テクテクツルベ岳

地蔵峠分岐 ツルベ岳と武奈ヶ岳 雲がかかる蛇谷ヶ峰
山頂直下のブナ林 ツルベ岳頂上にて

平成14年7月21日 ツルベ岳 1098m 晴時々雲

 昨日梅雨明け。早朝の枚方は蒸し暑くて、カークーラーを点けて出発する。大原まで来ると道路に表示される気温は23℃にで窓を開けて走る。R367を走り、朽木村に入って800mほど走り、緩やかに右にカーブすると、小さな橋を渡る。直ぐに『地蔵峠・登山口』の表示があるが分かり辛い、ここを右折して林道に入る。前回の地蔵山に登った時と同じ場所に駐車する。

5:10自宅〓6:30〜45栃生〓7:15稜線〓7:33地蔵峠分岐〓途中8分休憩〓8:10ササ峠分岐〓8:40イクタワ峠〓9:20〜10:30ツルベ岳〓11:10イクタワ峠〓23ササ峠分岐〓12:08地蔵峠分岐〓途中10分休憩〓12:26着

 林道を上がって行くと数件民家がある。ここからは白倉岳が望まれるが大きく感じる山容だった。手前の民家のポスト横に『地蔵峠』と書かれているが消えかかっている。3匹の犬が吠えるので足早に前を通り山道に入る。沢音を聞きながら歩くが谷底は見えない。貯水槽の奥より左折(道標有り)して植林内のジグザグ道の急登が始まる。
やがて赤松混じりの自然林になるが相変わらずキツイ登りが続く。やっと稜線に出る。この稜線がイクタワ峠まで続いている稜線だった。登山道は稜線から外れた所にあり少しは緩やかになったように思われる。

赤松が多くなり大木の松も点在するようになると地蔵峠分岐に着く。道標に従い右へ、松林の間からツルベ岳・武奈ヶ岳が見られるようになる。歩き始めて1時間経った地点で風通しのよい所で休憩する。気温は23℃前後で汗が止まる。でも細君は治まっていた腰痛がでてしまう(歩いている間にまた治まるだろうと思っていたが治らなかった)。

再び登り出すと緩やかな道になりササ峠分岐に着く。道標に従い右の急坂を登る。高度を上げると坂も緩やかになりブナ混じりの自然林が美しい。段々と稜線が狭くなり開けたところからは、左に蛇谷ヶ峰・右にツルベ岳から武奈ヶ岳が望まれた。

 イクタワ峠に着く。南へ、縦走道は時々木陰がある程度で気温が上がる。振り返ると蛇谷ヶ峰、右には白倉連邦・芦生の山々が潅木とササ越しに望まれ、左にリトル比良から釈迦岳が霞んで望まれる。細君は遅れ気味なり顔色もよくない。幸い小さなアップ・ダウンを3回程こなすと、大きなブナの木が現われ、登り切るとツルベ岳頂上に着く。気温は23℃ほどで下山するのが嫌になる(大阪の予想最高気温は34℃らしい)。

 往路を戻る。植林の登山道まで降りて来ると気温30℃になり蒸し暑くなる。誰にも会わなかった山行を終える。

整備された分かり易い登山道なのに何故『比良山系』の地図に記載されていないのだろう?疑問に思う。

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