テクテク伯母ヶ峰

大普賢岳がどれか分からず 和佐又山・大台ドライブウェイ分岐 七窪尾根より大普賢岳
伯母ヶ峰頂上 頂上より八経ヶ岳・弥山望む 大普賢岳を見ながら下山する。

平成14年3月31日 和佐又口伯母ヶ峰1267m 晴れ

【大阪周辺の山250】

標高差は少ないが登行時間がかかりそうなので、早朝出発する。

R169を南下、吉野川沿いの桜は満開だった。新伯母峰トンネルを抜けると直ぐに右折すると左にトイレ、右に和佐又山登山口がある。

4:30自宅〓6:30和佐又口・登〓7:30あずま屋〓コース間違う。1時間近く遠回りして歩く〓8:02和佐又山・大台ドライブウェイ分岐〓20七窪尾根・大普賢岳分岐〓9:05関電北山無線中継局〓08伯母峰峠〓40支稜屈曲点〓55 1262m峰〓10:03農林省無線中継局〓10:14〜52伯母ヶ峰〓11:28支尾根屈曲点〓11:50伯母峰峠〓12:55大普賢岳・和佐又山分岐〓13:15和佐又口・和佐又山分岐〓13:45あずま屋〓14:30和佐又口着

 登山口から階段道をジグザグに登る。緩やかな道になると滝が現われてくる。昨年7月29日に登ったときは小滝に思えたが、全容が見える今回は大きく感じる。滝を過ぎると急坂が続き支尾根にでる。この辺りブナやヒメシャラの木が多く、樹木越しだが伯母ヶ峰峠の無線中継局が見え、伯母ヶ峰も見えているようだが分からない。
山腹を巻くようになると、道は水平になり植林の中を歩くようになる。途中、崩壊箇所が2箇所あり、手前の崩壊箇所からは和佐又山から残雪がある大普賢岳の雄大な景色が望まれる。

 あずま屋に着く。ここからも大普賢岳が望まれた。本によると、あずま屋の前より『山想遊行』と書かれた入り口から登るとあった。昨年和佐又山に登ったときは有ったようにように記憶しているが見当たらない。そして登山道も気付かなかった(実際には自然林の中に分岐があったのだが『山想遊行』は無くなっていた)。
「次のあずま屋かも?」と思い先へ進む。でも次のあずま屋にも登山口がない。「見つからなかったら和佐又山に登ろう」と諦める。大木の多い自然林に出ると鹿が白いお尻を見せて走り去る。そして大台ドライブウェイの道標があった。

 大台ドライブウェイ方向へ、直ぐにヒメシャラの大木が数本あるコブを越して山の斜面を歩く。樹木越しに台高の山並みが見えているが日出ヶ岳は見えていないようだ。やがて植林の斜面を歩いて七窪尾根・大普賢岳分岐に着く。

 伯母峰峠へ、稜線より北の斜面(地獄谷側)を歩く。背後には大普賢岳が樹木の間から見え実にいい所だ。新緑、黄葉の時期も素晴らしいだろう。やがて植林の尾根道になる。大幅に時間が遅れているのに気付くが小休止してパンを食べる。
やがて北は植林、南は自然林の境目を東へ。ピーク1132mを越すと下りが続き、関電北山無線中継局を右に見て、少し先で右折すると、直ぐに二又になる。前方下にはドライブウェイの休憩所とトイレが見える。右に下りればドライブウェイだが左の階段を下ると鞍部の伯母峰峠に着く。

 伯母峰峠からは植林との境目を一直線に登ると背後には大普賢岳が美しい山容になってブナの枝越しに時々見ることができるようになる。傾斜を増して登り難くなったので、左の植林に入り適当にジグザグに登る。ここで「10時半までに伯母ヶ峰に着かなかったら諦めるようと」決める。殆ど休まずの山行で疲れが溜まってきた。

 登り詰めれば支稜屈曲点の稜線に出る。帰りのためにテープと植林境界の地形を記憶してから90度に右折する。緩やかな道になり、樹木越しに北には白鬚岳が見え、南から西には孔雀岳・仏生ヶ岳・主峰の八経ヶ岳・弥山・大普賢岳と大峰山脈が連なる。また台高の主峰、日出ヶ岳も見えるようになる。ササに覆われれば、ひと登りで錆びた熊のワナがある1262m峰に着く。

 1262m峰から下ると直ぐにドライブウェイ分岐があった。「帰りはここを下りてトンネルを歩こうか」と・・。弱気になる。

農林省無線中継局があるピークを越し立派なブナの木が群生する鞍部へ、そして伯母ヶ峰への最後の登りにとなる。

 シャクナゲ・トウヒ・ブナの木に覆われた伯母ヶ峰頂上だったが樹木越しに大峰の山々を望むことができた。

 食事をして元気を取り戻す。懐中電灯を直ぐ出せるようにし、細君は鈴をリュックに付けてから下山する。
迷ったがドライブウェイ分岐は通過して、伯母峰峠への急な下りも難なく下りられた。峠からドライブウェイに下ることも考えたが、この調子だと歩けそうに思えたので往路を戻ることにする。
でも1132mのピークまでの登りで、一気に足に疲れを感じるようになる。あずま屋への分岐点も分からずに通り過ぎ、往路と同じように遠回りして戻る。


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