テクテク烏帽子山  

大門坂近くの無料駐車場 陰陽ノ滝 夜見ノ滝かな〜?
松尾ノ滝 展望の良かった帽子岩 帽子岩より青岸渡寺方面と海
烏帽子山頂上より 聖域。那智本谷の渓谷 三ノ滝
三ノ滝 二ノ滝 那智一ノ滝
熊野那智大社より烏帽子山望む 熊野古道・大門坂

平成16年7月11日 烏帽子山(えぼしやま) 909m 晴れ

 和歌山県南部が降水確立0で近畿では一番よい天候だ。一応、関西の百名山を目指しているので22時に烏帽子山に決める。しかし伊勢自動車道・阪和自動車道と下道コース、どのコースも車で5時間以上はかかる。最短距離の山越え下道コースを選んで夜出発で行くことにする
今回登ると夫婦で87座登ったことになる。(問題は女人禁制の山上ヶ岳だ。修行の邪魔にならない閉山時期に登りたいと思っているが細君は嫌なようだ。なぜ百名山に入れたのだろう)
 水平線からの日ノ出を期待して道の駅『紀宝町うみがめ公園』で仮眠する。残念ながら霞みと雲が多くて見ることができなかった。6時前に移動して大門坂バス停の少し先にある駐車場(無料)に着く。

10日23:40自宅出発〓11日3:30紀宝町うみがめ公園で仮眠 国道169号〜309号〜42号 枚方から大門坂まで208Km

6:50大門坂(だいもんざか)駐車場〓7:13陰陽(いんよう)ノ滝〓8:40松尾(まつう)ノ滝〓9:00林道出合〓9:34〜44帽子岩〓9:55〜10:28烏帽子山・食事〓11:10林道別れ・鬼杉谷下山〓11:45山ノ神〓12:25〜40三ノ滝・休憩〓12:50二ノ峰〓13:15青岸渡寺・熊野那智大社〓37大門坂〓14:00大門坂駐車場  19:10自宅

 今回は熊野修験道場・那智四十八滝の一部を登山道からめぐる。駐車場トイレ横から階段を下り那智川を渡り、東ノ谷に入ると樹木がうっそうと茂る道になる。陰陽ノ滝の標示があったので右へ少し登ると取り水口の奥にあった。
戻り進むと夜見ノ滝・ウシダレノ滝と思われる滝を見て登っていく。尾根道コース分岐(7:40)を過ぎ、渡渉を繰り返して東ノ谷を遡る。左岸沿いの杉林内に入ると登りがきつくなり、ササとヤマアジサイが登山道を覆うようになる。
松尾ノ滝にたどり着いてから休憩しようと思っていたが、きつい登りに疲れて斜面で休憩して冷たいフルーツゼリーを食べるが3分ほど登ると高さ40mの松尾ノ滝に着いてしまう。水量が少ないため迫力はいまひとつだった。
松尾ノ滝より右の支谷に入り、花を咲かせたヤマアジサイの茂みを掻き分けながら登ると林道に出合う。

 林道を右へ数十m歩くと終点で、左の山道に入る。初めはクマザサが茂るがヤブ漕ぎする程ではなかった。狭くなった山道になるが必ずテープが見つかり迷うことはなかった。
ピークを越すとヒメシャラが自生するきつい登りとなり、帽子岩に着く。梯子を使い登ると360度の展望が望まれ登ってきた疲れを忘れてしまう。

帽子岩から雑木林のきつい坂を登ると10分ほどで烏帽子山頂上に着く。一等三角点の山頂だが樹間から北方面と海の一部が望まれる程度だった。

下山、林道出合(今回初めて高校の登山部7人と会う)まで戻り、更に8分ほど歩くと舗装された林道と出合い左へ、荒れた林道より山道に入り鬼杉谷を下る。東ノ谷と同じように多種類の苔が岩に生えている谷だった。

林道と別れて25分程で初めて左岸に渡ると自然林だが直ぐに右岸に渡り林道に出る。ここには山の神が祀られていた。
直ぐ先で山道に入り右からの那智川本谷と出合う地点で左岸に渡る。樹木が茂っていて滝があっても分からずに水音を聞きながら下る。

 滝音が大きく聞こえてくる。樹間から迫力のある三ノ滝を上から眺める。少し先の老杉より右へ下り、本谷を遡上して滝下まで行く。三ノ滝でゆっくりと休憩をする。

老杉まで戻り、石段になった道を下ると再び本谷に出て二ノ谷に着く。滝前で右岸に渡るとよく踏まれた道になる。西ノ谷出合いで本谷(これより下流は聖域で入山禁止)と分かれて斜面を登り老杉の中を下ると三重の塔裏に出てくる。青岸渡寺で三重の塔と那智一ノ滝をバックに記念撮影する。

 土産物屋が建ち並ぶ表参道を下り車道を右折する。『大門坂』の標示に従い今年世界遺産になった熊野古道の極一部区間である老杉と石段が続く大門坂を下ると車道に出て、左折すると200mほどで駐車場に戻ってくる。

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