平成18年3月19日 六甲・横尾山(312m)から須磨アルプス
コースはイメージです。正確ではありません。
日曜日は週間天気予報では、連日雨マークで山行を諦めていた。やっと前日の夕方になって近畿地方の中・南部では曇りのち晴れに変るが天気の回復は遅そうだ。低山だったら大丈夫だろうと今回の山に決める。
夜中には止んでいた雨だったが、6:30に自宅を出ると直ぐに雨が降り出すが雨雲は切れだしていた。
京阪・徒歩・阪急・山陽電鉄に乗り換えて須磨浦公園駅に着く。
8:48須磨浦公園駅〓9:25〜33旗振(はたふり)山253m〓45鉄拐(てっかい)山234m〓10:0〜05おらが茶屋展望台〓10:31栂尾(とがお)山274m〓10:45〜11:12横尾山(食事)〓須磨アルプス〓11:43〜50東山〓12:07横尾団地(10分ほど迷う)〓35横尾山・板宿の分岐〓42禅昌寺分岐〓13:00板宿(いたやど)八幡宮神社〓13:15山陽電鉄板宿駅
【須磨浦公園駅⇒旗振山】
山陽電鉄・須磨浦公園駅 |
淡路島 |
鉢伏山上駅展望台より 雲がかかる六甲山 神戸市街地 須磨海岸 |
旗振山の茶屋。常連登山者が談笑していた。 |
旗振山より明石方面 |
駅前なのにコンビニがなかった。今日の昼食は持参のカップヌードルと非常食用の黒糖パンだけになってしまう。
ロープウェイは未だ動いていなかった。須磨浦公園駅から六甲全山縦走路起点である西の遊歩道へ。登り始めのためか、きつく感じながら登ると明石大橋が見え出したので撮影がてら休憩。こんなペースでは全山縦走は以ての外である。下からは須磨海岸との狭い場所を国道2号線とJR・山陽電鉄、上空からは先月開港したばかりの神戸空港に着陸する飛行機とで賑やかな騒音だ。
ロープウェイ鉢伏山上駅展望台で大阪湾から明石海峡への展望を楽しむ。残念ながら六甲最高峰はガスがかかっていた。鉢伏山には寄らずに、右からまいて登ると電波塔がある旗振山に着く。
旗振山は大坂から備前の米相場の中継点であったらしいが現在は電波の中継点になっている。通り過ぎるつもりでいたが、旗振茶屋で談笑していた常連ハイカーに「もう直ぐ飛行機が着陸するから」と言われて、着陸するまで付合わされる。ここに長時間いたら視力がよくなりそうだ。
【旗振山⇒横尾山】
北西の風が冷たい。 |
鉄拐山頂上 |
おらが茶屋へ。横尾山・栂尾山望む。 |
おらが茶屋展望台より。 鉄拐山・旗振山方面 明石大橋望む |
おらが茶屋展望台より。 高倉台団地と栂尾山と横尾山 六甲山遠望 |
高倉台団地内を歩く。 |
栂尾山への長い階段 |
栂尾山頂上 |
栂尾山展望台より。 眼下に高倉台団地、 おらが茶屋の白い建物・旗振山、淡路島望む |
横尾山頂上 |
横尾山頂上からは東方面のみ |
横尾山から下ると須磨アルプスの始まり |
ハイキング道は枝分かれしているが道標に従いしっかりした道を選ぶ。そう云えば前後して歩いていた会話に忙しかった女性2人もいつの間にか見かけなくなっていた。
樹林に囲まれた鉄拐山を過ぎると、おらが茶屋があり屋上には展望台があった。強風のお陰で、360度の展望を楽しむことができた。北には、これから登る栂尾山・横尾山が見えているが鞍部には高倉団地があり、海と共存した大都会神戸にある山だと感じさせる。
おらが茶屋から高倉台団地へ下る。昔は高倉山があったのだが『81’ポートピア博』でポートアイランドの埋め立て用で削られ、跡地に高倉団地が造成されたとか。
4ツの陸橋を渡りカラー舗装の道を歩き団地内を通り過ぎ、一直線の長い階段を上がり栂尾山へ。
栂尾山にも展望台があった。展望台からは歩いてきたコース、明石大橋・播州方面の展望がよかった。
おらが茶屋から栂尾山まで樹林の少ないコースで山中を歩いている雰囲気ではなかったが、栂尾山から山道らしくなり横尾山に着く。
東方面の海が見えた横尾山。風も穏やかだったのでここで昼食にする(展望のよい東山で昼食にすればよかったと後悔する)。
【横尾山⇒板宿駅】
須磨アルプス 東山 神戸市街地 |
ルンルン |
東山へ |
横尾住宅地と高取山 |
名勝「馬ノ背」を歩く |
東山からの横尾山と須磨アルプス |
東山にて |
東山から神戸市街地 |
間違って横尾住宅地へ下山。 |
ココ何処?横尾住宅地内をさ迷う。 道路右に横尾道があった。 |
絵地図を見て板宿へ。 右から降りてくる。直進すると横尾道 |
鉄塔下からの神戸市街地 |
板宿八幡神社。 撮影地点の左に登山口 |
横尾山から下山すると待望の須磨アルプスの岩稜地帯になる。横風を受けて帽子が飛ばされないように、『馬ノ背』と云われる痩せ岩稜ではバランスを崩さないようにして通り過ぎ、東山へと登る。
東山から振り返ると岩稜地帯の全景と大阪湾が一望できる360度の展望が眺められた。
東山から六甲縦走道・妙法寺の北方向に間違って下山してしまい(板宿八幡神社へ下る計画だった)、横尾住宅地に出て来る。下山したところに絵地図があり横尾道から板宿へ下れることが分かる。
横尾道を歩き、道標に従い右折して小川を渡り220段の石段を登ると左に鉄塔が現れる。少し先のピークに横尾山・板宿の分岐があり左折して軌道修正完了。少し下ると鉄塔下からは神戸市街地と海が見え、禅昌寺分岐で右へ、次の鉄塔下が勝福寺分岐で左へ。道標に従い下ると板宿八幡宮神社の境内に出て来る。参道を下り、民家の間の狭い道を抜けて妙法寺川沿いに下って板宿駅に着く。
低山ながら海からの山登り。幾つもの山を縦走するので、歩き応えがあった。空気の澄んだ冬季がベスト登山だと思われる。