テクテク氷ノ山

不動滝 氷ノ山越へ 山頂へ、  ブナ林
山頂の非難小屋      扇ノ山      青ヶ丸山    仏ノ尾
中央大山        蘇武岳       妙見山
鉢伏山 前・三ノ丸  奥中三室山 古千本
東尾根 ベニドウダン

平成14年6月9日 A氷ノ山 1510m  快晴 

平成10年10月4日のデーターを整理して、「もう一度登りたい山」とあった。記憶も薄れ展望もまだ見ていないので、行くことにする。

天気予報では北日本を寒冷前線が夜に通過する。近畿地方にも影響があり、枚方市も23時ごろ雨が降る。寒冷前線が通過した後、高気圧が張り出して来るらしい。おそらく中国方面は展望が良くなると思い決行する。

早朝枚方上空は灰色の低い雲が点在するが視界は良い、でも愛宕山辺りに千切れ雲が懸かり始めている。

4:20自宅〓沓掛IC〜千代川IC 500円〜R9170km〓7:05〜15福定親水公園〓57地蔵堂〓8:53氷ノ山越〓9:30コシキ岩〓9:45〜10:54氷ノ山頂上〓11:22神大ヒュッテ〓12:18〜27東尾根避難小屋〓46東尾根登山口〓13:17〜30福定親水公園  〓丹波IC〜沓掛IC 1000円〓16:50枚方

 親水公園駐車場には6台目に駐車する(約20台駐車可)。上空には雲1ツない。トイレ裏より沢沿いの道を歩く。キャンプ場を通り10分程で二股になり、前方に布滝が見えているので寄ってみる。橋の上から写真を撮るが落差65mの滝はファインダーに収まらない。
二股に戻り、狭い支稜線の急坂にかかる。左下に不動滝を見てからは、更に勾配を増しジグザグ道を登る。やがて山腹の道になるとナラの高木が多くなり緩やかになる。休憩しようと思っていたが風があり汗が止まったので休まずに行く。

左の谷側がスギ林になると地蔵堂に着く。再び自然林の道になるとブナの木が混じるようになり、チョロチョロと流れる小さな沢に来る。当てにしていた水場だが前回よりも水量は少ない。5分ほど休憩して饅頭を食べ、水をペットボトルに補給してから出発する。

背丈以上のササが多くなると氷ノ山越の峠(避難小屋)に着く。反対側から8時から登った夫婦がベンチで休んでいた。左折して一旦下ってから登リ返すがササが茂り展望が効かない。でもブナの木が茂る登山道を気持ち良く歩く。ガレ石の急坂を登るとコシキ岩が立ちはだかり奥には山頂の避難小屋が見える。コシキ岩を左から巻くと木の階段となり段々と展望が広がってくる。

 青空が広がる一等三角点の氷ノ山頂上からは360度の展望が開ける。遠くは六甲山が見え、四国の山も薄っすらと浮かぶ。反対側には一際高く大山が聳え、右には鳥取市内の海岸線が遠望できる。方位盤に山名が刻まれた金属板があるが正確には分からない。地元の人がいたので周りの山々の山名を教えてもらう。扇ノ山・蘇武岳・妙見山・藤無山・後山・三室山・那岐山等の登った山、登りたい山々が連なる。
数百人が山開きの神事を行う為に登って来るらしい。でもゆっくりと食事することが出来たが風があり寒くて重ね着をする。
山頂にあった尼工ヒュッテの汚い建物がなくなり、少し下った所に展望台つきのトイレが設置されていた。

多数登って来た。東尾根コースを下山すると静けさが戻る。直ぐに古生沼を右に見て、下山道が間違ってないことを確認。木道を歩いて古千本を通り過ぎる。時々展望が開けて京都方面の山並みが見えるが何処が見えているのかサッパリ分からない。小奇麗になっていた神大ヒュッテで左前方に下る。
ブナ混じりの自然林を下り、一ノ谷源頭部の水場に着く。用意してあったスポーツドリンクの粉末に自然水を入れて飲むと最高の味だった。
やがて東尾根に入る。5月下旬名はドウダンツツジが咲く有名な所だが、緑の濃い尾根道で十分に満足して下っていると幸運にもベニドウダンが咲いていた。

急坂を下ると東尾根避難小屋に着く。凍らせて持参したミカンの缶詰をベンチに座り食すと丁度良い冷たさになっていた。避難小屋裏から急坂の木の階段を下るとスギ林に変わる。うんざりするするほど、段差の大きい階段をひたすら下ると東尾根登山口に出てくる。ここには石で造られた立派な登山口の道標が建っていた(前回は標示がなく不安な気持ちで登った)。

林道を下る。前日まで30度を越す気温が続いていたが今日は幾分涼しく感じる。又時々木陰になった所があり、覚悟していたほど暑くはなかった。

展望と自然林の多い山歩きに大満足する。


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