テクテク蒜山

二俣山炎Fヶ山、中央に烏ヶ山、大山 広々した高原 八合目付近より 上蒜山  中蒜山  下蒜山

大山・矢筈ヶ山・甲ヶ山を望む ブナの木 上蒜山望む 上蒜山  中蒜山


平成15年5月4日 蒜山ひるぜん(上蒜山1202m・中蒜山1123m)

 出発;豊中IC〜蒜山IC(4750円)からR482を八束村方向に向かい大山上福田線に入って大山方向へ。左に蒜山高原センターの観覧車を見てから暫らく進むと道路は二股になる。右折して進むと『上蒜山スキー場(登山口)』の道標が現われ、左折して暫らく走ると広い駐車場(無料)に着く。自宅から240km
 帰路;蒜山高原センター手前から渋滞。30分間辛抱したが諦めて湯原ICへ向かう。スムーズに走り米子道から中国道に入り勝央SAでトイレ休憩する。
宝塚付近の渋滞(20km)が延びているようなので、滝野社IC(3350円)で下りて、R372を走り亀岡スポーツ公園で右折、府道407号を走り茨木市へ山道を南下する。渋滞に巻き込まれることなく自宅に帰ってくる。自宅まで280km ガソリン34リットル。

 4:20自宅〓7:10〜20上蒜山スキー場〓36登山口〓8:11五合目〓27三角点がある〓40八合目・槍ヶ峰〓9:04〜33上蒜山(15分間三角点で休憩する)〓10:30〜11:20中蒜山〓25下蒜山分岐〓54五合目・日留神社〓12:37〜50塩釜冷泉〓約5km〓14:35〜50上蒜山スキー場  自宅20:02

 上蒜山スキー場前に駐車して100mほど戻ると『上蒜山登山口0,8km』の道標があり、左の坂道を登っていく。要所にある道標に従い歩く。百合原牧場の柵を越えて100mほど先に見える植林の入口が登山口で、いきなり急階段が直線に延びる。
辛く感じたので今日は体調が悪いのかと思ったが他のハイカーも同じように辛そうだった。長く感じたが10分程で植林を抜けて背の低いササ原になり見晴らしが良くなるが急坂は続く。四合目辺りからは、皆ヶ山と二俣山の鞍部から白い頂の大山が見え始め高度を上げるごとに美しい山容になる。来た道を振り返ると盆地状になった素晴らしい景色が広がるが周りを囲む山々の山名は分らない。五合目辺りから緩やかな道になるが全く風がなく下界に見える煙も真上に上がっている。
 
八合目の槍ヶ峰に着く。少しは槍のように尖った峰を想像していたが殆ど平坦な稜線だった。ここからは上蒜山から中蒜山そして遠方に下蒜山が見え、360度の展望と登山道端に咲いているカタクリ、キバナスミレの花を楽しむ。少し先でブナ林に入るとブナの新芽とヤブデマリの白い花越に大山が見えて印象に残る。
ブナに囲まれ、そしてカタクリの花が咲く上蒜山の最高点に着く。三角点は左に下り登り返した地点(約7分)にあったが、どちらも土俵ぐらいの広さだったが三角点の方が少しは展望が効き、霞んでいるが日本海が望まれた。ここで凍らせて持参したフルーツゼリーを食べる。

 最高点に戻り中蒜山へ。クサリ場が数ヶ所あるが重いクサリを持たずに慎重に下る。カタクリが咲く登山道は今までに経験がないほど長く続き、途中からはキクザキイチゲが加わりその後キバナスミレが鞍部近くまで続く。
樹林を過ぎるとササ原になり一筋に登山道が中蒜山へと延びている。やがてススキの草原となり鞍部から登り返す。
 
非難小屋を通り過ぎると直ぐに中蒜山に着く。360度の展望で上蒜山の奥には矢筈ヶ山・甲ヶ山が見えるが塩釜から登ってきたハイカーは大山と間違っていた。残念ながらここからは大山は見られなかった。北方面の下界には大山の裾野になるのか台地状の樹林が広がり遠方には霞ながらも日本海望まれる。関西からみる風景とは違った地形をしていた。西から南には毛無山などの1000m級の山々が連なり足元を見ると蒜山高原が広がる雄大な風景を満喫する。多数いる山頂でベンチに腰を下ろして食事にする。

 下山、非難小屋まで戻り直進する。下蒜山分岐で下蒜山に行こうか迷っていたが、今日の気温(枚方28度だったらしい)と時間では無理に思えたので諦めて塩釜に下山する。
一部クサリ場もある急な下りだが、擦れ違う子供連れの家族は喘ぎながら登って行く。やがて樹林内に入り青葉が美しいが急坂の稜線道を殆ど直線に下っていく。

 五合目に小さな日留神社の祠があった。この辺りから傾斜も緩くなる。道は尾根から離れて沢に下りてくると「イカリソウが咲いている」と細君が呼ぶ。ブツブツ云いながら登り返して谷斜面に下りて写真を撮る。
沢を2回ほど渡り返して右岸の斜面を歩くようになるとイカリソウが多く咲いている。デジタルカメラなのでフィルム代が要らないので数枚撮って置く。
 

 平坦になって林道に出る。林道を右に折れ100m程歩いて、道標に従い左折して山道に入る。
コナラが群生する道を歩いていると賑やかな声が聞こえてきて、塩釜ロッジ前の登山口に下りてくる。
 
塩釜冷泉へ、しかし『マナーが悪くなり取り水禁止』の立て札。でもペットボトルに汲む程度ならよいだろうと思ったとき、ペット犬が冷泉を飲んだ後に入り込んで、水を濁らしてしまう。マナーの悪さに周りの人々は唖然とする。悲しくなってしまう。

綺麗になってから飲むと今までで一番美味しく感じた名水百選だった。リュックは朝より重くなってしまう。
 
 塩釜キャンプ場と公衆トイレを右に見て車道を10分程歩きR482沿いの自転車道を歩き『道の駅・蒜山高原』でソフトクリームを食べて休憩する。車が溢れる『ジャジーランド』を右に見て殆ど木陰のない道を歩き上蒜山スキー場に戻ってくる。

中蒜山から往路を戻ればよかったと思う長い自転車道だった。翌日は肩が痛かった。

 北九州市・富山県・福島県など遠方のグループと出会うが百名山の大山を登った序に来たグループばかりだった。

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