テクテク七洞岳

登山口 486mピークにて
緩やかな登山道と雑木林 岩峰に立つと展望がよい
岩峰より七洞岳望む 中央に局ヶ岳望む
白猪山・伊勢山上方面の山塊 獅子ヶ岳望む
リアス式海岸の熊野灘望む 展望岩より七洞岳頂上望む

平成16年2月15日 七洞(ななほら) 783m 晴れ 度会(わたらい)山地

山と渓谷社【大阪周辺の山250】

 昨日は春一番だったが、今日は北西の風が吹く冬型気圧配置。枚方から北部は天気が悪そうなので、前回と同じく雪雲が無いように思える三重県の山・七洞岳に決める。原野コース(尾谷川から)より所要時間が少し長い藤ヶ谷コースから登ることにする。
 国道166号線〜国道42号から七保大橋を渡り県道を走り、藤集落で登山者も駐車できる『なんじゃもんじゃ広場』におく。林道を走り登山口まで入ることもできるが車高の低い我輩の車では・・。また下山は板取コースをとり車道を20分ほど戻り広場に帰ってくる予定でいたが・・。

4:30自宅〓159km)〓7:22なんじゃもんじゃ広場〓8:04登山口〓25 486mピーク〓9:10勘違いした尾根左折地点〓21板取コース分岐〓9:40〜11:02七洞岳(展望岩まで往復20分含む)〓17板取・藤ヶ谷コース分岐〓勘違いした尾根左折地点〓12:10〜17 486mピーク〓37林道出合〓13:10なんじゃもんじゃ広場 17:20自宅

 なんじゃもんじゃ広場には絵地図があるが、あまり参考にならなかった。道標に従い車道を渡り集落内の道を歩く。前方には七洞岳が鎮座している。民家の外れに登山届を提出して右の道を行き50mほど先で左折して林道に入る。
右の林道が下り気味になる地点から道標に従い、左の赤土混じりの林道を上っていくと樹木越しに七洞岳山頂から朝日が昇る。やがて。数台の駐車スペースがある登山口に着くが林道はさらに伸びていた。
 雑木林と植林の混ざった登山道。道標はないが若瀬へ下ると思える分岐を過ぎ、右に林道が見えると、かすかな踏み跡程度の道があるが(421ピークへの道か?)左のしっかりした道を巻いていく。
 少し急な坂をこなすと486mのピークに着く。北方面がひらけ伊勢湾が望めた。
緩やかなクヌギ・リョウブ・ツツジ・ヒメシャラ・ナラなどの雑木林が続く。林道歩きで薄着になっていたが北風が強くて再び着込んで歩く。
ガイドブックに記載されている尾根左折点に気づかず植林内の急坂を登ると東西に伸びる稜線にでる。ここが尾根左折点だと勘違いして右(西)へ。途中でおかしいと思いコンパスで確認すると間違いに気づき戻り(帰宅後地図を見ながらやっと理解)雑木林の急斜面を登ると下山道の板取コース分岐に着く。
 ここからは岩混じりの稜線である。展望のよい岩峰があり伊勢湾・七洞岳山頂からリアス式の熊野灘の海がキラキラ光る。山頂からの展望に期待して先を急ぐと反射板跡の広場に出て、更に登ると誰もいない七洞岳山頂に着く。
一等三角点の広々した山頂からは360度の展望が楽しめる。北には伊勢湾から白猪山・堀坂山・伊勢山上の山塊、左には局ヶ岳から高見山への高見山地が連なるが高見山は雪雲で見えず。東には山容の美しい浅間山が見え、遠方には迷岳等の台高山脈。南にはリアス式海岸の熊野灘がキラキラと輝いていた。
 風を避けて食事にするが風が舞っているため何処に腰を下ろしても寒い(三重県強風注意報が出ていたようだ)。いつものようにブランディにポットのお湯を入れて食前酒を飲む。
 食事後リュックを山頂に置いて展望岩まで逆方向に下山する。標示に注意して8分ほど下ると分岐があり右へ行くと直ぐに岩棚にでる。ここからは獅子ヶ岳・熊野灘がよく見え、岩壁の奥に山頂が望めた。
 板取・藤ヶ谷コース分岐まで板取コースを下山する。踏み跡がある雑木林の急斜面に付けられたテープを頼りに下ると杉林との境に下りてきて、道は左右に分かれている。コースを記載された地図がないので、迷ったが左に行ってみるが道は下らずに東方向へ続いているようなので、引き返し逆方向へ。この道も不安を感じながら西方向へ歩くと、見覚えのある地点に出てくる。そこは勘違いした尾根左折地点だった。結局、板取コースが分からず藤ヶ谷コースを下山する。

 下山して広場横にある民家の奥さんと会話する。「板取コースが分からなかった」と云うと「暗くなってきても登山者の車があるときがある」と。「板取の住民が車で登山者をここまで乗せてくることがある」と。
広場の絵地図をみて板取コースを選ぶハイカーは詳細な地図がなければ諦めた方がよさそうだ。

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