テクテク藤原岳

平成17年4月10日 E藤原岳の天狗岩 1171

早くから藤原岳のフクジュソウがインターネット情報で飛び交うが、観るなら天狗岩付近のフクジュソウが一番だと自負している我輩。今が身頃だと思い天候は下り坂だが登ることにする。

行き;国道306号の鞍掛峠と国道421号の石榑峠を通行できるか確認してないので国道307号から水口で国道1号を走り鈴鹿峠を越えて三重県に入り、国道306号を北へ走る。鈴鹿峠を越えると鈴鹿の山はガスがかかって、展望は望めそうにない天気だ。
以前は登山口周辺の駐車場所が少なかったが有料駐車場(300円)ができていた。142km

帰り;鞍掛トンネルから国道307号へ。名神・八日市IC〓淀IC利用。116km 16:25帰宅

4:20自宅〓7:00駐車場より出発〓12聖宝寺〓23一合目(水場)〓9:04八合目(大貝戸コース出合)〓9:53藤原山荘(非難小屋)〓10:37〜11:15天狗岩(食事)〓往路を戻る〓11:38藤原山荘〓12:07八合目〓13:33鳴谷の滝〓13:44駐車場


東京からの団体さんが到着

鳴谷神社・安全登山祈願
一合目の水場

 坂本谷は土石流の工事中で未だに入山禁止のため、聖宝寺コースを登ることにする。
西藤原小学校前からの藤原岳は八合目辺りからガスがかかっている。
鳴谷神社右の石段を上ると聖宝寺に着く。左に鳴谷滝がある(帰りに見学)が境内の石灰岩を配した庭園を観ながら左から裏山に登ると登山箱がある林道にでる。
  一合目の水場から山道に入るとつづら坂の急な登りになり二合目、三合目と高度を上げる。スギ林内に入るとミヤマカタバミが咲いているが花は閉じたままである。
六合目辺りから咲き終わった福寿草帯を過ぎると花を捜しながらの山歩きになるが、ここでも花は閉じていて悲しい思いで八合目(大貝戸コース出合)に着く。



八合目を過ぎるとフクジュソウが咲いていた。

藤原山荘にて

 ガスの八合目辺りから閉じたままだが可愛く咲くフクジュソウを観られるようになる。
八合目で緩やかになった登山道だが、再びつづら坂のキツイ登り。藤原山荘は近いのでひと頑張りする!

天狗岩へ
カレンフェルトの広々した尾根道

天狗岩にて

 藤原山荘(非難小屋)に着くがガスの藤原岳に登らずに天狗岩へ向かう。山荘の右から裏に回り広々したササ原の尾根道を歩くと群生していた。やっぱし開いたフクジュソウは最高だ!
群生があるごとに写真を撮る。セツブンソウも咲いていて喜ぶ。
今回初めての残雪箇所(2箇所)を通って天狗岩に着くが、残念ながらガスで全く見えない。北斜面の潅木内で南風を避けてフクジュソウを観ながら昼食。


賑やかな藤原山荘に戻ってくる。

新芽を食べる猿。
喧嘩をして崖を走り回っていた
鳴谷の滝

 下山、山荘に戻ると、東京・四国高松からと多くのハイカーがいた。さすが花の藤原岳である。
ガスのために樹木から雫が落ちて登山道は泥泥になって滑りやすくなっていた。途中で滑りズボンを汚す。これを見たハイカーは「残雪があるの?」と聞く。
  八合目で大貝戸へ下る予定でいたが、朝には閉じていた花が開いているかもと思い聖宝寺へ下る。しかし数グループのハイカーとすれ違い、譲り合いのマナーで気がつけば通り過ぎてしまっていたが多分閉じていただろう。
濡れた岩で、靴に石鹸をつけたようによく滑る。「大貝戸に下山すればよかったかな」と反省。
鳴谷の滝を見学してから駐車場に戻ってくる。


藤原岳のお花


ムラサキケマン

スズシロソウ

ユリワサビ

ボタンネコノメソウ?

ミヤマカタバミ

ハクサンハタザオ

ニリンソウ

タチツボスミレ

???

ヒロハノアマナ

ミスミソウ

セリバオウレン

フクジュソウ

セツブンソウ

ヒトリシズカ

オオバタネツケバナ

ダンコウバイ

シキミ

トップ

平成9年4月13日 A藤原岳1120m 修正日、平成13年11月・平成17年4月

土石流後と前の坂本谷入口 白船峠へ 鉄塔下より御池岳望む
フクジュソウ 天狗岩より藤原岳望む

フクジュソウを観察しに藤原岳へ。バイクでR307を走り多賀神社まで来ると道路情報掲示板には『R306大君ヶ畑以降工事通行止め。』ここまで来て戻れない。行ける所まで行ってみる。大君ヶ畑集落を過ぎると道路の中央にバリケードがあるが車が通行した痕跡があるので構わず入り鞍掛トンネルを抜けると道路中央にダンプ1台分の土砂が積まれている。御池岳に登ろうかと思ったが道路端ならバイクで通り抜けられそうなので細君を降ろして通り抜ける。途中工事区間があったが誰もいない。藤原町に下りてくると、ここにもバリケードがあった。御池岳に行こうとしている人に情報を教える(毎年、冬季は通行止になっているが平成17年4月10日は解除されていた)。

5:45自宅〓バイク135km〓8:10〜25坂本谷登山口駐車〓10:15四ツ辻〓40白船峠(白瀬峠)〓11:50〜12:15天狗岩・藤原岳分岐(食事)〓20天狗岩〓55藤原小屋〓13:07〜20藤原岳〓聖宝寺コース〓15:15長命水〓38坂本谷登山口着  19:00枚方

坂本谷登山口から登るヤマブキ・ミヤマカタバミ・ショウジョウバカマが咲き清流が流れる緑の多い坂本谷だった。(平成13年、坂本谷は土石流で埋まり、ガレ石が露出した伏流水になっていて花は咲いていない。平成15年7月では工事中で入山禁止なっていたが再び土石流がおきたようだ)
やがて石灰岩の伏流水となりゴロゴロと石が転がる登りになると樹林も美しくなる。残雪も現れるがフクジュソウは終わってバイケイソウの新芽が顔を出していた。フクジュソウを観ることなく谷から山腹道を歩くと白船峠に着く。

白船峠を左折、稜線を南へ行くとササ原の鉄塔に来る。ここからの眺めは良いが霞んでいる。天気が良ければ御嶽山、北アルプスまで見えるそうだ。ササの稜線から石灰岩が露出する樹林の登山道になると待望のフクジュソウが群生する稜線になる。

天狗岩分岐付近は特に群生しており言葉で言い表せないほどに感激、フクジュソウに囲まれて食事する。

天狗岩1165m)へ。南に突き出た岩場からの展望は良いが残念ながら霞んでいる。藤原岳より高いのだが低く感じる。
分岐まで戻り藤原山荘へ、フクジュソウを観察しながら広々した尾根歩きを楽しむ。

 ハイカーで賑わう藤原小屋に着く。
小屋の前から一旦南に下り登り返すが背丈以上にササが伸びている。狭い登山道ですれ違うのも大変だった(平成15年ではササは茂るが歩きやすかった)。

岩場の藤原岳山頂に着き、360度の展望を見ながらコーヒーを飲む。真の谷に落ち込んだ南側、視線を上げると残念ながら霞んでいて期待したほどの眺望を見ることができなかった。いつかは北アルプス、御嶽山を望みたいと思っている。

 下山。アワコバイモ・アマナ・イチリンソウ・キクザキイチゲ・カタクリ(全ての写真ピンボケ)を観察しながら大貝戸道・聖宝寺分岐がある八合目まで下る。
ここは踏み跡が多くて登山道を見失い易いが左折して(南)聖宝寺コースへ下る(平成15年ではロープが張ってあり分かりやすくなっていた)。

迷う個所もなく、こんなに登っていたかと思いながら下ると一合目(水場場)の林道終点に着く。林道を下ると集落に出てくる。


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