テクテク竜門山・三輪山

奈良県天理市 桜井市
竜王山見えず 長岳寺山門 登山口のたぬき
不動明王石像 竜王山頂上にて 山の辺の道より耳成山と畝傍山(奥)
たすき 国道169号より三輪山

 

平成16年10月3日 B竜王山586m 山の辺の道を歩き 三輪山467m 曇り時々小雨

 昨夜、兵庫県・段ヶ峰か奈良台高山脈・両佛山の一方に登ることにして寝る。朝4時に目覚ましが鳴り、夜空を見ると灰色雲に覆われている。ネットで調べるとどちらも雨が降っていてもおかしくない。出発を一時間遅らせることにして寝る。そして晴れれば儲け物と思い両佛山へ。

6時に自宅を出発。大又より麦谷林道を走り薊岳への登山口近くまで来るがガスと小雨で登行意欲が無くなり地蔵越まで行かずに引き返す(約100Km)。
大和盆地からよく見えていた二上山に変更するが、桜井市まで戻ってくると二上山も霞んでガスが掛かりかける。その時、一番近くに見えたのが竜王山だった。
国道169号を北へ、崇神天皇陵前に駐車する(3台程可)予定だったが、バス停『柳本』近くに黒塚古墳展示館駐車場があったので、ここに駐車する。

10:20国道169バス停『柳本』〓28長岳寺〓11:35林道出合〓11:50〜12:20竜王山〓13:32山の辺の道出合〓14:38狭井(さい)神社〓15:12〜15三輪山〓15:40狭井神社〓16:38駐車場着

 国道からの竜王山はガスがかかっている。長岳寺山門に着くが今日は拝観せずに北側の果樹園の道を山に向かう。『柿食えば鐘が鳴るなり長岳寺』と一句詠む。
山道に入ると狸がいた。といってもゴルフ姿のはく製の狸で誰かに似ていて愛嬌があって笑ってしまう(我輩ではないです)。
傘を差してU字にえぐれた花崗岩の露出した坂道を登っていくと不動明王石像を左に見て、奥の院分岐に着く。
奥の院には不動石仏がある小広場だが、寄り道する程のところではなかったと記憶していたので今回はパスする。

 天理ダムからの林道と出合い舗装された車道を右へ、絵地図の設置された所から城郭跡の台地、そして木階段を上ると二等三角点の竜王山頂上に着く。
大和盆地を囲む山々が望める展望のよい山頂だが、残念ながら駄目だった。バス停『柳本』より登ってこられた宝塚の男性、尼崎のおばちゃんグループには展望を見て欲しかったのに残念だ。

 下山は登ってきた林道出合まで戻り、手前の渋谷へ下る竜王山古墳群の道を選ぶ。奥の院分岐を過ぎ、左に石が積まれた大穴があったが井戸なのか古墳なのか分からなかった。古墳が数百あるらしいのだが分からずに下り、流れを右に見て、右岸に渡ると林道終点に出て山の辺の道と出合う。

 直進して帰宅することも考えたが、関西の百名山で一番登りたくない三輪山についでに登ることにする。
時間も遅くなったので早足で、山すその小さなアップダウンと曲がり角の多い山の辺の道をゆく。無人店の野菜・果実を覗くことなく、ひたすら歩き狭井神社に着く。社務所で入山許可(有料)を願いでると「2時までです」と云われる。時計を見ると2時38分だ。4時までに戻ってくることを約束して白襷(たすき)を借りて入山する(私達も5時までに駐車場まで戻らないと閉まってしまう)。
切羽詰ると自分でも驚くほどの動きになる。沢沿いに登り行場小屋にリュックを置いて身を軽くして、泥濘の尾根道を登ると展望の効かない三輪山頂上に着き、大神(おおみわ)神社奥ノ院の小祠に参拝(三輪山は山自体が大神神社の御神体で撮影、飲食禁止です)する。

 直ぐに下山して、桧原(ひはら)神社まで戻り、近道なのか分からないが、山の辺の道と分かれて西へ。国道169号に出て駐車場まで戻ってくる。

時間を気にしながらの山行が苦手なので交通機関を殆んど利用しないのに今日は時間を気にしての山行で疲れました。

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平成8年1月竜王山山頂にて撮影

二等三角点の竜王山 左;額井岳と室生方面
左から金剛山・葛城山  右;二上山  大和盆地 左奥;音羽山   中央;三輪山

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