テクテク三上山

国道8号線より 山頂より湖南アルプスの山々
山頂より 花緑公園より

平成14年7月7日 三上山(みかみ) 432m 曇りのち晴れ

 夜間に台風が朝鮮半島から日本海に移動して勢力が衰えている。天気予報は土・日・月と傘マークが閉じたり開いたりしているが、土曜日は雨が降っていない。遅れて日曜日に降るのだろうと諦めて予定を立てずにいたが、全く当てにならない天気予報。近畿中部は雨が降らないと勝手に決めて、前夜10時に山行を決定する。今から計画を立てるのも億劫なので先月28日に姉さん夫婦が登った三上山の資料を利用することにする。

5:45自宅〓京都南IC〜(1000円)〜栗東IC〜R8〓6:35〜45御上神社駐車場(R8号線沿い)〓52御上神社参拝〓58三上山表登山口〓7:08妙見堂跡〓18二越〓30〜35割岩〓55〜8:05三上山・展望台〓33希望ヶ丘(花緑公園)登山口〓8:50〜9:45植物園〓10:04登山口〓10:35〜50三上山〓11:25裏登山口〓11:33〜55御上神社駐車場 R8〜R1〜県2〜桐生〜南郷〜R422〜R307経由で帰宅。)13:35枚方平和堂でカキ氷を食べる。

 御上神社参拝後R8号を北へ、道標に従い1ツ目の信号を渡り直進、常夜灯があるところが表登山口だった。民家を通り過ぎて石の階段を登ると直ぐに『釣岩』がある。昔はこの辺りまで琵琶湖があったのだろうか?

急坂、そして岩場がある雑木林の登山道を登ると直ぐに汗が出始める。台風の影響で気温と湿度が高いのは覚悟していたが、何故か無風なのは大誤算だった。まるでサウナにいるような感じがする。立ち止まると汗が噴出してくる(体感では30℃前後あると感じていたが気温を測ると25℃だった)。低山なので杖はいらないだろうと車に置いてくるが、くもの巣が顔や手に付きイライラする。くもの巣掃いに杖を持ってくればよかったと後悔する。

妙見堂跡に着く。開けた場所だが風がない。早々、堂跡奥の登山道を登ると相変わらず急坂が続く。

『右・二越20m』の道標があったので行ってみる。昔は岩の先端からの展望が良かったのだろうが樹木が茂り比叡山が望まれる程度だった。でも『二越』とは何のことだろう?
今度は『割岩』がある。リュックを置いて細君は岩の割れ目を通るが、僕は自信がないので右から巻いて岩上に立つが、登山道は左から巻いて登って来ていた。リュックを取りに下る羽目になる。

 手摺の付いた岩場箇所を通り「暑い・暑い」を連発しながら、やっと頂上直下の展望台に着く。岩場の展望台には山名が記載された絵地図が設置されて湖南の山々が一目でわかるようになっている。今日は絵地図に記載されている殆どの山を見ることが出来たのはラッキーだった(生駒山は見えたが愛宕山は見えなかった)。

 展望台からすぐ上が三上山頂上で祠が祀られている。ここからも展望台と変わらない展望が見られる。調子が出ないうちに誰もいない山頂に着いてしまう。タオルは絞れるほどになっていた。

 祠の横にある裏登山道を確認してから祠裏の道を歩き、花緑公園へ下る。この登山道も急坂で無風、そして陽が時々差し込むようになってきた。帰りの登りを想像すると・・。登山道は直線に付けられた健脚コースとジグザグに付けられた一般コースがあるが、どちらも暑いのには変わりがない。

 登山口に出てくる。道標があり『左・森林センター。右・花緑公園』とある。花緑公園へ下る。シダが茂るヒノキ林の遊歩道を歩いてロッジ広場を通り過ぎ、車道を渡って噴水のある植物園に来る。ここからは小高い三上山が望まれるが、辛い思いをして登り下った山にしては貧弱に見え、体力に自信をなくしてしまう。木陰のベンチに座り食事していると9時になり噴水が噴出す。

 花壇の花、名前の付けられた樹木を観察しながら、下って来た道を引き返し、再度山頂を目指す。焦らずに足を動かしていれば山頂に着くだろうと覚悟を決めて登る。
持参した水約3リットルは1リットル弱になっている。お腹は水でふくれているなのだが暑さを凌ぐために、すぐに飲んでしまう。『暑い・暑い』と言いながらも、以外に早く三上山頂上に着く。

 三上山頂上には十数人のハイカーがいた。展望は朝より霞んでいる。祠裏の樹林に囲まれた広場で、冷凍から融けた缶詰ミカンを食べて、暑さを凌ぐ。

 祠の横手より裏登山道を下ると微風があり最高の気分を味わうが長続きせず。雑木林の登山道を下ると打越の鞍部に下りて来る。左は花緑公園へだが、右の山出へ下る。暑さで集中力がなくなっているが岩場の道に注意しながら下ると裏登山口に出てくる(駐車場有り)。直ぐに表登山口と出合い、御上神社駐車場に向う。車を鎮守の森に移動させてから帰りの準備をする。

トップ