平成17年7月10日 D八経ヶ岳 1915m 曇り時々雨
梅雨時に咲くオオヤマレンゲ(3回目)を目的に登ることにする。今回も時々小雨が降る中での山行。 4:20枚方〓国道169号から国道309号を走る。トンネル西口には小型バス2台と併せて既に10台ほど駐車していた。 |
|
7:05トンネル西口登山口〓7:58〜8:08奥駈道出合〓9:06聖宝ノ宿跡(理源大師像)〓10:00〜42弥山小屋(食事)〓(オオヤマレンゲ観察)〓11:27八経ヶ岳〓12:05弥山小屋〓12:49聖宝ノ宿跡〓13:58トンネル西口分岐〓14:42トンネル西口 |
【トンネル西口⇒奥駈道】
ブナ・ヒメシャラとシャクナゲの茂る急坂な支尾根を登る。雨具と湿度のためか非常に辛い登りを奥駈道まで我慢して登る。
トンネル西口の登山口 |
沢を渡ると急な坂。 |
ブナ・ヒメシャラの原生林 |
【奥駈道出合⇔弥山】
奥駈道出合でリュックを下ろして休憩していると山ねずみさんが登ってくる。元気に私達を追い越していった。余分な肉がないスリムな身体を羨ましく感じる。
聖宝ノ宿跡までの区間にショウキランが咲いていると聞いていたが見つけることができなかった。
下山時、6年連続でオオヤマレンゲを観に来ている男性に数箇所を教えてもらいショウキランを観ることができた。
聖宝ノ宿跡を過ぎると再び急坂が続く。ガレ石の登山道に木階段が設けられていて雨の下山時には助かった。
奥駈道出合で一服するハイカー |
苔の森 |
聖宝ノ宿跡の理源大師像。触れると雨になるとか? |
バイケイソウが咲く奥駈道 |
弥山小屋前にて。トウヒ | 下山時撮影 |
【弥山⇔八経ヶ岳】
小雨が降る弥山で食事をしながら天候の回復を待つが身体が冷えてしまう。
吊尾根を下り八経ヶ岳へ。登りになると鹿防護ネット内に入り、お目当てのオオヤマレンゲを観察する。
昔は2m以上の大木だけだったオオヤマレンゲ。そして樹皮は鹿に食べられていて危機的状態だったが鹿防護ネットのお陰で幼木も育ち多くの花を付けていた。
この区間は30分ほどで山頂に着くのだが観察に時間を費やす。
小雨・風とガスの八経ヶ岳では、誰もが直ぐに下山していく。私達も記念撮影、「あれぇ〜錫杖がない?」昨年の秋にはあったのだが。大峰には錫杖が似合うのだが残念だ。
立枯れのトウヒ |
防護ネット内へ |
勾配を利用した自動ドアだった。 |
オオヤマレンゲ群生地 |
八経ヶ岳山頂 |
【奥駈道出合⇒トンネル西口】
ショウキランの場所を教えてもらった男性と下山する。今回の下山道は10年前、初めての登山で間違った登山道で、知らないままに奥駈道に合流していた。下山道の分岐が何処にあったのか分からず気になっていた。
奥駈道と分かれてトンネル西口へ数分下ると黄色板に書かれた道標がある。付近には赤いテープが2ツあった。ここが分岐だが雨の為か踏み跡は薄かった。
右折、山斜面のつづら坂を15分ほど下ると谷に下りてくる。
左岸の山道を下る。急な下りはつづら坂になっていてヒザに負担をかけることがない。
涸れ谷であったが、梅雨時であるため美しい渓谷と滝を見られてラッキーだった。山道が緩やかになると朝の橋が見えてくる。下りが苦手な私達には嬉しい下山道だった。
つづら坂を下り沢へ |
沢の左岸を下る。 梅雨時で迫力があった滝⇒ |
10年前に登った山道。薄っすらと記憶が残っていた。 |
朝の橋に戻ってくる。 |
花
オオヤマレンゲ |
ショウキラン |
バイケイソウ |
シギンカラマツ |
オオヤマレンゲ |
サワオトギリ |
ヤマブキショウマ |
ショウキラン |
サンカヨウとエンレイソウの実 |
ヒメゴヨウイチゴ |
ツチアケビの花と種 |