テクテク竜ヶ岳・砂山

裏道・ホタガ谷 ホタガ谷上部 遠足尾根分岐 山頂へ
   静ヶ岳       御池岳        天狗岩      藤原岳
中道を下山 大ガレ出合 長尾滝
竜ヶ岳望む  砂山にて    四日市方面        竜ヶ岳望む

平成14年3月17日 B竜ヶ岳(鈴鹿)1099.6m 砂山497m 135km

地図【霊仙・伊吹・藤原】・【鈴鹿を歩く】

 1回目は雨の中、石榑峠から竜ヶ岳頂上、そして裏道登山道を下山したが、ガスがかかり殆ど記憶にない。2回目は石榑峠から往復で展望だけを目的に登る。そして今回満足いく山行に期待して出発する。

名阪国道(R25)からR306を走り宇賀渓駐車場(500円)に到着する。

5:20自宅〓7:35〜50宇賀渓駐車場〓8:10長尾滝・裏道登山道分岐〓8:55分れ滝?〓10:20静ヶ岳分岐〓10:35〜11:12竜ヶ岳頂上〓中道を下山〓12:00ヨコ谷・大ガレ出合〓35長尾滝・バス停分岐〓12:50〜53長尾滝〓13:00砂川・石榑峠分岐〓35砂山〓14:20宇賀渓駐車場  17:30枚方

 宇賀渓駐車場から谷間の上部に頂上が見えている。今日からは夏姿になり半袖のTシャツになって登る(昨日・観測史上一番早い桜開花)。

売店の間を抜けて砂山への道と分れ、右のゲートある林道を歩くと橋を渡る。北谷キャンプ場を過ぎ、渓流沿いに林道終点まで歩くと休憩小屋とトイレがあった。記憶が残る長尾滝・裏道登山道分岐だったが、後は山頂に着くまでサッパリ覚えていない。ただ沢音を聞きながら下山したのを覚えているだけだった。

道標に従い裏道登山道へ。右の木端谷からは沢音が聞こえる鬱蒼とした杉林の道をジグザグに登り、小さな尾根を越えるとホタガ谷の急斜面の山腹道になり下からは沢音が聞こえてくる。丸木橋を2回渡り山林作業道分岐で迂回して植林の急斜面を登り再びホタガ谷に戻り、丸太橋を渡り植林の山腹道になる。再びホタガ谷沿いに降りて左岸に転じて登ると落葉した樹木越しに二筋なって落ちる滝が見える。自信はないが『分れ滝』にしておこう(登山整理番号30番地点)。
分れ滝を過ぎると沢沿いの緩やかな道となり、落葉樹の樹木が陽に当たり美しい。ここで沢石に座りアンパンを食べながら休憩する。

 涸れ沢になると残雪が現われ自然林からササに覆われた斜面が前面に広がり振り返ればホタガ谷から四日市市が見渡せる。所々残雪がある窪地の急な道を登ると遠足尾根と合流して御池岳・藤原岳・養老山と展望が広がるが霞んでいる。緩やかになったササ原を鶯の囀りを聞きながら行くと竜ヶ岳山頂が見えてくる。遠くに感じたが20分ぐらいだろうと予想を立てる。
静ヶ岳分岐で向きを変え、最後の登りにかかり予想通り20分で竜ヶ岳頂上に着く。ササ原に覆われた360度の眺望が拡がる展望写真は平成8年7月7日)。ビールで乾杯する。

 山頂より東へ、中道を下山する。暫らくはササ道を下るが中道もササが刈られていて、しっかりした道だった。心配した雪も殆ど無く、広い尾根は展望が開けて気持がいい。やがて落葉樹の林に入るが暫らくは快適な山行だがジャ谷分岐を過ぎると段々と険しくなりロープ・岩・木等をもって下るようになる。右を見ると激しく崩壊してヨコ谷に落ち込んでいる。

 ガレ石の道を下るとヨコ谷の大ガレと出合い谷沿いの道になる。次々と堰堤が現われ左側から巻いて下るのだが、中には堰堤に付けられた長い鉄のハシゴを下る所もある。
岩に付けられた赤ペンキ・テープを頼りに下っていると堰堤の手前に『バス停』を示す道標が有り、ここでヨコ谷沿いの山腹の道を歩くと宇賀渓の本谷と出合う(長尾滝・バス停分岐)。本谷を上流に向かい長尾滝を目指すと、ヨコ谷で追い越したグループと会う。どうも道標のあった地点で間違ったようだ(10分ほどロス)。ここからは前回の記憶が戻る。

 長尾滝に着く。前回よりも迫力のある滝に思われたが何故だろう。初めからコースタイムの計算はしていないが、ゆっくりと休んでいられないと感じ先を急ぐ。
左岸に渡り滝横の支谷を数十m登り鉄ハシゴを上がると長尾滝の上部に出てくる。右岸に移るのだが前回、細君が川に浸かった地点だが慎重に渡る。本谷と分れて登ると砂川・石榑峠分岐があった。

『砂山まで50分』とある。急坂だが先を急ぐ。稜線に出ると少し楽になり展望の良いピークがあったので少し休む。ここからは竜ヶ岳の雄大な山容を一望でき、今日の山行ルートを目で追い確かめる。
アップダウンを繰り返し雑木林の尾根道を行くと風化した岩肌が突然現われて砂山に着く。岩上に立って最後の展望を楽しむ。
 
 砂山から下山、少し下ると分岐があり左の尾根道コースを選ぶ。険しい箇所もあったが慎重に下ると、又分岐があり右『遊歩道』とあったが尾根道を行く。尾根道は狭くなり落ち葉で滑り易くなる。時々右下に遊歩道が見えると「遊歩道を歩けばよかったかな〜」と後悔する。やがて尾根道は遊歩道に吸収され石段の道になると疲れた下半身に負担を感じる道になる。時々ある道標で『バス停』を選び下山すると朝の出発点に戻ってくる。

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