テクテク由良ガ岳

双峰の由良ヶ岳 山頂にて 青葉山
赤岩山と大江山(奥) 長老ヶ岳方面 西峰より、霞む天橋立。薗O後半島
眼下に由良川 由良川より由良ヶ岳


平成15年6月22日 由良ヶ岳(西峰640m) 曇り

【大阪周辺の山250】

 和歌山県沖の太平洋に梅雨前線が停滞。中部と北部は『曇り、所により小雨』の天気予報では、行き先がなかなか決まらず。やっと前日夜11時過ぎに今回の山に決まる。日本海には濃霧注意報がでているが「逆に山頂は展望が良いかも?」と前向き思考で決行する。

0時30分に就寝したが蒸し暑くて熟睡できずに、早めに起きて出発。しかし運転していると眠くなり睡魔と闘いながら走る。標高100〜300mには低い雲ある。

沓掛IC(500円)⇒千代川IC〜R9〜R27〜R175〜R178〜たんごゆら駅前駐車(127km)。

4:20自宅⇒6:26〜42たんごゆら駅前駐車場〓6:58登山口〓7:25炭焼窯跡〓5分間休憩〓8:05一杯水〓16鞍部(西峰・東峰分岐)〓8:24〜40東峰〓9:00〜02西峰〓9:24〜10:10東峰〓10:52窯跡〓11:15登山口〓11:31たんごゆら駅  15:45自宅(舞鶴海産物店で買い物。丹波・道の駅にてトイレ休憩と眠気覚ましにコーヒー飲む。丹波IC(1000円)⇒沓掛IC) 

諦めかけていた眺望だが、ゆら駅前に駐車して準備していると低い雲がなくなり双耳峰の由良ヶ岳が見えてくる。
数十メートル戻り郵便局前のT字路を左折、小学校の運動場を右に見て、次の交差点を左折、前方に由良ヶ岳を正面に見ながら踏み切りを渡ると徐々に坂道になる。国民宿舎丹後由良荘を過ぎると車道はここまでで、右の道を行くと丹後由良荘の裏側に登山口があった。

 右・檜林、左・雑木林の登山口から入ると、溝状に削られた道になり松が混在する雑木林の道で、ヤマツツジが彩りを添える。湿度が高いためか汗が噴き出す頃、左に炭焼窯跡がある小広場に着く。緑に囲まれた気持ちの良いところだが休まずに登る。

窯跡から5分程でスギ林のやや急な登りになるが道は濡れていて、下りは滑りそうな道だ。スギ林を過ぎてから休憩する予定でいたが、登りの辛さと汗の噴き出しが酷くてスギ林内で休憩する。ガクアジサイが見え始めると一杯水分岐で左に20mほど行くと水場があった(冷たかったが美味しくなかった)。水場を過ぎるとササが茂る雑木林の登りになり西峰・東峰分岐の鞍部に着く。

西峰で食事の予定でいたので先に東峰に登る。少し急な坂を登ると直ぐに明るい緩やかなササ道になりササユリが迎えてくれる。展望に期待して山頂へ。

石垣で築かれた祠がある由良ヶ岳東峰に立つと360度の展望だった。眼下には由良川河口から若狭湾、東から南方向には青葉山、弥仙山、若丹尾根の山々、長老ヶ岳、そして亀岡から篠山の山々が雲の上に浮かぶ。南西方向には赤岩山の奥に大江山そして丹後山地・生野高原・播州の山々が重なり素晴らしい風景だ。西から北にはドッシリした西峰から丹後半島が近くに見える。どんよりした空なのに予想以上の視界の良さに祀ってある虚空蔵菩薩様に感謝する。

天橋立を見に西峰へ。鞍部まで戻り身丈大のササとブナ・カエデ等の落葉広葉樹の緩やかな道で森林浴を楽しんでいる間に西峰に着いてしまう。天橋立と丹後半島の展望が良いが期待したほどの展望ではなかった。

再度、東峰に引き返し食事する。香取線香を点けて、京都府の地図を読みながらゆっくりと食事(初めて缶ビール各1本)する。

 汗で濡れた衣服で、寒く感じるようになり下山する。酔いを覚ましながら往路を滑らないように慎重に下山する(でも細君1回・僕3回、スギ林内で滑ってしまう)。

自宅からの走行距離が長いわりに歩行時間が短いので敬遠していた由良ヶ岳だったが、今日のような高湿度の日には丁度良い運動量の山行だった。

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