テクテク浄法寺山

しし岩 冠岳より。北丈競山・丈競山 緩やかになった稜線 霞ながらも白山望む。
頂上にて。北丈競山・丈競山
奥・富士写ヶ岳
右奥、大日山


平成14年12月1日 (じょう)法寺山(ほうじ) 1053m 晴れ

 京都南IC〜京都東IC〜R161〜R8を走り敦賀市(5:50)に入るが空はまだ暗い。ゆっくり行くことにして高速道を走らずにR8を走る。敦賀湾の西には先週登った西方ヶ岳があるのだが暗くて見えない。福井市に入ると視界50〜150mの霧の中をトラックの後方を離れずに走ると信号もスムーズに通れる。

視界がよくなったR416を走り九頭竜川を渡り東古市交差点を右折、県道24号を川沿いに走ると旅行村の案内標識がある。集落の狭い道路を抜けると走りやすい林道となり道路脇の滝を数個見て浄法寺山青少年旅行村の駐車場に着く(205km)。

京都南IC〜京都東IC 450円×2・ 道の駅・河野 そば代1200円 ササカレイ1500円・ガソリン26g 2600円

3:45自宅〓7:15〜28浄法寺山青少年旅行村〓 ツツガ原コース〓7:45黒岩分岐〓8:10しし岩〓33ツツジガ原〓38〜40びんつけ地蔵〓9:00〜28冠岳838m〓10:40〜11:42浄法寺山〓12:33〜37冠岳〓40展望所〓冠岳コース〓13:25 13:50往路と同じ道を帰り18:50枚方

 旅行村管理棟の右に清水小場があり、ツツジガ原コース・冠岳コースに分かれる。左のツツガ原コースを選び旅行村敷地内の道を歩く。前日に降ったのか雪が少し積もっていて不安を感じながらの出発になる。
右前方に岩壁が見えてくる。黒岩だろうと思って進むと黒岩分岐があった。『浄法寺山』の道標に従い進むと山道になりゴツゴツした岩の雪道になる。足跡が残っているので安心して少し急な坂を行くと開けた所に大きな岩が現れて『しし岩』に着く。ここは見晴らしのよいところで福井平野に雲海が広がっているが山は霞んでいて残念だ。

 しし岩からは急登になり、ペンキの赤矢印に従って雪の積もった岩場を慎重に登る。備え付けのロープは濡れているが利用する。段々と積雪が多くなり靴跡がなくなっている。登山道から外れないよう注意して高度を上げて稜線に出るとツツジガ原に着き一息入れる。
ツツジガ原から右にとって、東方面が時々見渡せる緩やかな稜線を進む。登山道には動物の足跡があるだけだで、深く雪に入りこんでいる2本爪の足跡はイノシシか鹿? 丸い足跡は熊かと思ったが軽そうな動物なのでウサギのようだが大きな足跡だった。左手にびんつけ地蔵がある。由来が書かれてあるが省略する。ここには水場があったが当てにできない水量だった。

動物の足跡だけで不安を感じながら進むと朝日が差し込むようになり、右の一段高いところに冠岳の山頂があった。ここからは正面に浄法寺山(頂上は見えていないようだ)、左に非難小屋のある丈競(たけくらべ)山から北丈競山の峰が見える。まだ誰も登って来ていない冠岳頂上で長めの休憩をする。

冠岳コースから長靴の男性が登ってくる。休憩もせずに浄法寺山へ行ってしまう(丈競山まで往復して下山していった)。足跡が付いたので、やっと浄法寺山へトライする気持ちになれる。冠岳からは、いったん大きく下った後、登り返すのだが積雪が50センチを越すようになっていたのでスパッツを付ける。『ラクダの背』と呼ばれるアップダウンを過ぎると陽を受けた美しいブナ林になる。時々足の付け根まで雪に落ち込みながら意外と時間がかかって山頂に到達する。

浄法寺山の山頂は広く、中央に展望台があり360度の展望がひろがる。霞んではいるが白山の雄大さは群を抜いている。備え付けの絵地図を見ながら荒島岳・経ヶ岳を眺める。北には南丈競山・北丈競山への稜線が見え富士写ヶ岳が見渡せる。雪焼けになりそうな陽気のなかで食事する。

往路を冠岳まで下山、数人のハイカーと擦れ違ったので雪道はしっかりしていた。意識して滑るようにして歩くと楽だった。
冠岳から南に下る稜線の冠岳コースをとる。少し下ると分岐があり展望所に寄ってみると、真下に旅行村に駐車した愛車、斜面には黒岩が見え、更にツツジガ原コースの全貌が望める。
分岐まで戻り清水小場へ下る。雪融けした相当急な登山道で登りよりも時間がかかりそうだ。幸いにも設置してあるロープは手摺りのようにしてあるため濡れていないので助かる。慎重に下って出発点の清水小場に着く。

清水小場で靴の泥をとり、おいしい水を水筒に入れてから往路を戻り家路につく。

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