平成17年8月7日 A剣山(つるぎさん)1,955m 一ノ森1879m A次郎(じろう)(ぎゅう)1929m


黒〓平成12年7月   青〓平成17年8月

 前夜10時を過ぎても大山か大台ケ原のどちらに登ろうかと思案する。二山とも特に登りたいわけでもなく、余計に悩んでしまう。その時、キレンゲショウマを思い出し急きょ四国の剣山に決まる。
 行き先が決まれば計画。計画というよりも前回見ていないキレンゲショウマ・御神水と一ノ森の3箇所を周る目的で、時間が許せば次郎笈まで足を伸ばそうと思う。
何時ものことだが、遊びとなると眠れないので深夜に出発する。

2:20枚方〓260km〓6:30見ノ越(駐車場)〓7:22リフト西島駅〓7:35刀掛ノ松〓8:00古剣神社〓38一ノ森鞍部(殉難碑)〓8:55〜9:10一ノ森〓10:05剣山〓10:50〜11:25次郎笈〓12:35大剣神社(名水100選)〓12:53リフト西島駅〓遊歩道〓13:30見ノ越  18:30枚方


【見ノ越〜刀掛の松】


国道438号からの剣山と次郎笈

見ノ越にて。7時営業のリフトを待つハイカー達。
往復1800円

剣神社参道を上がり登山口へ

西島神社の大岩と三嶺望む

刀掛の松にて

一部は平成12年7月9日の記録を引用

 気温は20度を切っている。リフト前の見ノ越駐車場から国道を少し下り、剣神社石段を上り、本殿右より自然林に入る。リフト下のトンネルを抜けると分岐。右、遊歩道(下山時利用する。10分ほど余計に時間がかかるが、原生林が素晴らしい山腹道のお奨めコース)だが、左の登山道を登る。
大岩に祠のある西島神社に着くと、右から遊歩道(帰り道)と合流する頃にはシコクフウロやタカネオトギリが咲くようになる。少し先の西島駅を過ぎると分岐。右、大剣神社(帰り道)だが、左の尾根道を登ると小さな祠と地蔵さんがある刀掛の松に着く。

【行者道〜一ノ森へ】


行者道に咲いていたキレンゲショウマに感激する。

古剣神社?

行者道と分かれ一ノ森へ

静かな雰囲気の林内を歩く

一ノ森鞍部より

一ノ森鞍部より      次郎笈  中央;二ノ森  燕蒼ケ438

三角点     中央;一ノ森ヒュッテ  沿黹m森山頂

一ノ森山頂より  次郎笈    剣山

一ノ森三角点より  次郎笈  三嶺(中央奥)  剣山

一ノ森頂上より西方面の山並

 刀掛の松で左折して行者道を下る。剣山を代表するキレンゲショウマが林内のガレ場に咲いていた。しっかりと目に焼き付けてから更に下り、古剣神社を通り一ノ森へ。
ウラジロモミ・ブナの静かな雰囲気の自然林を歩くと展望が開け一ノ森鞍部の草原に出てくる。
 殉難碑のある一ノ森鞍部からササ原の一ノ森への登りになる。一ノ森ヒュッテ前のお花を観て5〜6分で素晴らしい360度の山並みが望める一ノ森頂上に着くが剣山・次郎笈とその遠方に三嶺しか山名が分からない。200mほど離れた三角点にも寄り更に展望を楽しむ。

【一ノ森〜剣山へ】


二ノ森のシラベ保護林

三ノ森へ。   次郎笈

三ノ森のダケカンバ林

三ノ森付近より。 次郎笈と剣山

剱山本宮宝蔵神社

 一ノ森鞍部まで戻り、シラベ保護林の二ノ森を越し、ダケカンバが自生する三ノ森を越すと平家の馬場と呼ばれる山上の広い草原に出て、木道からシコクフウロやタカネオトギリ等を観察する。
剱山本宮宝蔵神社に参拝後、再び木道を歩き剣山頂上へ。

 剣山頂上で記念撮影して、直ぐに次郎笈へ下山する。

『平家の馬場』と云われる広い山上の草原

剣山頂上より次郎笈

【次郎笈へ】


次郎笈まで行くことになり、早々と剣山から下山してしまった細君
次郎笈峠より次郎笈への登りと剣山からの下り

次郎笈頂上より三嶺を望む

 木陰はないが、前回よりも気温が低いので助かる。二度見展望分岐(西島駅への近道で帰り利用)を過ぎ、鞍部から少し登ると次郎笈峠に着く。標示には『三嶺へ14km』と(帰り、ここに出てくる)。
峠を過ぎると今回で一番辛く感じた登りになるが、山頂でのビールを楽しみに我慢して登る。
  次郎笈山頂に着く。ここから見る剣山は威風堂々として、剣山系の主峰に相応しい素晴らしい展望が広がる。
登っている時から気になっていたのだが前回とは大違いで山頂のハイカーが少ない?が

 周りに蚊取り線香と電池式ベープ2個で虫対策をしたのに食事するとアブの大群に囲まれてしまう。タオルで叩き脳しんとうのアブは数十匹、それでも身体の何処かに停まり汗を吸っている。とうとう私は我慢できずに頂上をウロウロ歩きながら食事をする。ハエと羽ありの大群以来の経験である。次郎笈といえばアブで思い出す山になりそうだがアブの撮影を忘れてしまう。

【下山、見ノ越へ】


次郎笈の山斜面を歩きj次郎笈峠へ

二度見展望分岐で左折してわき道を歩く。

大剣神社のお塔石

御神水

大剣神社にて

 ジロウ笈より下山すると、直ぐに三嶺分岐があり左折。大岩を過ぎると分岐があり次郎笈峠への山腹を歩く。途中の水場で水を含むと冷たくて美味しかった。
  二度見展望分岐で剣山頂上には登らずに左折して山腹の道を歩く。二度見展望台には登らず進むと大剣神社の大岩(お塔石)が迫ってくる。
お塔石下から湧き出す御神水(名水百選)を戴き、大剣神社に参拝して、西島駅への道を下る。そして西島神社まで戻り左折、遊歩道を歩き見ノ越駐車場に戻る。

 全ての目的を達成でき、展望と夏場にしては涼しい気温に恵まれて楽しい山行だった。


剣山の花


キレンゲショウマ

キレンゲショウマ

キレンゲショウマ

ニッコウキスゲ

ギンバイソウ

カニコウモリ

ツクシコゴメグサ

アキノタムラソウ

マルバダケブキ

ズダヤクシュ

タカネオトギリ

シコクフウロ

クガイソウ

キツリフネ

ソバナ

イブキトラノオ

シュロソウ

ヨメナ

キオン

キオン

トゲアザミ

イワアカバナ

イワアカバナ

トップ

平成12年7月9日 剣山(つるぎさん)1955m・次郎(じろう)(ぎゅう)1925m晴れ

西島神社 刀掛の松にて 剣山頂上へ    ジロウ笈
剣山頂上よりジロウ笈望む 剣山望む 三嶺望む

 前日夕方、近所の山愛好家と話していて剣山の話になり、急に登りたくなる。
4:25出発、しかし吹田IC手前で靴を積み忘れているのに気付き戻る。
  鳴門IC(6:57)から県11を南下、徳島道を利用し、美馬IC(7:42)で降りR448を走ると(約50km)山深い『見ノ越駐車場』に着く。

5:25自宅〓8:45〜9:00見ノ越駐車場〓33リフト西島駅〓44刀掛の松〓10:03〜10剣山頂上〓55ジロウ笈峠(三嶺分岐)直進〓11:00〜12:00次郎笈〓03三嶺分岐、左折〓23次郎笈峠〓12:55〜13:05剣山〓行場35分間〓14:05西島神社〓遊歩道〓14:30リフト下〓14:40駐車場

 到着が遅くなって心配したがリフト前の見ノ越駐車場(無料)に入れることが出来る。車道を少し戻り、剣神社石段を上がり本堂右より自然林の登山道を歩く。
リフト下のトンネルを抜けると分岐。右、遊歩道(下山時利用する。10分ほど余計に時間がかかるが、原生林が素晴らしい山腹道のお奨めコース)だが、左の登山道を登る。

 大岩に祠のある西島神社に着くと、右から遊歩道(帰り道)と合流する。少し先の西島駅を過ぎると分岐。右、大剣神社だが、左の尾根道を登ると刀掛の松に着く。ここには小さな祠と地蔵さんがあり、左、行場への道(帰りここに出てくる)・右、大剣神社への道があるが直進して尾根道を登ると、行場分岐(帰り、ここから行場へ)、そして大剣神社からの道と合流する。
 久しぶりの高い山。空気が少し薄く感じられ、心臓の動悸が分り呼吸も激しくなるが直ぐに剣山本宮宝蔵神社に着く。休憩すると涼しいそよ風で(19℃)で汗が引く。
  本宮横より木道を歩いて剣山頂上へ。咲きかけのシコクフウロ・アザミが咲いていた。剣山頂上からの展望は360度の大パノラマ。深い谷、山容の美しい山々が見渡せる。中でも西方向に見える200名山の三嶺みうねが美しい。何時か登って見たい山だ。南に目を移せば一面のササ原が続き、ジロウ笈が目前に。剣山の山容を見るためにジロウ笈へ。

木陰はないが、雲の陰が時々流れてくるので助かる。二度見展望分岐(西島駅への近道)を過ぎ、鞍部から少し登ると次郎笈峠に着く。標示には『三嶺へ14km』と(帰り、ここに出てくる)。
  次郎笈に着く。ここから見る剣山は威風堂々として、剣山系の主峰に相応しい。ハイカーが多いので少し南に下った岩場で展望を見ながら食事にする。
  ジロウ笈より下山すると、直ぐに三嶺分岐があり左折。大岩を過ぎると分岐がありジロウ笈峠への山腹を歩く。途中に水場があり、付近にはまだ蕾だがメタカラコウ・クガイソウが自生していた。
  剣山に戻り、「7月末でないと」と宮司に言われたが行者場のキレンゲショウマを見に谷へ降りて行く。急な山道だが危険な所もない。途中、『右、クサリ』とあったので左へ迂回して降りるが残念ながら咲いていない。沢を渡り登り返すと刀掛の松に出てくる。
  西島神社まで戻り左折、遊歩道を歩き見ノ越駐車場に戻る。 

R439を7km下り(15分)、かずら橋を見学(1人500円)。ワイヤーロープの吊り橋にかずらを巻き付けてある橋。期待はずれの橋だった。

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