平成17年11月20日 A伯母子岳1344m A赤谷峰1336m 


A護摩壇(ごまだん)1372m 耳取(みみとり)1382m(和歌山県最高峰)

 行楽地は紅葉シーズン、渋滞を避けて電車で京都の山を歩く予定でいたが、「近畿南部は天気がいいよ」と細君に言われて渋々予定を変更。二百名山の伯母子岳と三百名山の護摩壇山へ行くことにする。
高野町から無料になった高野竜神スカイラインを走り、護摩壇山バス停の手前数百mより左折して南千丈林道へ。
舗装された見通しのよい林道を約7km走ると遊歩道入口(標高1230m)に着き、路肩の駐車スペースに停める。
 カメラを忘れてきたのに気付く。常にリュックに入れてある予備のカメラと容量の少ないメモリーはあるが電池がない。ヘッドライトの電池で試すが冷え込んでいるためバッテリー不足の標示が出る。
車中泊まりの四国の家族(小1年女児と両親)と埼玉県の夫婦に尋ねて、夫婦から予備の電池を分けてもらう。
埼玉の夫婦は三百名山に挑戦中だとか、四国の家族も全国の山を登られているようである。私達には羨ましい限りである。懐に入れたカメラをカイロで暖めながら出発する。

4:35枚方〓137km〓7:48遊歩道入口〓深タワ9:00〓9:17〜27伯母子岳〓39伯母子峠〓10:13〜45赤谷峰〓11:22伯母子峠〓11:37大股分岐〓13:10遊歩道入口


【伯母子岳へ】


遊歩道入口

伯母子岳望む



牛首の峰と大峰山脈

伯母子岳

伯母子岳へ。最後の登り

 遊歩道入口よりブナ・モミ・ツガ等原生林のアップダウンを繰り返しながら霜で白くなった落ち葉の稜線を歩く。口千丈山を過ぎるとカヤトの稜線から牛首ノ峰が間近に迫ってくる。更に遠く背後には大峰山脈が見える。牛首ノ峰は山頂を踏まずに左の山腹を巻いて深タワに着く。
深タワで遊歩道と分かれて細い山道を登ると伯母子岳山頂である。 
 
【伯母子岳山頂にて】


伯母子岳山頂にて
埼玉県の夫婦、奥さんは登山歴40年で海外の山にも

歩いてきた稜線
中央奥・耳取山と右にスカイタワー


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 伯母子岳山頂から360度の展望は素晴らしく、奥高野の山々が波のように連なり、大峰の山々は勿論、白く輝く熊野灘まで望むことができた。


【赤谷峰へ】


伯母子峠

落ち葉を踏み赤谷峰へ。

赤谷峰に到着
1;伯母子岳 2;耳取山 3;ごまさんスカイタワー 4;夏虫山

時間も早いので、今回も赤谷峰に登ることにする。山頂を直進して下ると山小屋のある伯母子峠(熊野古道小辺路(こへち))に着く。峠から林道を100mほど歩き、背丈ほどのササが茂る右の稜線に踏み跡を探して取り付く(標示なし)が、直ぐにササは無くなる。
明るい林内、落ち葉の絨毯が「サクサク」と気持ちがよい。以前数ヶ所あったササ薮もなくなっていた。
踏み跡がほとんど無い尾根。細君は前回(大股から)間違った北への尾根へ入りそうになるが、制止して右に登ると視界が広がり赤谷峰頂上に着く。
 二等三角点の赤谷峰頂上からの展望はよいが、樹木が成長して大峰方面が見づらくなっていた。風を避けて南斜面で展望を楽しみながら力うどんを食す

【下山】


大股分岐

深タワ

カヤトの稜線

 下山。伯母子峠まで戻り伯母子岳には登らず、山腹の遊歩道を歩いて深タワに戻ったが、山頂経由で深タワに戻る方が早いように思えた。
 途中でデジカメのバッテリーとメモリーとも不足するが、何とか記録を残すことができ遊歩道入口に戻ってくる。
駐車場所で、赤谷山を諦めて夏虫山に登った名古屋の男性と暫く会話してから電池を車の暖房で暖めながら護摩壇山へ移動する。今日は遠方からの登山者との出会い日だった。

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平成11年9月26日 大股より伯母子岳1344m 赤谷峰1336m 曇り バイク125km

大股 桧峠
伯母子岳より南方面の山並み 赤谷峰。八経ヶ岳・釈迦岳へと
大峰山脈が連なる。
赤谷峰への稜線。 赤谷峰より伯母子岳。右奥に護摩壇山 赤谷峰より大峰山脈。

自宅〓6:50高野山奥の院(トイレ休憩)〓7:40〜8:00大股〓8:43萱小屋跡(倒壊)〓9:36〜55桧峠、夏虫山分岐〓10:15四つ辻〓32〜44伯母子岳頂上〓57伯母子峠〓11:35〜12:20赤谷峰〓13:10伯母子峠〓30〜41伯母子岳頂上〓14:15桧峠〓15:27大股   19:38枚方 

 有料の高野竜神スカイラインを走らずに県道を走る。『ホテルのせ川』の標識を目標に走ると道路は右にカーブ、正面の橋に大股の文字が目に入ってくる。車だと手前100mの所に5台ほどのスペースある(橋を渡り直ぐに右折川沿いに走ると集落外れの川原に数十台駐車可)。橋を渡ると『子辺路、伯母子岳』とコンクリートの側壁に書いてある。集落の急坂を登り、お墓を過ぎると植林の地道になる。やがて道は狭くなり岩が露見した少し緊張する箇所を過ぎると工事中の巾2mほどの道になる。林道で登山道が分断されていると思って心配になる。3分ほどで萱小屋跡に着くが倒壊しているので「萱小屋跡かな?」と不安に。(帰り工事人がいたので尋ねると大股まで遊歩道を造っていると)
 自然林の平坦な所で桧峠と夏虫山分岐に着くが本の写真と全く違う登山道なので不安になるが、方向は正しい。
桧峠から少し登り、下りになると前方に伯母子岳、左に赤谷山がガスもなく初めて見えた。遊歩道整備のため道端は荒らされて期待していた花を観ることができなかった。
 四つ辻に着く。左・山小屋、右・護摩壇山(15km)、直進して伯母子岳へ。やっと山道らしい急坂を登る。
急に視界が開け大峰山脈が目に入ってくると伯母子岳頂上に着く。360度の展望だ。紀伊半島のど真ん中にいる感じだ。
 赤谷峰まで行くことにする。伯母子岳頂上より東に下山、左にカーブすると急な下り坂になる。下った所が伯母子峠で山小屋があり、左は帰り道の四つ辻に出る遊歩道。
 伯母子峠からは泉南から来た男性と一緒に登る。踏み跡の薄い尾根道を登ると背丈以上のササが現われるが直ぐに通り過ぎる。またササが現われるが通り過ぎると広い尾根にでる。先に歩いていた男性がルートを探している。赤谷峰直下だと思い右前方を捜すと赤いテープがあった。直ぐにカヤトの茂る明るい斜面になり、下草を踏んで登ると二等三角点のある赤谷峰頂上に着く。
 展望は伯母子岳より良い(ここからは伯母子岳が見えるから)。東に大峰の主峰、八経ヶ岳・釈迦岳、南に果無山脈、西に伯母子岳・夏虫山・遠方に護摩壇山、南に高野山の山々と薄っすらと金剛山が望まれた。男性と山談義しながら食事をする。
 赤谷峰より男性と一緒に下りる。往路を戻れば良いのだが広い尾根で間違って北尾根に入ってしまう。樹木越しに夏虫山が左に見えて間違いに気付く。広い尾根に戻りコンパスで方向を確かめている間に往路で迷った男性が地形を覚えていて、ルートが分かる。あとは支尾根もなく伯母子峠に着く。男性とはここで別れ、伯母子岳頂上での記念写真を忘れたので再度登ってから往路を戻る。

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