テクテク金糞岳

平成16年4月25日

金糞岳の花

←小朝ノ頭にて
夏日が3・4日あったのに土曜日から寒くなり、ここでは雪が降ったようだ。
前方にドッシリした山頂が現れる。

残雪が多く残る北斜面を下ると展望がよくなる。

新芽の緑が美しいブナ林。
金糞山から白倉岳へ。最初は背丈以上のササだったが展望のよい登山道で横山岳・野坂岳など望めた。

白倉岳から50mほど西に下ると眼下に琵琶湖が広がるので足を伸ばすとよい。

平成16年4月25日 A金糞岳 1317m 白倉1271m 晴れ

 先々週、ブンゲン山より山容の美しい金糞岳を見て登りたくなる。
平成10年11月、山頂からの展望ではあまり分からなかった山座だったが今回は福井県の地図を持参、そして花の観察を目的に登ることにする。また今回は白倉岳まで行くことにする。

7:20 660m登山口〓8:13 990m登山口〓8:50小朝ノ頭〓10:00〜30金糞岳〓10:55〜12:00白倉岳(食事)〓往路を戻る〓12:35金糞岳〓13:44小朝ノ頭〓14:10 990m登山口〓14:44 660m登山口  花の観察で大幅に時間を費やした山行になってしまう。

ショウジョウバカマ;小朝ノ頭付近まで咲いている。高度を上げると丈の低い花になりカタクリと同じ色になる。何故か登山道脇にしか咲いていない。

スミレ;我輩には4種類ほどしか区別がつかない。細君に「帰宅後、調べるから写真撮っておいて」と云われて撮るが、スミレほどの大きさだとコンパクトデジカメではピントが合いにくい。地べたに寝るようにしてピント合わせ用の板を使い数枚撮る。全てがピンぼけだとショックであるが最近は確立がよくなってきた。

イワウチワ;990m登山口と小朝ノ頭の中間辺りから自生していた。初めて八重のイワウチワを観る。周りを捜すが一輪だけだった。

カタクリ;小朝ノ頭辺りから雪の地面に咲き始めていたが気温が低いのでベッピンさんいなかったが下山時には丁度よいそり返りのベッピンさんになっていた。

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平成10年11月29日

660m登山口
990m登山口
山頂より白山望む 中央・御嶽山望む
伊吹山。中央・鈴鹿山地の山々 琵琶湖。比良・武奈ヶ岳の左奥に比叡山 ブナ林


平成10年11月29日 金糞岳(かなくそだけ) 1317m 晴れ 作成平成14年7月

【関西の100名山】

 近畿北部、久しぶりの晴天の予報。R307〜R306〜R8〜県36〜R366で草野川を渡り右折、バス停『高山』で左岸を走る。二股キャンプ場入り口で案内板があり右の鳥越林道に入る(左・キャンプ場。中央・登山道へ)。約5km走ると岩の窪みにお地蔵さんがあり、少し先で白谷に架かる橋を渡り、数百mで660m登山口に着く。

5:00自宅〓車155km〓7:40〜50 660m登山口・2℃〓8:36 990m登山口〓9:08小朝ノ頭14℃〓10:05〜11:30金糞岳頂上〓12:42〜49小朝ノ頭〓13:15 990m〓13:45 660m着 帰り京滋バイパス利用

 660m登山口の路肩に車を駐車(5台ほど可)して中尾根を登る。窪んだ登山道に落ち葉が溜まり、踏むと「サクサク」と心地よい音がする潅木の登山道。途中から雪が見え出すがアイゼンは必要ないだろうと車に置いてきてしまった。

 990m登山口5℃)の林道に出てくる。ここは広く20台ほど駐車できそうだ。展望もよく眼下に琵琶湖が望めるが霞んでいる。今日は気温が上がるらしいので、益々霞みが酷くなるだろう。

ササは雪の重みで倒されて歩き辛い潅木の登山道なるが、小朝ノ頭まで来ると、すり鉢形の金糞岳が見える。樹間から見える福井県・岐阜県側の山々は雪を被り美しい。そして北東の方向に一際高く、白く輝く白山が見える。山頂からの展望に期待して足取りが速くなる。
小朝ノ頭から下ると一部が植林の道に入る。北斜面のためか、積雪が多く、杉枝は雪の重みで垂れ下がり登山道を塞ぐ。気持は急ぐが雪とササが邪魔する。また鞍部から登り返せば直ぐに頂上だと思っていたがコブが数個あり、下りになると細君も慎重になるので遅れ気味なる。2ツピークを越した所で先に登る。段々と展望が開け御嶽山まで見え始める。

 大パノラマが広がる金糞岳頂上に少し興奮気味で着く。福井・岐阜県側の雪を被った山々を眺望していると2000m級の山を登った感覚になるが、琵琶湖側を観ていると1317m級だった。しばらく展望を楽しむ。
琵琶湖は霞んでいるが比良の主峰・武奈ヶ岳・比叡山まで望まれ、伊吹山の遠方には鈴鹿の山々が薄っすらと見える。北に目を移せば横山岳・三周ヶ岳・能郷白山・荒島岳・白山等の山並が。更に右に目を移せば雲の上に御嶽山まで望まれた。
無風のポカポカ陽気、やっと食事準備にかかる。3人だった山頂は数十人ほどのハイカーになる。白倉岳に登るハイカーもいたが僕らはここから引き返すことにする。

 緩んできた雪道を小朝ノ頭まで慎重に歩き、白山と御嶽山を見納めて下る。990mの駐車場は車で一杯になっていた。ここからは心地よい落ち葉道の葉をラッセルしながら下る

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