平成16年11月8日 経ヶ岳 1625m
唐谷コースから保月山コース下山。 保月山コースは下記(平成14年5月)参照
行き 京都南IC〜賤ヶ岳ICより国道365号〜国道8号線を走る。 258km 賤ヶ岳ICより武生(国道8号)にでるまで信号が少ないため停まることなく走る。 早朝の国道8号線、一定速度で走ると信号で停まることは少ない。 昼間もスムーズに流れてくれたら高速料金が少なくて済むのだが。 帰り 福井ICより久御山・淀ICまで高速道を利用。250km 六呂師スキー場でソフトクリームを食べてからは自宅まで休憩なしで走る。 18:10帰宅 |
今日、HP仲間のSIVAさんとつかさんが経ヶ岳に登るらしい。遠いが行くことにする。
初めてオフ会っていうのに参加する。
『広域幹線林道・法恩寺線』に入って約3kmで唐谷林道出合に着く。登る準備をしているオフ会参加者の金ちゃん・kyuさんとkotamaさんとは知らずに尋ねて唐谷林道であることを確認する(3人は先に頂上へ登られた)。
リュックと細君を残して、車を保月山コース登山口の駐車場に置き、自転車で約3km下り唐谷林道出合に戻ってくると今回の幹事役のSIVAさんとつかさん・おーちゃん夫婦とりんりんさんが到着されていた。
初対面だが山行記録写真のうしろ姿と変らないのでSIVAさんだと直ぐ分かり、飛び入り参加させてもらう。
3:30自宅〓7:25唐谷林道出合〓7:53唐谷コース登山口〓数回休憩しながら登る〓9:50〜55切窓〓10:30〜12:00経ヶ岳〓12:22〜27切窓〓12:41〜45中岳〓12:50〜13:05杓子(釈氏)岳〓13:35〜40保月山〓14:18保月山コース登山口着
唐谷コースを登る
林道を歩いて登山口へ | お地蔵さん | |
左の支谷に綺麗な紅葉 | 一瞬だけ夫婦の時間 | 左岸へ |
気持ちよいブナ林の急登 左に杓子岳 | ||
先頭を行く頼もしい三女性。 ゴロゴロ石の谷を登る。 | 火口原への急坂 | |
白山より古い火山だとか。 ↑↓火口原より経ヶ岳望む | ||
経ヶ岳への最後の登り。 ササ原の展望の良い尾根道↑ 振り返ると中岳・杓子岳 | ||
山頂にて
白山 | 別山 三ノ峰 | → | |||
←二ノ峰から銚子ヶ岳 野伏ヶ岳方面の山並み | |||||
↑赤兎山と白山遠望 右端・三ノ峰 |
楽しかった山頂グルメ。香りを逃がさないように揚げの袋の中にマツタケが・・。 我家では幻の食材が山頂で食べられるとは。 そして越しのあるカシワが入った温かいうどんと キムチ鍋もすごく美味しかったです。 ヌカ漬けされた肉厚の鯖を焼くと香ばしい煙(室内では強烈かも)が漂う特注品のヘシコも とても美味しかったです。 金ちゃん・kyuさん、kotamaさん、civaさん御馳走さまでした。 |
保月山コースを下山
下山、法恩寺山望む | 中岳へ |
中岳より経ヶ岳と火口原 |
杓子岳より |
岩峰を巻いてから痩せ尾根を下る | アダムとイブ 保月山コースの紅葉は終わっていた。 |
ピークを過ぎた紅葉だが唐谷では、まだ残っていてよかった。30分ほど荒れた林道を歩き下りになる地点に登山口があった。
登山道に入って3分ほどで左に巨岩に刻まれたお地蔵さまがあった。花崗岩に彫られた石仏が多いのだが小石が混ざる火山岩に彫られているのは珍しいのでは。
右岸の登りだったが、はじめて左岸に渡るが直ぐに右岸へ。そして沢の二俣地点より斜面を急登すると冬枯れしているが美しいブナ林になる。
ブナ林から再び西側の谷に下りてくる。更に西の谷へと移ると岩がゴロゴロした谷の登りが暫く続く。ゴロゴロ谷の途中より左の斜面を喘ぎながら登ると池ノ大沢(火口原)の湿地帯の原生林に出て急な登りから開放される。しばらく経ヶ岳・中岳・杓子岳に囲まれた火口原から雄大な風景を見上げながらの歩きとなる。
火口原から切窓までは大した登りもなく着く。『楽あれば苦有り』で経ヶ岳山頂への最後の急登にかかる。
ササ原の道は展望がよく、振り返ると中岳が眼下にあり、火口原のササは陽を浴びて輝き、霞んではいるが荒島岳が何とか見えている。反対方向に目を移せば法恩寺山が近くに見える。
『苦あれば楽有り』に変わり経ヶ岳頂上に着き、北にある三角点まで行くが白山は雲の中だった。展望は後にして、先発していたkyuさん、Kotamaさんの温かい手料理とsivaさんの焼きたてのヘシコを御馳走してもらい雑談しながら楽しい時間が過ぎる。
下山は総勢10人になり、休憩時には女性群の突っ込みに対してsivaさんがボケて笑いを誘うトークを飛ばしながらの楽しい下りとなる。
下山は下記の保月コースを参考に。
平成14年5月19日 雨と曇り 平成16年11月修正する。
中央奥に経ヶ岳 | 林道から荒島岳望む | ブナ林の登山道 |
保月山より荒島岳望む | 中岳と経ヶ岳 | 火口原と経ヶ岳 |
取立山 | 杓子岳・中岳 | 法恩寺山 |
火口原。雲に隠れた荒島岳 | 白山・ 御前峰・別山・三ノ峰 |
この一週間、梅雨入りを思わせる天気が続いた。今日も良くないのは分かっていたが、決めてしまったので行く事にする。取立山から見て何時か登ろうと決めていた経ヶ岳だ。
小粒の雨がフロントガラスに付いているが道路を濡らすほどの雨ではない。伊吹山も山頂が見えている。
福井北ICからR158を走り大野市に入ると道路が濡れるほど降り始める。でも荒島岳・経ヶ岳の山頂は見えている。
六呂師高原の道標に従い県道26を走ると『広域幹線林道・法恩寺線』の入り口があった。天気が良ければ六呂師高原スキー場登山口から登る予定でいたが、時間を短縮するため林道を利用することにする。
舗装された林道に入ると雨は降っておらず、道も乾いている。唐谷の橋を渡ると右の林道に『経ヶ岳登山口』の標識、ここは『切窓』への登山道。更に林道を走り一度下り、上り返すと展望の良い広域幹線林道記念碑前駐車場に着く。10台ほど駐車できるが僕の車は4台目だった。
3:45自宅〓250km〓6:40〜7:00広域幹線林道記念碑前駐車〓02登山口〓55〜58保月山1273m〓8:40〜42杓子(釈氏)岳〓9:04中岳〓25〜28切窓〓10:00〜45経ヶ岳〓往路を戻る〓13:20駐車場着・45出発〓15分程、谷水で洗濯〓14:15〜15:10六呂師スキー場『クララ湯』入浴 福井IC近くで食事後帰宅 19時 枚方
駐車場からは大野盆地を取り囲む山々が見渡せるが上空には灰色の雲が一面に広がり、眼下にも所々に雲が浮いている。気温は12℃前後で少し肌寒いが山歩きには丁度よい。こんな天気でも今日1日続いてくれるよう祈る。
保月山コースは駐車場を100mほど法恩寺方面に下った所にある。
登山口に入ると窪地のスギ林に変わる。ガレ石が重なった歩き辛い道を過ぎると、新緑に染まる自然林のトンネル。そして、ちょっとキツメの尾根道が続くようになるが道端に咲くスミレが辛さを和らげてくれる。美しいブナ林に変わり高度を上げると、立て札があり『アダムとイブ』と書かれたミズナラとブナの木がくっ付いた木がある。誰が名前を付けたのか、笑ってしまう。
広い台地の保月山頂上に着く。ここからは荒島岳が望まれたが麓には雲が迫っていた。前方には杓子岳から中岳への稜線が見えている。
先を急ぐ、保月山から少し下ると溶岩と石が混ざった尾根道を通り巨岩の右を巻いて通り過ぎる。ここで麓にあった雲が上がってくると同時に小雨が降りだしてきたので雨具を着る。「これで展望も終わりか」と思ったが雲は直ぐに通り過ぎる。
痩せ尾根の溶岩帯にはダケカンバの樹が群生しコブシの花、道端にはイワカガミ・イワウチワ・ショウジョウバカマが咲く道になる。前方に杓子岳と中岳の鞍部の奥に経ヶ岳の頂が初めて見える。
やがて杓子岳への急登になるが、登山道は連日の雨で滑り易くなっており慎重に登るが、それでも多少は滑る。
ササ原が広がる杓子岳頂上に着く。ここからは中岳から頂上までの稜線が一望できる。残雪がある旧火口を挟み経ヶ岳が一際高くそびえる。
緩やかになった泥濘の道を歩いて中岳へ。ここでミツバオウレンが群生している箇所があった。僕にはオウレンに思えたのだが細君の観察力には恐れ入る。今度はツバメオモトが咲いていた。どちらも近畿の山では咲いていないそうだ。これからもマイヅルソウ・ニッコウキスゲ等の花が咲きそうだ。
中岳頂上に着く。眼下の雲は多くなってきたので先を急ぐことにするが、ここからが今日一番の難所で、切窓まで滑りやすい急な下りが続く。足を置けば滑るのが分かっていても仕方なく足を置くこともある。
切窓の鞍部に着く。ここにはエンレイソウ・キクザキイチゲが咲いていた。
経ヶ岳への最後の登りにかかる。相変わらず小雨が降り、時々雲が通り過ぎて視界を悪くする。今日は気温が低いので助かるが雨具を着ていると暑い。ある程度の展望を見ながら登って来たので山頂からの展望に期待せずに、慌てず慎重に登る。運が良ければ白山が望めるだろうとカタクリが所々に咲いている急斜面を登る。
経ヶ岳頂上に着く。真っ先に見た方向は白山方向だったが白山頂上には雲がかかっていた。北岳方向にある三角点へ行くがササが泥濘の道を隠していたので引き返し、立ったまま食事をする。温かい味噌汁が一番おいしかった。
雲の切れ目から白山の全容を数回見る事ができ、雨も降らず満足して乳白の世界になってきた時点で往路を慎重に下る。
次から次へハイカーが登ってくる。福井県の山に来ると若いハイカー・女性が多いように思える。そして年配者も元気に登っていて驚く。途中から雨の下山道になるが駐車場に着く頃には雨が止む。
駐車場に着いたときは泥まみれになっており、何処から手を付ければ良いか分からない程だった。ゴミ袋に汚れ物を入れ出発する。近くに谷水があったので車を止め、洗濯してから六呂師スキー場に寄り、『クララ湯』に入浴する。
ミツバオウレン | ツバメオモト |