テクテク石鎚山・瓶ヶ森

石鎚山の花にリンク

ブナ・カエデの原生林
鶴ノ子ノ頭を巻く
針葉樹シラベと石鎚山頂上 ゴヨウマツと石鎚山頂上
成就分岐にて 鎖場 迂回道を歩き山頂へ
弥山より最高峰天狗岳 弥山より二ノ森 天狗岳に登る細君
天狗岳より        二ノ森             弥山 天狗岳より弥山へ戻る
二ノ森への登山道より弥山と山荘 成就・土小屋分岐より瓶ヶ森望む
瓶ヶ森望む

平成16年5月23日(前夜発) 石鎚山(いしづちさん) 1982m・瓶ヶ森(かめがもり) 1896m 曇り時々晴れ

 往復で2万円ほどする高速料金。登るからには展望が効く日にと思っていた。しかし明日日曜日の天気予報は降水確率20パーセントで所により雨だった。
迷いながら甲子園の阪神×巨人戦をTV観戦していると雨が降り出し、20分後には枚方も降り出したので、行き先を変更しようかと焦る。予報を当てにせずに私の第6感を信用して夜10時前、やはり石鎚山に行くことにする。

 瀬戸中央自動車道〜高松自動車道〜松山自動車道の『いよ西条』IC(自宅から330km)から国道194号を南下するとすれ違う車もない。
寒風山への道標(旧国道)があったが通り過ぎてしまい寒風山トンネルを抜けて150m先で左折して旧寒風トンネル手前(368Km)より舗装された瓶ヶ森林道を走る。

 真っ暗な林道で兎と狐に出合う。カーナビでは道路が標示されなくなり、非常に長く感じたが土小屋に着く。『国民宿舎石鎚』を捜し、宿舎下にある駐車場(更に奥には大駐車場があった)に着く。

《石鎚山》 コースタイムは花観賞に時間を費やしています。

22日23:00自宅〓396Km〓4:10土小屋着・標高1490m(車内で休憩・朝食)6:02登〓8:00成就分岐〓8:35〜38弥山〓52天狗岩〓9:42弥山より下山〓9:55 二ノ森分岐〓面河分岐〓10:30〜42ユキワリソウ等観察〓12:20駐車場

《瓶ヶ森》

土小屋から約10kmを車で移動する。12:40瓶ヶ森駐車場〓13:10男山〓13:20瓶ヶ森(女山)〓氷水二千石原散策〓13:50駐車場   19:25自宅


 少しでも寝ようとウトウトしかけると空き場所があるのに隣に車が止まる。10分ほど騒がしく、寝入り端を起こされて寝むれなくなる。食事をして出発することにする。

 国民宿舎石鎚の玄関前を通り山道に入ると土小屋からの登山道と合流して鶴ノ子ノ頭を巻いて緩やかに登っていく。よく整備された道にはブナ・カエデ・ナナカマドが自生する原生林の新緑が美しい。秋も素晴らしいことだろう。針葉樹のシラベ・ゴヨウマツが群生する地帯、ササが茂る草原、瓶ヶ森の雄大な山容、そして山頂の東岩壁を見上げながら巻いていく。登山道は変化して飽きることが無い。また陽の当たる急斜面にはヤマシャクヤクの群生地があり暫らく観察するが虫が多くて刺されてしまうが幸いにも少しかゆいだけで治まる。季節によって別の花が楽しめそうな道だ。

 成就からの参道と合流すると鳥居があり暫らく展望を楽しみながら休憩する。少し先で二ノ鎖場に着く。仁王さんが登っても大丈夫そうな太い鎖だった。ここは迂回道ではなく鎖場を登る。少しだけ余裕?をもって登りきるが(細君は翌日肩に筋肉痛)三ノ鎖場は急がば回れで迂回道を登る。岩壁沿いの急な登りが続くが桟橋が設置されていて歩きやすくなっている。目立たない二ノ森分岐を過ぎると弥山山頂は直ぐだった。

 小広い弥山山頂に着く。成就からロープウェイ利用のハイカーがまだ登ってきていないので人は少なく真新しい石鎚神社と頂上山荘がある。360度の展望が広がり瀬戸内海が見えている。私に分かる山座は東の瓶ヶ森と西の二ノ森・西ノ冠岳、そしてこれから登るひときわ鋭く切立って聳えている最高峰天狗岳程度だった。

 天狗岳へ、痩せた岩稜を行けば、終わりかけのアケボノツツジとドウダンツツジ、シコクハタザオ・コイワカガミが咲き、まだ花芽も出ていないマイヅルソウが自生していた。
西日本最高峰石鎚山天狗岳に立つ。四国山脈の山並みを一望して、数年来の念願だった山に登れて感激にひたる。

 弥山へ戻り二ノ森を眺めながら食事後、記念バッジを購入して下山する。途中で、登りには閉じていたコミヤマカタバミを撮っていると違う方向に行く夫婦がいた。ここが二ノ森分岐だと知る。話によると40分ほどでユキワリソウ・キバナノコマノツメが群生する箇所があるらしい。私たちも同行させてもらうことにする。
暫らくいくと面河分岐があり、右の二ノ森方向へ進むと、見晴らしのよい山腹の草原道になる。後方には切立った弥山と山荘が見える。西ノ冠岳手前の鞍部下辺りまで来ると初めて観るユキワリソウ(ミスミソウをユキワリソウと思っていたが違う品種でサクラソウ科の花)、キバナノコマノツメとコイワカガミが群生していた。話によると三種類が同時に咲いているのは珍しいとか。

 大満足して土小屋へ足早に下っていく。約320枚撮った画像も復路ではカメラも殆ど出さずに多くのハイカーとすれ違い下る。

《瓶ヶ森》

土小屋から車で10Kmほど走ると瓶ヶ森駐車場に着く。男山・女山(瓶ヶ森)から氷水二千石原を周遊するコースを歩く。
何処からも見える雄大な石鎚山を眺めながら瓶ヶ森頂上へ。一望できる広い山頂からは笹ヶ峰、高所を走る瓶ヶ森林道が伸びていた。

瓶ヶ森・氷見二千石原より石鎚山望む  瓶ヶ森頂上より


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