テクテク七面山

天和山より中央釈迦岳。左手前七面山 釈迦岳より七面山望む ブナ林 中央に金剛山を望む 西峰より釈迦岳望む
釈迦岳 アケボノ平より七面山 中七人山望む 下山

平成14年9月21日 大峰七面山しちめんやま 1624m 17℃ 曇り

地図【大峰山脈】・【大阪周辺の山250】

奈良市からR24〜R168を走る。大塔村に入ると国道は工事中で対岸の迂回道を走り、予定していた林道殿野線を走らずに、県道235を走り林道殿野線と合流すると篠原手前に着く。右折して右下の車道を下る(上は篠原集落へ)。

 林道篠原線は七面谷の左岸にある。篠原から2kmほどで右からの谷と出合い橋を渡る。林道は二股になるが標示はない。ここが地獄谷と勘違いして(地図に載っていない三の股谷への林道か?)右折して10分ほど走ると行き止まり。戻り直進する。左にゲートのある入谷林道を見て直進するが、この時は何処を走っているか分からない。林道は地道になり時速10Km前後のノロノロ運転になる。
 谷が広くなり林道は左の日裏山谷林道(川に十数センチ水没していた)と別れて、右折して七面谷(地獄谷)の右岸を走り、地獄谷に架かる橋を渡ると(ここから地獄谷になるようだ)高度を上げる。沢が林道を横切り、高いーから滑り落ちる滝を見て上るが目標としていた林道ゲートがない。高度計をみるとゲートのある700mを越している。引き返すことにして地蔵谷に架かる橋まで戻ると車がくる。道を尋ねると「ここが林道ゲートで取り外しできるクサリなので外されている」と。立て札はあったがクサリには気付かずに通り過ぎていた。

 登山口まで後ろに着いていく。登山口の道標は林道が下りになる小広い地点にあった。
ゲートからの林道歩きの(3.8Km)約1時間分を車で上り、林道で迷ったロス時間は帳消しになる。道案内してくれたハイカーは車を置いて、もう一台の車に乗って戻って行った。何処へ?テント泊まりで釈迦ヶ岳か?

4:15自宅〓143km〓8:15〜21七面山登山口〓53七面尾の鞍部〓10分休憩〓9:57〜10:00七面山・西峰1610m〓10:18〜23七面山・東峰〓35七面山・西峰〓10:45〜11:30アケボノ平〓11:54七面山・西峰〓12:45〜50七面尾の鞍部〓13:10〜22七面山登山口  14:00宮ノ滝

 登山口から植林内の急登になる。テープも有り、踏み跡もしっかり付いていて安心する。予定より早く七面尾の鞍部に着く。

 七面尾からは原生林になる。小広い尾根にはブナの巨木が森をなし、根や露岩がむきだしのヤセ尾根にはトウヒの巨木とシャクナゲが茂る尾根になりコブを越しながら登っていく。左(北)には深い地獄谷を挟み明星ヶ岳がそびえる。休憩するとシャクナゲの中から小鳥(コマドリ?)が警戒しながらも近寄ってくる。

ミヤコザサが茂る明るいブナ林になると急登になり七面山西峰に着く。樹木越に釈迦ヶ岳が望まれる西峰にはリュックが8個ほど置いてある。おそらくゲートより1kmほど入った所に駐車していた2台のハイカーだろう。僕らもリュックを置いて東峰を往復する。

 トウヒに囲まれた七面山東峰からは南面の切立った所から釈迦ヶ岳が樹間から望まれた。意外と広く感じた山頂からは岩壁の上に立っている感じはしない。

 西峰に戻り、まっすぐ西へ尾根を下ると色付き始めたブナ林が続く。初夏のアケボノツツジが咲く頃も良いだろうと思う。西の開けた斜面からは奥高野山の山々が広がる。

鞍部に出るとミヤコザサに覆われたアケボノ平に着く。七面山から仏生ヶ岳・孔雀岳・釈迦ヶ岳が谷を挟み雄大に展開する。更に遠方には中八人山が望まれた。また逆の北西方向には天和山、薄っすらと金剛山も見ることができた。食事後往路を戻る。

今回の山行、道はしっかりしており危険な個所もなかった(女性のハイカーが多かった)。でも車床の低い我輩の車では落石と凸凹した林道を走るのは少しきつかった(帰り篠原まで50分近くかかる)。

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