テクテク堂満岳

平成17年5月1日 A堂満岳 1057m

『晴れ、昼過ぎから雨』の予報。山行は中止予定だったが、堂満岳だったら午前中で登れるだろうとシャクナゲとイワウチワを観に行くことにする。
 自宅を出発する頃は、ぼんやりと月が見えている。武奈ヶ岳まで登れるかもと期待するが、国道161号から見える比良山は雲に覆われていた。
早朝なので1時間程で着き、いつもの出合山荘手前にある空き地(8台ほど)に駐車する。(帰路が大変だ。渋滞に巻き込まれると4時間になることも。バイクがあった頃はよく登ったが。帰路は琵琶湖大橋〜栗東ICから京滋バイパスを走る)

4:40自宅〓60km〓5:58イン谷口バス停(出合山荘)〓堂満東稜道〓6:30ノタノホリ池 〓8:05〜35堂満岳(食事)〓9:28金糞峠〓正面谷下山〓11:11大山口分岐〓11:28イン谷口バス停(出合山荘) 13:40自宅



出合山荘より出発。←堂満岳・↑金糞峠・イン谷→

ノタノホリ

南方面の展望

新芽。谷を詰める。
比良山の堂満岳にて
咲いていたシャクナゲ

堂満東稜線にて

 イン谷口バス停(出合山荘)で左の正面谷に懸かる橋を渡り山道へ入るとイワカガミが咲いていた。途中で道標に従い右折すると別荘の敷地内に入り、右折して舗装された道を上がると堂満東稜道への山道になる。
ノタノホリ池まで35分ほどで着く。御世辞にも綺麗な池とは云えないが樹木に囲まれて神秘的な雰囲気を漂わせている。
 池の右から登ると稜線に出てガスがかかった堂満岳が見えてくる。そして南面が崩落した地点では、琵琶湖大橋方面が望まれるが、今回も蓬莱山は雲の中だった。
やがて芽吹きした樹木が美しい谷道から堂満岳の東稜線の登りになるとガスの中に入ってしまい、樹木に付いた滴が落ちて雨と変らない。「シャクナゲも咲いていなかったら・・。」と思うと足取りも重くなる。
「アッ、咲いている」。岩場混じりの急坂も辛さを感じなくなり30分ほどでシャクナゲの咲く堂満岳頂上に着く

山頂にて


山頂も咲いていた

コンビニ弁当とカップヌードルで食事

 シャクナゲとクロモジが咲く堂満岳頂上からは南方面が切り開かれているが展望は想像するだけ。何時降りだしてもおかしくない天気なので早いが食事をしてリュックを軽くする。

金糞峠へ


一面に咲いていたイワウチワ

道端のイワウチワ

 堂満岳山頂を直進して金糞峠へ。数箇所のガレに注意してシャクナゲ・イワウチワが多く咲く登山道を歩く。
 金糞峠に着く。ガスで展望の効かない武奈ヶ岳は諦める。ここには、立て看板があり『金糞峠〜大山口区間は落石・土砂崩れが多いので別ルートで下山して下さい』とある。北比良峠からダケ道か神璽谷を下ることにして歩くが、雨が降る前に下山する方が安全と考え、金糞峠に戻り最短コースの正面谷を下ることにする。

金糞峠から正面谷下山


静かな金糞峠だった

金糞峠にて。正面谷に下る

慎重に下る

崩落箇所を横切る

青ガレ

隠れ滝分岐にて

隠れ滝

 ガレ石の多いコースなので慎重に下ると初めて登山者と会う。その後も次々と30人ほどと出会う。武奈ヶ岳まで登ると聞くと「登ればよかったかな〜」と後悔。
土石流跡の谷を横切り、青ガレに降りてくると、やっとガスから抜け出す。正面谷の右岸を下ると崩落が多い為か、過去に歩いたコースと少し違っていた。
途中、『隠れ滝』の標示があったので、2分ほどの寄り道をすると滝前まで行かないと見えない隠れ滝があった。落差のある滝だった。
  大山口分岐を過ぎると小雨が降り出してくる。緩やかな広い道を小走りに下り出発点のイン谷口に戻ってくると本降りになっていた。


駐車地点より。出合山荘とガスの堂満岳


ツボスミレ

フモトスミレ

ナガバタチツボスミレ

ワカガミ

イワカガミ

シャクナゲ

イワウチワ

イワウチワ

キランソウ

イカリソウ

マムシグサ

ミズタガラシ

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平成9年5月4日 堂満岳1057m・A釈迦岳1061m 曇りのち晴れ 

ノタノホリ池 蓬莱駅方面 シャクナゲが咲く堂満山

ヤケ山より      堂満山   コヤマノ岳   武奈ヶ岳 大津ワンゲル道より

参考地図【比良山系】

予定では堂満岳〜武奈ヶ岳〜釈迦岳だったが寝過ごしてしまい武奈ヶ岳を諦める。今回は堂満岳のシャクナゲが目当ての山行。雨上がりで道路が濡れているR161を走る。イン谷口バス停手前にあるいつもの駐車場にバイクを置く。

6:00自宅〓7:30イン谷口・登〓堂満東稜道〓8:05ノタノホリ池〓10:03〜06堂満岳〓東レ新道〓10:45金糞峠〓25分間食事〓11:38北比良峠〓42八雲ヶ原〓12:03比良ロッジ〓30〜35カラ岳〓12:51釈迦岳〓大津ワンゲル道〓15:15着

 金糞峠までは平成17年5月1日を参照

シャクナゲ尾根道を通り北比良峠へ、途中、前山で食事をして北比良峠から八雲ヶ原そして比良ロッジと歩いたが残念ながら花を見つけることはできなかった。次郎坊を通りヤケ山に向かう頃になると陽が当たり暑くなってくる。
  関電の無線中継所アンテナのあるヤケ山からは、主峰の武奈ヶ岳そして主稜線の山並みが見渡せ背後には堂満岳が望めるようになり、ここには可愛らしいフデリンドウの花が開いていた。
 ヤケ山から下山、鞍部がリフト道分岐で登り返すと釈迦岳山頂に着く。展望は効かないがハイカーが多い山頂だ。
  釈迦岳から下山、リフト道を右に見て大津ワンゲル道を下ると道は険しくなりイチョウガレと呼ばれる難所を下る。しかしイワカガミが多く咲き、シャクナゲが満開で素晴らしい下山道になる。兼松山荘道と分れ、ひたすら下る。地図では所要時間は釈迦岳⇒イン谷出合いまで1時間25分だが2時間を過ぎても辿り着かない。少し不安になるがしっかりした道なので間違った箇所はない。やっと沢音が大きくなりイン谷に懸かる丸太橋を渡ると車道に出る(大津ワンゲル道の登山口はリフト乗り場手前の右手にある広い駐車場の途中にあった。)。釈迦岳から2時間半もかかり武奈ヶ岳に登らなくよかった。

 比良山では最高の花季節に登ったように思える。滋賀県の花『シャクナゲ』も見られて満足する。 


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