テクテク油日岳・那須ヶ原山

那須ヶ原望む 2ツの三国岳、塩日岳 北へ伸びる鈴鹿山地
那須ヶ原山・油日岳


平成15年3月30日 鈴鹿 油日(あぶらひ)694m ・ ()須ヶ原山(すがはらやま)800m 晴れ 78km

ガイドブック【鈴鹿を歩く】・地図【御在所・鎌ヶ岳】

307から県道4号を走りJR草津線・油日駅付近で油日神社と檪野寺への道標を捜すと直ぐに見つかる。油日神社を通り過ぎると油日岳登山口の道標がある。道標に従い谷沿いの林道に入ると油日岳登山口のある林道終点に着く。5台ほど駐車可

5:30枚方〓7:10〜25油日岳登山口(林道終点)−2℃〓46水場〓57稜線〓8:02〜05油日岳〓31三国岳720m(余野公園分岐)〓8:48三国岳?711m(余野公園分岐)〓10:14高畑山分岐〓10:16〜58那須ヶ原山〓往路下山〓13:06林道終点

 砂防ダム工事が終了した新しい堰堤横の木階段を上ると植林内に入り、花崗岩がゴロゴロした谷沿いの登山道が暫らく続く。やがて谷が二股になると最後の水場に着く。
ここからは小さな尾根の急登になるが10分程で稜線に出ると『左・那須ヶ原山2時間、右・油日岳5分』の道標があり右折して平坦な道を歩く。
 5分程で岳大明神を祀った油日岳頂上に着く。伊賀町方面が望まれたが電車と車の騒音も聞こえた。
分岐点まで戻り縦走道を歩く。開けた所からはドッシリした那須ヶ原山が鎮座して左遠方には仙ヶ岳・鎌ヶ岳・御在所岳・雨乞岳・綿向山等の鈴鹿山地中央部の山々が望まれた。初めは、この位のアップダウンなら大したことはないと思っていたが、三国岳に近づくにつれて、キレットの険しいアップダウンになり慎重に行動する。
ピークで道が二股になっている。右の余野公園への道を10mほど行くと三国岳720mと書かれた標示があった。戻りキレットまで下り、再びよじ登ると又三国岳711mの標示がある? ここにも余野公園への道があった。
こんなに険しい縦走道が那須ヶ原山まで続くのかと、又復路のことを考えると不安になったが、幸いここが今回で一番の難所だった。所々にあるヤセ尾根、鈴鹿の崩壊が進行しているのがわかる。 ドッシリした那須ヶ原山が目前に迫る。下界の騒音も聞こえなくなる。半円を描くようにして歩いてきた縦走道がリョウブ等の樹木越に見え、5個目か6個目の最後の大きなピークを迎えるとブナの木が少し茂る。少し下ると最後の急登にかかり、左が植林道になると高畑山分岐に着く。左折して植林内の平坦な道を歩くと那須ヶ原山はすぐだった。
 
那須ヶ原山頂上には祠と少し下には非難小屋があった。樹木を避けて移動しながら見渡すと油日岳・飯道山・霞む琵琶湖・中央の鈴鹿の山々が望まれた。山頂のベンチに座り、いつもより少なめのブランディのお湯割と具を忘れ葱だけの煮込みうどんを食べる。

 往路を下山するが何故か登りほどの恐怖はなく、意外と早く下ることができた。また登りでは気づかなかったがマンサクの花が咲いていた。

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