テクテク荒島岳  山行地図

★平成18年9月24日、勝原コースより。

★平成17年1月3日、勝原コースをシャクナゲ平まで登りました。

★平成13年10月14日、中出コースより(下記;黄葉と展望良し)。

平成18年9月24日 荒島岳 1523m

予報では秋晴れが期待できそうだ。焼岳か御嶽山を計画したのだが、花粉症か風邪なのか、体調がよくないので、奥越の経ヶ岳にするが「熊が出没しそう」と細君。結局、ブナの黄葉には早いが荒島岳になる。
 敦賀市に入ると雲が多くなる。カーラジオの予報では『曇り昼から晴れ』に変わってしまっている。しかし福井市内から見える大野方面は青空が広がっている。大野盆地に入ると上空は晴れていた。しかし小荒島岳は見えるが荒島岳には雲がかかっている。経ヶ岳・銀杏峰方面にも。

行き;3時に枚方を出発、京都南ICから京都東ICで降り(450円)、湖西バイパスを利用して敦賀へ。R476〓R365〓R8〓R158
帰り;下道を走りR365から木之本ICへ。長浜ICで降りて五百円支払い、再度北陸自動車道に。ETCの通勤割引(100km以内)を利用して枚方に帰る。

6:50勝原スキー場駐車場〓7:30登山口〓9:05〜15シャクナゲ平〓10:24〜12:30荒島岳頂上〓13:20〜25シャクナゲ平〓14:30登山口〓15:00駐車場

【シャクナゲ平へ】


勝原スキー場。すでに10台以上が駐車していた。
トイレと登山届ボックス。

ゲレンデ最上部のリフト上端に着く。

登山口。

 前回は雪山だから、辛いと思っていたがが、雪がなくても辛い登りだった。
気温は13℃前後なのだが、汗は噴出してシャツはびしょ濡れだ。途中で五分ほど休憩すると、今度は寒く感じる。
しかし、登山口からシャクナゲ平までの道のりは長く感じながらも、ブナ林は素晴らしく楽しませてくれた。
シャクナゲ平に着いたときは中出コースの方が楽に思えた。


ミヤマゼンコ

ヨツバシオガマ(終わりかけ)

カメバヒキオコシ

テンニンソウ

ミヤマアキノキリンソウ

オオカニコウモリ

クルマバハグマ

シロヨメナ

バアソブ

オヤマボクチ

ノリクラアザミ

ゴマナ

【シャクナゲ平から山頂へ】


シャクナゲ平にて。

もちが壁

ブナの大木

ダケカンバの林

カライトソウ

ハクサントリカブト

オヤマリンドウ

ハクサンフウロ

ガスがかかる山頂。

 慎重にゆっくりと上がるので、もちが壁の急坂が楽に感じる。とうとうガスの中に入ってしまい、気がつくとダケカンバの林になっていた。
もちが壁を登り切るとササ原に。前方に見えるはずの頂上にはガスがかかって見えない。急いで登る必要もない。

【荒島岳頂上にて】


一瞬ガスが切れたが・・。 今回は山頂の写真はこれのみです。

 好天を期待して居座ることにする。予備のTシャッツに着替え、ウィンドブレーカーと雨具の上着、そして背中にカイロを入れて、食事後は昼寝して待つことにする。
宴会・談笑をして待つグループが大勢いたが、上空に青空が見えることはあっても展望は無理で諦めて下山する。

【下山】


展望を諦めて下山。

もちが壁より小荒島岳を望む。


気持ち良かったバック歩き。
 こんなに登ったかと思うぐらい下るがブナ林に癒されて、疲れを余り感じなかった。

トップ

勝原コース

平成1713日 荒島岳 晴れ時々曇り  山行地図

誰もいないゲレンデ ブナ林 シャクナゲ平より荒島岳望む
シャクナゲ平より 慎重に下る

行き〓京都南IC〜京都東IC〜国道161〜国道8号を走る。 帰り〓福井ICから淀・久御山IC利用

 福井県は予想以上の積雪だった。取立山を予定していたがリフトを利用して登れば楽に登れ、トラバースもしっかりしているだろうと荒島岳に変える。

9:25勝原(かどはら)スキー場駐車場(無料)〓10:20登山口〓12:03〜55シャクナゲ平〓14:45駐車場着


 車が8台だけの勝原スキー場駐車場に着く。あっれ〜!ゲレンデには全くスキーヤーがいない。あてにしていたリフトは動いていない。積雪70センチほどあり営業できると思うのだが・・。計画変更して一筋に伸びるトレースを頼りにゲレンデを登る。
まだ踏み固められていないので歩き辛さを感じながら1時間近くかかり、東側のリフト最上部の登山口に着く。
 ここからはブナ林のきつい登りが続く尾根道になる。途中で単独の登山者3名と擦れ違うが3名とも山頂は諦めて下山したらしい。情報を聞くとシャクナゲ平からはトレースがなくラセッルらしいが「3名の登山者が頂上を目指して登っていったので今からだと登れるのではないか」と言ってくれる。
きつい登り、冷たい東よりの風と時々足が落ち込むトレースに疲れはててシャクナゲ平に着く。
 荒島岳登頂は諦めて風の穏やかなシャクナゲ平で食事して下山することに決める。
少し会話した荒島愛山会のT氏は「ラッセルは楽しい」といって山頂へ登っていった。私達にも体力と時間があれば参加できるのだが・・。
食事をしていると3名が下りてくる。話を聞くと山頂には登れなかったらしい。あとは荒島山楽会の方が今年の初登頂に成功することを願う?
 シャクナゲ平から下山する。雪なれたハイカーは1時間もかからず下山するらしいが、細君すってんころりんして雪だるまになるのを嫌らって慎重に下り、登りと同じ時間を費やして勝原スキー駐車場の戻ってくる。
 新春初登山はスタートが遅く、早朝見えていた白山も見られず、見事に失敗し悔しい思いをする。雪が固まる3月頃に再度奥越の山に登りたいと思っている。

トップ

中出コース

平成13年10月14日 荒島岳1523m 晴れ  山行地図

綺麗だったブナ林の黄葉 小荒島岳より荒島岳望む
小荒島岳 銀杏峰・部子山方面 シャクナゲ平より山頂望む
もちがかべ(下山時) 山頂にて食事  中央・能郷白山
取立山・経ヶ岳・赤兎山方面 白山 槍ヶ岳・穂高岳を遠望できた
経ヶ岳 白山 乗鞍岳方面
能郷白山 御嶽山 山頂より下山  白山望む

今日は本州全域で秋晴れの予報。気象庁を信頼して計画を立てる。黄葉には少し早いかも知れないが来週、天気になるとは限らないので展望に期待して荒島岳に決める。勝原コースから登ろうかと考えたがハイカーが多そうに思え、また小荒島岳にも登りたいので、深田久弥氏が登った今回の中出(蕨生)コースにする。
 福井ICからR158を走る。HPで調べた中休地区の信号が分からない。勝原スキー場入り口も通り過ぎてしまう。間違いに気付き民家のある所まで引き返すと、T字路に蕨生左折とあったので曲がってみる。1kmほど走ると中ノ出の集落に。山に入る道路があったので左折すると、直ぐ左に荒島岳絵地図あった。30m先に登山届のボックスがあったが通り過ぎてしまい登山届を出さず。やがて地道になった林道をゆっくりと走る。2kmほど走ると車が3台駐車しているのが見え、左に道標のある林道があったのでここに駐車する。

4:30自宅〓京都南IC〜250km+10km〓7:08〜15中出コース登山道駐車390m〓35登山口〓9:13〜20小荒島岳1186m〓9:40シャクナゲ平〓10:30〜11:30頂上〓12:25シャクナゲ平〓45小荒島岳分岐〓(途中で15分休憩)〓14:20着〓福井IC〜京滋バイパス240km〓17:50枚方

 谷沿いの林道を歩くが水音が聞こえない。ススキなどの雑草が茂り、川も見えない。駐車場近くにテレビ塔があるのを思い出して振り返るとあった。一部舗装された所を過ぎ、駐車場から約18分で、右に急カーブして直ぐに左に急カーブする所を過ぎると朽ちた道標のある登山口に着く。谷沿いの登山道に入るが林道を4回横切って登る。最後の林道を横切ると自然林になるが、ここはまだ黄葉していない。
吹田市から3時半に出発した3人のハイカーを追い越す。「登山道の道標に矢印がなかったので違う林道に入り込んで時間をロスした」といっていた。
 谷沿いの登山道を登る。やがて山腹を歩くようになると伐採され西方面が開けた所に出る。ここでリュックを降ろし5分休憩する。眼下に真名川ダムと麻那姫湖が見え、右上を見上げると銀杏峰と部子山が隣り合わせに見えている(『関西の山歩き100選100ページ』)。
やがて黄葉した潅木道、そして黄葉が始まり整然と立ち並ぶブナ林の登山道が荒島岳山頂直下まで続く。
 小荒島岳分岐に着く。左折して2分ほどで小荒島岳頂上に着く。ササ原の広い頂上で白山は勿論、御嶽山も見える展望で、荒島岳が邪魔しない部分は見渡せる。
小荒島岳分岐まで戻り左折。素晴らしいブナ林の黄葉を見ながら緩やかな登山道を歩く。

 やがて賑やかな人声が聞こえて来ると勝原コースと合流し、シャクナゲ平に着くがシャクナゲが見当たらない。見上げると木越しに三ツの峰が見えている。三ツ目が頂上のようだ。休憩せずに直進する。いったん小さく下って佐開コースと合流する。
 急登に懸かる。『もちが壁』とはどんな壁なのだろうかと不安を持ちながら、整備が殆ど終わって、段差50cmありそうな階段を登る。前日、雨が降っていた北陸地方、ここは大いに役立つ階段だった。杖の長さを20センチほど縮めて登るが想像以上の急登の道が続く。ここが『もちが壁』と呼ばれるところだったと、頂上に着いたときにわかる。
『もちが壁』を登り切ると展望が開け乗鞍岳が見え始める。前方には、まだコブが二ツあるが頂上も見えているのでピッチが上がる。展望を見ながら登っていると槍ヶ岳・穂高連邦も見え始める。荒島岳の斜面は紅葉していた。
 反射板と荒島大権現がある一等三角点の荒島岳頂上に着く。広い頂上には40人ほどのハイカーがいた。御嶽山・乗鞍岳・穂高連邦・白山。経ヶ岳等の山々を楽しんだ後、南へ周ると能郷白山が間近に見えたが、伊吹山は見ることができなかった。また冠山・三周ヶ岳などの山は山並みの一部になって確認できなかった。
福井県の地図を広げて三角点近くで展望をおかずに食事する。
名残惜しいが、荒島岳から下山する。『もちが壁』の急坂、雨上がりで何処に足を下ろしても滑りそうな箇所もある。滑ってササを握っていた手に力が入ると、五十肩(両肩)に激痛が走る。幸いお尻を汚すことなく下りることができた。シャクナゲ平を過ぎると静かな登山道になり朝の素晴らしいブナ林を見ながら下る。
 今日は一日中晴天だと思っていたがR158に出ると荒島岳山頂には雲が懸かり始めていた。

トップ

管理