなのだが。
尾根には針葉樹ではなく幼木のモミジが植樹されていて花粉症の私には嬉しいことだ。そして成長すれば秋の紅葉、落葉後の展望も楽しめそうである。(事前に山火事によって見晴らしが良くなっているのを知っていれば展望目的で天気の良い日に登っていただろう)
 五差路になった地獄越に着くとお地蔵さんが迎えてくれる。一番左の道を下ると貯水槽らしき大きな設備に出てくる。左にも道があったが直進するとアスファルト道になったので、引き返して左の道を行くと深谷不動明王に出てくる。須田不動の滝はこの当りかと思い探すが見つからず。諦めて参道を下ると、やわらぎの郷公園に出て来る。
車道に出てサイクリングコースを歩き北腰越をすると直ぐに朝の繖山登山口に戻ってくる。

【花】

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