テクテク錫杖ヶ岳・嘉嶺山・経ヶ峰

錫杖ヶ岳と錫杖湖 伊勢湾と錫杖湖 錫杖岳頂上より鈴鹿山地望む
凍結した経ヶ峰登山口 綿向山      雨乞岳
嘉嶺山より経ヶ峰望む 経ヶ峰展望台
山頂より嘉嶺山と鈴鹿山地望む 錫杖ヶ岳と鈴鹿山地の山々

平成16年2月8日 錫杖(しゃくじょう)ヶ岳676m 嘉嶺(かれい)(の頭)山789m 経ヶ峰819m  晴れ

 山行時間が短いので敬遠していた錫杖ヶ岳だが、以前に鈴鹿の那須ヶ原山方面から見た山容に惹かれて、前日夜に錫杖ヶ岳へ行くことに決めるが下準備もしないで寝てしまう。
経ヶ峰と 嘉嶺山には登る予定ではなかったので、地図・資料なしの山行になってしまう。(山と渓谷社『大阪周辺の山250』を参考にするとよい。)
 名阪国道(国道25号線)関ICから県道10号を南下して、錫杖湖から山容の美しい錫杖ヶ山を眺め、経ヶ峰林道を左に見て、湖水荘を通り過ぎる。
 駐車場(10台ほど可)は湖から川になった地点にある橋の近くにあった。

【錫杖ヶ岳】

6:20自宅〓103km〓8:35駐車場より出発〓39 Aコース(東登山口)〓8:50林道別れ〓9:16稜線出合〓9:45〜10:00錫杖ヶ岳〓07 Bコース(西登山口へ)出合〓10:47 Bコース登山口〓50駐車場着

 駐車場から少し引き返し橋を渡り、右へ行くと直ぐにAコース登山口の大きな標示がある。ここより谷沿いの荒れた林道に入る。10分ほど林道を歩いて道標に従い杉林内の登山道を登る。
ここからは迷う個所もなく登り、稜線出合に着き左折する。数回アップ・ダウンを繰り返し、ベンチのあるBコース分岐を過ぎると山頂へ、きつめの登りとなるが、短時間で東方面が開けた頂上直下の休憩所に着く。ひと息で岩を積み重ねたような錫杖ヶ岳頂上に着く。
誰もいない山頂で360度の展望を楽しむ。北には鈴鹿山地の御在所岳・綿向山から油日岳へ、南には三角形をした白い頂の笠取山から青山高原・台高山脈、西には錫杖湖・伊勢湾が広がる。
 食事には早いし、北西の風が強くて寒い。最短コースのBコース出合まで戻り、段差の大きい階段を下る。所々にベンチがあり迷う個所もなくお寺のあるBコース登山口に出て、朝の橋を渡り駐車場に戻ってくる。
 少し物足りない山行なので、経ヶ峰へ登ることにする。

【経ヶ峰】

11:02経ヶ峰林道(笹子川沿い)Y字分岐より出発〓11:29林道終点〓12:00経ヶ峰・嘉嶺山分岐〓12:25〜13:10嘉嶺山〓33経ヶ峰・林道分岐〓13:53〜14:10経ヶ峰〓13:48林道終点〓15:10駐車場所着

 車で引き返して経ヶ峰林道を走る。2、3km走るとY字に分かれ、右が登山口への林道だが工事中で通行止め、そして『歩行者も通れません』とあった。今日は日曜日なので工事はないだろうと広くなっている車道に駐車して道路マップで経ヶ峰の方向が南であることを確認して登山口へ。しかし平日の交通機関を利用して登ってきたハイカーだったらどう対処するのだろうか?
誰もいなかった工事区間を通り過ぎて林道終点の登山口に着く。道標に従い左の支谷から登山道に入ると経ヶ峰まで60分とあった。丁度よい所要時間なので安堵する。凍結した沢を慎重に左岸へ渡たると植林内の登山道になる。
 カヤ原になった広い稜線に出てくると雪が10センチほど積もっており鹿・兎・猪の足跡が点在する。カヤ原にはブナの木と思われる幼木が植えられていた。振り返ると錫杖ヶ岳・鈴鹿山地の山並み亀山市街地、伊勢湾が見渡せる。前方には左右に伸びる稜線が見えているが経ヶ峰が、どの方向にあるのか分からない(前方左だが見えず)。
 ヒノキ林とカヤ原との境界になった稜線に辿り着く。左は倒木で侵入禁止に思えたので右折して境目を歩く。登山道は雪で隠れていると勘違いする。(この地点で道を間違う。稜線より5mほど杉林に入ったところに経ヶ峰・演テ嶺山分岐があった。)途中でシッカリした下り気味の稜線道になる。コンパスを見ると北方向に歩いていておかしいと思うが地図がないので登山口から1時間過ぎるまで、このまま歩くことにするが、細君は不安を感じ出す。前方に三角錐のピークが見えるので、あそこまで登ることにする。 三角錐のピーク手前の鞍部に来ると雪道に新しい足跡がある。そこには鉄砲を持った猟師が木陰に隠れていてビックリする。
張られたロープを使い急登すると経ヶ峰ではなく三角点のある嘉嶺山に着く。何処で間違ったか分からないが、ここで昼食にする。食事をしていると下から数回鉄砲の音がしてくる。暫らくして猟師が数人上ってきたので展望の良いところから経ヶ峰を教えてもらう。猟師に「今から下山するから猪と間違って撃たないように無線で連絡しておいて」と告げる。
 経ヶ峰・林道分岐まで戻り直進すると広場がある休憩所に着く。ここから遊歩道の階段を上っていくが凍結しているので慎重に登ると10分ほどで遮るものはない素晴らしい展望が広がる経ヶ峰頂上に着く。ブツブツ云って登ってきた細君も一変して上機嫌になる。
 午前の錫杖ヶ岳より霞が幾分少ないようで山頂にある山名板を見ながら展望を楽しむ。養老山地・比叡山・高見山地などが遠望できたが富士山・北アルプス・御嶽山が見られなかったのは残念だ。しかし広い山頂に展望台は必要ないと思われた。 往路を充実した気持ちで下山する。

山ねずみさんから投稿戴いた書き込みから抜粋してUPしました。

経ヶ峰の(テクテク、、)のアドレスを入れていた引き出しも錫杖ヶ岳の頂上の鯉のぼりも僕が設置した物です。経ヶ峰、錫杖ヶ岳、鈴鹿の山では(山ねずみ)はチョト有名なんです。ハハハ、、また鈴鹿の山においでください。お待ちしています。よろしく!

経ヶ峰はすすきの尾根から稜線に出た所で左右を間違えたんだね!それにあの場所は登山道が稜線から少し植林側にあるから初めての人、それに積雪があったので余計解らなかったでしょうね!あの稜線に登った所に案内板が必要だね、また僕が手製の標識でも付けたいと思います。それに地元では、あのコースを登る人はほとんど居ないからね。錫杖湖の橋の所の看板標識が立派だもんね。他所から来た人は登るわなあ!地元の人が登るのはほとんど安濃町からのコースです(メインコース)それに嘉嶺山に登る人もほとんど居ません。(テクテクより;手製の標示は必要ないと思います。地図があれば間違う個所ではありませんよね。)

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