平成16年10月10日 芦生B三国峠 776m シンコボ(永谷811m

行き 94km
京都南IC〓450円〓京都東IC〓国道161号を走り
真野で国道477号〓途中より国道367号〓梅ノ木
で左折して県道?号を走り生杉・大宮神社を通り
過ぎて左折、林道を走りゲートまで走る。



帰り
真野ICから湖西道路(410円)を利用して帰宅する


登山口 10台ほど駐車可 ブナ林 三国峠にて
三国峠より比良山系方面 紅葉しかけた国境尾根のブナ林 落ち葉
国境尾根より小浜方面 野田畑峠より野田畑谷方向 シンコボへ

 平成10年7月に野田畑峠から三国峠へトライしたが背丈ほどの濡れたササのヤブ漕ぎに難儀し、細君はヌカカに刺され(後日顔が腫れて熱を出す)途中で引き返した。
2度と行くことはないだろうと思っていたが、若丹国境尾根が歩きやすくなったと聞き、前夜にリベンジ登山することに決めるが細君は不安なのか寝つきが悪かったようだ。

4:40自宅〓6:37生杉ブナ林登山口〓7:05〜15三国峠〓7:45ピーク767m〓8:27ピーク720m〓8:35野田畑峠〓9:20杉尾峠分岐〓9:30〜10:11シンコボ(永谷)〓10:53野田畑峠〓11:40上谷出合〓12:00長治谷小屋〓18地蔵峠〓12:45生杉ブナ林登山口

 地蔵峠に駐車するつもりだったが生杉ブナ林登山口(あづま屋、トイレと駐車スペース有り)にゲートが出来ていた。しかたなく枕谷から三国峠に登る計画を諦め、ここから最短時間で三国峠に登ることにする。
三国峠までは下記と同じなので省略する。

 三国峠に着く。百里ヶ岳(北東)から比良山系(東)にかけて開けているが雲がかかり一部分しか望めなかった。展望を見るのなら晩秋から早春をお奨めする。
 下山、国境尾根道が分からなかったので西に下って3〜4分、枕谷に下る地点から右に登ると直ぐに国境尾根に出て西へ。
急斜面の下りは前日の雨でよく滑り、広い尾根では踏み跡が分かり難い。目印のテープを見つけるのも一苦労で今回も挫折かと・・。少々のササ漕ぎを覚悟しての歩きだったが、ここまで一枝のササも見ないでピーク767mに着く。地図を見て「ここまで来たか」と自信がでる。
『ここは第二迷点・720m』の標示のピークで北へ下ると西に向きを変える。前回断念した地点まで来ているのだがササがない。
 
 急斜面を下り鞍部に着くと見覚えのある風景だ。表示板には『野田畑峠』と記されているが一瞬何処か分からず理解するのに数秒かかる。うっそうと茂っていたササが全くなく、下草にイワカガミの葉が群生するだけである。

直進して登り返す。ここからは痩せ尾根歩きなので迷う心配はない。左に大木が自生する野田畑谷のブナ林を見ながらルンルンである。
 杉尾峠分岐のピークに着く。北に伸びる道を10分ほど行くと広い台地状のブナが自生する三等三角点のシンコボに着き、誰もいない山頂で食事する。

シンコボの山頂にて 野田畑峠へ痩せ尾根を下る 野田畑谷にて。靴を乾かすハイカー
野田畑谷にて                           片方の靴を脱いで渡る
上谷にかかる橋を渡り地蔵峠へ


 野田畑峠まで戻り野田畑谷へ。踏み跡が殆どない湿地の広い谷間で蛇行して流れる沢を渡り易そうな箇所を捜しながら歩く。6年前はシダ類など下草が多く自生していたのだが殆どなくなっている。鹿が増えて食べ尽くしたのだろうか。それともハイカーか温暖化が原因なのだろうか?

長靴に望遠鏡姿の指導員らしき方に会い、尋ねると原因は分からないが4〜5年前からササは枯れだし、このままだと森が滅びるのではないかと心配していた。素晴らしい原生林が残る芦生の森だが次回ここを訪れるときはどうなっているのだろうか。

 上谷出合で左折して上谷沿いに下り、解体された長治谷作業小屋跡がどうなっているか見に行くと芝生広場なっており沢山の黒豆(鹿の糞)があった。
3分ほど戻り、上谷にかかる丸太橋を渡り中山神社に参拝して三国峠分岐で右折して地蔵峠へ。
 地蔵峠から林道を下ると黒豆が沢山落ちている。フキやシダなどは食べられたのか道端にはなく花もすくなかった。

平成10年6月に撮影 国境尾根   野田畑峠より野田畑谷方向
リンドウ 季節はずれのジシバリ アキノキリンソウ アキチョウジ

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平成10年三国峠

生杉のブナ林 野坂山地方面  雲海に浮かぶ青葉山
白山?       野坂山地 伊吹山を遠望 中央武奈ヶ岳  蓬莱山 長治谷作業所

平成10年6月21日 三国峠 776m 曇りのち雨 作成平成14年4月

【地図・北山2】【京阪神ワンデイ・ハイク】

前夜の天気予報『晴れ時々曇りで夕方から雨』の予報。北部は大丈夫だろうと思ったが・・。朝5時の天気予報では兵庫県まで雨が降り始めていた。百里岳と同じ道路を走り生杉・大宮神社で左折すると自然に地蔵峠への林道に入る。

5:25自宅〓7:15〜20生杉ブナ林登山口〓8:00〜07三国峠〜20再度下山〓55地蔵峠分岐〓9:08中山神社〓9:10〜55長治谷作業所〓10:10三国峠・地蔵峠分岐〓15地蔵峠〓10:50生杉ブナ林登山口

ナベクボ峠(クチクボ峠)経由で登る計画でいたが、登山口に気付かずに通り過ぎてしまい、登山届箱とあづま屋、近くにトイレがある生杉ブナ林登山口まで来てしまう。広くなった道路脇に駐車する(5〜6台駐車可)。
登山届箱横が登山口で小さな谷間の沢を渡り、階段を上がる。入り口から美しいブナ林である。道は分かれていて迷うが再び合流する。道は周遊道になっているようだ。又二股があり『左は急坂』とあったので、ここも右に行くが、この道も足場の悪い急坂だった。美しいブナ林も直ぐに終わり三国峠山頂に着いてしまう。
誰もいない三国峠山頂からは、雲の上に伊吹山・霊仙山・青葉山が浮かび幻想的な風景を見ることができた。今にも降りそうで、期待していなかった展望だったが、驚きの声が上がるほど素晴らしかった。

下山、長治谷作業所まで行くことにする(西に下山時は、僕らが登って来た道、ナベクボ峠からの道があるが道標がないので間違わないように)。5分程で分岐があり左の枕谷へ下だるのだが、間違って、右の丸池(水なし)に行ってしまい、展望の良いピークに着いたと喜んだら三国峠に又戻ってくた。狐につままれたようなに「何処にいるのだろうと」・・。暫らく頭の中を整理してから再び下山すると雨が降り出してくる。

枕谷を下だる。ブナの木が茂る自然林で、心が洗われるような清々しい気持ちになれる。やがて左より地蔵峠からの沢道と出合う。緩やかなった植林の道を歩くと中山神社前に着くが想像していたよりも小さな神社だった。
道なりに下って丸太の橋を渡ると杉尾峠(上谷コース)からの道と合する。左折すると道は広くなって長治谷作業所に着く(現在は解体されているらしい)。

本降りになってきたので、軒下を借りて食事する。食後、雨音を聞きながら、誰もいない広々した敷地で、ボーとしているのもいいものだ。
地蔵峠分岐まで戻り地蔵峠から林道を歩いて戻る。 

以前、芦生から長い林道歩きをして、ブナの木峠に登ったことがある。その時2度と演習林には来ないと思ったのだが・・。地蔵峠からの芦生の原生林に触れ、興味を持つようになった。

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