平成17年7月17日 A赤兎山 1629m

 今年はニッコウキスゲの当り年だとの情報を戴き登ることにする。
夕方までに帰宅しなければならないので、大長山はパス。

2:00枚方〓京都南IC〓福井北IC〓以後昨年参照

彦根から福井ICまでは雨が降り心配したが福井北ICで下りると降った痕跡もない。今日一日降らないことを願う。

5:30登山口〓6:10小原峠〓6:50赤兎山頂上〓7:25赤兎避難小屋〓散策と食事〓9:00赤兎山頂上〓9:47小原峠〓10:28登山口  14:00枚方

 山行中に観た花にリンク

【小原峠へ】

一番乗りだった。水場があったので下山時を考えて入口に駐車する。 登山口で安全登山を祈願して出発。 ブナの森。沢を横切るごとに漂う冷たい空気が気持ちよい。
小原峠に着く。
反対側に少し下ると祠があり。樹木越しに白山が望まれた。
山頂からの展望に期待して、峠では休まずに頂上を目指す。

【赤兎山へ】


段差のある急坂と泥濘の登山道。

背後に大長山が見え始める。
早朝のため気温が低いので助かる。

避難小屋泊まりの夫婦に撮ってもらう。
360度の展望に間に合い白山と別山をバックに撮影。

【高原湿原を散策】


2組の小屋泊まり登山者が下山後は1時間以上私達だけになる。
のんびりと散策するが虫が多い。

昨年とは大違いだ。今までに見たニッコウキスゲ・ササユリの花数以上をここで観る。
さらに期待していなかった大パノラマも観られて感激である。

左に霞で殆ど見えない荒島岳。    中央に経ヶ岳

    白山・御前峰と別山

白山・別山・三ノ峰・二ノ峰・一ノ峰。銚子ヶ峰へと続く山並。

大長山望む

奥美濃の山々とニッコウキスゲ

【下山】
 下山途中、HP友のSIVAさんと出会う。私はSIVAさんが登るのを知っていて、○○ーXを着たタイツ姿を盗撮しようと密かに思っていたのだが、気付かれて登山道で立ち止まり待っていた。
そして、盗撮を察知していたのかパンツの中に隠していて見事に失敗だった。今回はニッコウキスゲ・ササユリと展望を撮影できて大満足だったが、最後に失敗したが男性のタイツ姿は美しいものではないので、撮らなくって良かったかも?
 多くの登山者と擦れ違ったが昨年程ではなかった。下界からだと山は雨だったのだろうか?

 

平成16年7月4日 大長山1671m 赤兎山1629m

  山行中に観た花にリンク

            御前峰         別山   三・二・一ノ峰  銚子ヶ峰 
大長山にて   白山御前峰望む     越前大日山遠望     取立山(手前)
大長山より下山、経ヶ岳望む                正面の赤兎山へ
小原峠から赤兎山へ急登 赤兎平より雄大な白山望む 赤池
      赤兎山より経ヶ岳望む            取立山      大長山

行き;京都南IC〜京都東IC〜湖西道路〜R161〜R8〜敦賀IC〜福井北IC〜R416〜R157〜小原
最初の大きくヘァピンカーブするところから小原集落に入り、小原林道を約10Km走る。(自宅より250Km 高速料金約3000円) 帰り;福井北IC〜名神高速〜京滋バイパス久御山・八幡IC(4750円)を経由250Km

3:30自宅〓6:55〜7:12駐車場・登山口〓7:52〜8:00小原峠〓9:18〜10:20大長山〓11:35〜45小原峠〓12:22赤兎山〓赤兎平散策(避難小屋まで往復40分ほど)〓13:30赤兎山〓13:57〜14:05小原峠〓14:34登山口

 滋賀県ではガスがかかっていたが福井県に入ると青空のひろがる天気になる。小原林道ではタクシー1台とすれ違っただけで広い駐車場に着く。すでに車が八台置かれていた。

登山口は林道を少し上った所にあった。初めは植林の明るい登山道だったがブナが茂る小さな沢を渡渉して谷道を登る。早朝で暑さを感じないままに小原峠に着くと数人のハイカーが休んでいた。
逆方向に少し下ると『白山禅定道・小原峠』の道標と祠の中に石仏があった。

 大長山へ。峠から北へ下るが直ぐに登り返す。アップダウンを繰り返しながらの暑くなってきた稜線道を行く。頭上の樹木は風で揺れているがササが茂る登山道は無風状態である。今日は藪漕ぎを覚悟して長袖を着てきたが、前日に刈られたようで大いに助かる。

 少し開けたところからは前方に大長山が望まれるようになるが「あと何回アップダウンするのだろうか」と思う。また左に経ヶ岳、右には白山が間近に見える。早く山頂からの展望を観たいためペースが上る。
今年冬、大阪の大学生の遭難騒ぎで全国的な知名度になった大長山頂上に着く。半冷凍にして持参した350mlビールを分けて呑むと最高に美味い(凍結しているもう1本は赤兎山での楽しみ)。

 下山、登ってくるハイカーに「大長山頂上まで何分くらい」と聴かれながら下る。正確な下山時間など覚えていないので感覚で答えるが(デジカメで記録している)、時間が経つにつれて暑さも加わり計算できなくなり、更にいい加減に答えてしまう。まだ1時間ほどあるのに聴かないで欲しいよ。せめて10分ぐらいになってからにしよう。私などは喘ぎながら登っているのであと10分ぐらいになると聴かなくても教えてくれるよ。福井のハイカーは親切です。

 賑やかな小原峠で冷たいフルーツゼリーを食べて休憩後、逆方向のブナ林を急登する。段差があるので疲れてきた足には堪えるが下りが殆どないのでグングン高度を上げて大舟山分岐(標示なし)を通り過ぎる。
ニッコウキスゲ・ササユリ・ゴゼンタチバナが咲く草原になると展望が開ける。遠くに感じる大長山を眺めて「我輩の足もなかなかの健脚」だと誉めてやる。

 赤兎山頂上で記念撮影後、赤兎平へ下ると遠く眼下に避難小屋が見えるが、また登り返すことを考えるとここまでにしようかと弱気になる。
風が吹きぬける赤兎平、そして赤池にはイワイチヨウが咲きサギスゲかワタスゲか分からない白い蕾が膨らんでいた。
避難小屋から更に進み霞んできた白山が目前に観られる所まで行き、頭が痛くなるほど冷たいビールを飲んで休憩する。あまりにも気持ちが良いので高度計時計で気温を計ると26度前後で少しきつめの風が吹く。下山するのが勿体無いが帰りの運転を考えると・・。

 下山、赤兎山まで楽に登り返して、下りが苦手な私たちは慎重に登山口まで下る。

追伸
◎スパッツ、長靴のハイカーがいましたが最近雨が降っていないため、私たちは泥濘箇所を気にせずに歩くことができました。

◎大長山への登山道はササが刈られていましたが、情報を戴いた2日前のハイカーは藪漕ぎをしたと云っていました。再来年までは大丈夫かな?

◎林道を1Kmほど下ったところでクラウンが左側の前後車輪を溝に入れて動けなくなっていました。みんなで持ち上げようとしましたが駄目でした。横を通り超低速で10台ほどの車列で林道を下るとお迎えの大型バスが上がってきました。先頭の車が事情を説明していましたが駐車場にあのバスがいたら通りぬけることはできなかったでしょう。でも方向転換する箇所あったかな?

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