テクテク多田ヶ岳

国道162号より 山頂 内外海半島望む 中央・百里ヶ岳。猿O国峠
常神半島 薄っすらと敦賀半島  雲谷山方面 三十三間山方面
ピラミッドの形をした青葉山


平成15年9月7日 多田ヶ岳 712m 晴れ

ガイド【福井県の山】

 この頃の天気予報、信用できないので土曜日夜7時前の天気予報を聞いてから行き先を決めることが多い。今回も近畿地方は中・南部より北部に雲が多いと予報がでる。僕の勘ではこんな日のほうが展望がよいと北部の小浜にある多田ヶ岳にする。多田コースは私たちの嫌いな林道歩きが長いので、野代コースにする。

 R367を走りR27からR162に入り、小浜市野代の妙楽寺へ。妙楽寺手前にあるグランド前の広くなった車道横の草地に駐車する。

5:15自宅〓7:25〜35妙楽寺付近駐車〓7:52登山口・小さな滝〓8:22植林の谷〓9:05〜15北に下る稜線〓9:56多田分岐〓10:13〜11:17多田ヶ岳頂上〓13:25〜40妙楽寺〓13:55帰  16:40枚方

 昨夜雨が降ったのか低い雲が所々に浮かんでおり駐車場から見える山頂は雲がかかっていた。妙楽寺前を通り、野代川沿いに林道を歩いて林道終点に着くと小さな滝がある登山口に着く(林道途中に3台ほどの駐車スペースがあった)。

登山口から石橋を渡り山道に入ると踏み跡程度の道になる。時々ある赤い紐とテープを頼りに谷を詰める。時々踏み跡が分からなくなり立ち止まることもあった(5箇所ほど赤いテープを巻く)。

北向きの谷のため雪が多く春には登山道を削ってしまうのか、道幅の狭い登山道は谷方向に斜めになっている個所、そして枝木が多く落ちているので、油断すると谷側に滑る(多田分岐まで所々ある)。

雑木林の谷から植林の谷に入ると沢水は細り急坂になる。やがて左折して山腹の道を登ると西へ下る稜線に辿り着くが再び山腹の山道になり自然林を過ぎると今度は北へ下る稜線に辿り着く。そして、折り返して稜線の左側を歩くようになる。ここで休憩して夏場の楽しみである冷凍フルーツゼリーを食べる。

樹木越しにすり鉢形をした山頂が見えるようになる。だんだんと近づいて来ると多田分岐に着く。分岐からは急なつづら坂が山頂まで続くが思ったほど時間はかからなかった。

 三等三角点の多田ヶ岳頂上からは、素晴らしい展望が開ける。南には百里ヶ岳・三国峠などの若丹国境尾根。東には敦賀半島・雲谷山、そして野坂山地の三十三間山。北には常神半島、間近に内外海半島の久須夜ヶ岳と青い海。西にはピラミッドの形をした青葉山が望まれた。

 展望を十分楽しんだ後、往路を下山するが山頂の大岩横から下った所にある行者姿の石像を見学するのを忘れてしまう。
猿と鹿にあったがハイカーには会わない山行だった。下山するとパンツはお尻以外泥だらけになっていた。
泥だらけのパンツで妙楽寺(400円×2)を拝観してから家路につく。

今回の野代コ−ス、迷いはしなかったが道は荒れており、初心者にはお奨めできない。また山頂は素晴らしい展望だが、山頂までの道のりは、印象に残るところはなかった。

尚、9月15日から11月30日まで入山禁止の看板が立っていた。

トップ

管理