平成17年6月26日 南木曾岳(なぎそだけ) 1677m

 御嶽山・北アルプス・中央アルプスの展望を期待して南木曾岳に決める。霞んだ天候が続いているが今日は見えそうな予感が?

 前夜23:45枚方発〓京都南IC〓中央道・中津川IC〓国道19号〓国道256号を走り蘭(あららぎ)で『南木曽岳・南木曾キャンプ場の道標を見て左折する。道標に従い走ってキャンプ場を過ぎ、地道になって400m程で誰もいない南木曾岳駐車場に着くとおぼろ月夜が見えている。2:55着、259km。

6:25駐車場〓28自然探勝園入口〓6:53登山口〓7:06下山道分岐〓23金明水〓7:47上のクサリ場〓8:38南木曽岳〓8:40〜9:25南木曽岳大神前の見晴岩で食事〓9:36〜11:05女岩〓11:28摩利支天展望台分岐〓43〜48見晴台〓12:44登山口〓13:02〜10男滝・女滝〓13:22駐車場  17:10枚方



探勝園入口の避難小屋

林道を歩いて登山口に着く

 駐車場から100mほど林道を歩くと、自然探勝園入口で、ここにも駐車場があった。非難小屋にあった登山届ノートに記載して出発する。林道より近道とあったので自然探勝園内を歩く。

林道歩きになり、右に『金時の産湯池』が現れると左に登山口があった。


下山道分岐

時の洞窟を過ぎると谷沿いに登る

アスナロの大木

コウヤマキの原生林

コウヤマキとクサリ付きの急斜面

クサリ道  塩リ道

 
 登山口から13分程で下山道分岐に着く。下山道は急な下りらしい。私達は急な下りより登りの方がいいのだが。初めての山なので、素直に登山道から登ることにする。

金時の洞窟から岩がゴロゴロする谷沿いの道になるが、今年は雨が少ない為か水流はなかった。説明板があるが何処が『喉の滝』が分からず、涸れていた『金明水』を過ぎると、左の尾根に取付く。
杉・アスナロ・ツゲ等の原生林にササが覆う急な道だ。一段と急になったクサリ場ではコウヤマキの大木が群生するようになる。樹皮に触れるとふんわりしていた。
樹木越から見える下山道の稜線は霞んでいる。登行意欲も薄れて益々辛く感じなら登る。

 上のクサリ場に着くが、迷うことなく右の木道を選ぶ。足元の板はコウヤマキが使われているのだろうか、しっかりした木道だった。そしてベニサラサドウダン・サラサドウダンの花が群生する明るい稜線を登る。



カブト岩

南木曽岳頂上にて

南木曽岳大明神

カブト岩から15分ほどで南木曾岳に着くが、樹木に囲まれて展望が効かない。下山道を少し行くと南木曽岳大神の石碑がある。ここの見晴台の岩に登るが期待していた御嶽山の展望は霞んで全くで駄目だった。食事をして45分ほど待つが一度も好転せず。



女岩にて;細君はベンチで、私は手前の岩で寝て展望が良くなるのを待ったが・・。

女岩にて;中央に摺古木山が見えたが写らず。

展望は絵地図を見て想像する。

更にササ原の下山道を下り非難小屋を過ぎた女岩で時間の許す限り待機して、御嶽山・中央アルプスが見えるのを岩上で昼寝をして待つことにする。約1時間半待ったが、中央アルプスの摺古木山が霞んで何とか肉眼で見える程度だった。

下山


展望は諦めて下山する。

摩利支天大神の岩峰より。霞む恵那山。

諦め下山。鞍部から登り返し樹林に入ると摩利支天展望台分岐があったので直進。摩利支天大神の石碑奥にある岩峰に登ると南半分が開け、条件が良ければ恵那山が望めるだろうと。そして大きく落ち込んだ谷から切り立つ南木曽岳の険しさを実感する。


見晴台より。摩利支天大神の岩峰が見える

南木曽岳山頂を望む

深く落ち込む谷

大台ヶ原の大蛇ー以上だと思ったが。

分岐まで戻り右折すると急降下の始まりで、木梯子の連続である(クサリもあるが重たいクサリを握るとバランスが悪くなりそう)。
  見晴台があったので寄って岩上に立つと先ほどの摩利支天展望台が頭上に見え、険しい下山道であることが分かる。


木階段の連続

真下に落ちる感じだ。

コウヤマキと木階段

コウヤマキの大木

コウヤマキの自生する道になるが木梯子と丸太の架け橋は続く。長く感じた急降下だったが木梯子も少なくなると朝の登・下山道分岐に戻り登山口へ。
途中、探勝園内の男滝女滝を見てから駐車場に戻ってくる。

男滝 女滝

 花が少なく、展望が見られなくて凄く残念だったが、原生林に覆われた急峻の南木曾岳を知ることができた。下山道は段差が1mほどあると3段〜4段ほどの木梯子が設置されているためヒザに負担がかからずに下ることができた。


キバナノヤマオダマキ

ヨツバヒヨドリ

コアジサイ

ツルアジサイ

シロバナフウリンツツジ

サラサドウダン

ベニドウダン

ニバナツクバネウツギ

ガクアジサイ

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