テクテク学能堂山

林道より大洞山 頂上より三峰山望む 白土山。中央に高見山が見えていたが。 大洞山の雌岳・雄岳


平成14年1月13日 学能堂山がくのどうざん4℃ 晴れ 1022m

5:20自宅〓108km〓7:15〜30三多気の桜付近に駐車・登〓56登山口〓8:25林道終点〓9:00稜線〓9:25〜10:25学能堂山頂上〓53白土山982m〓11:15小須磨こすまとうげ峠〓38コスマ林道出会い〓12:40佐田峠〓13:33着

 三多気入り口にある杉平すぎひらバス停から200mほど上った三多気の桜付近に駐車スペース(大洞山への車道)があったので車を置く。ここからは学能堂山の稜線が見えているが山頂はどれか分からない。バス停まで戻り更に100mほどR368を戻ると伊勢本街道・はせの道標に従い左折する。集落内で伊勢本街道と分かれ谷沿いの林道を登る。林道は谷を渡り次の谷間を登る。林道に入ってからは道標がないので不安になってくる頃、谷は二股になり右の谷にかかる橋を渡り6〜70m登ると左に『学能堂山』の標示が(登山口)あったので林道と分かれ枝道に入る。

一間幅ほどある枝道を登るが目印のテープが殆ど無い。途中、右に白いテープがあったが林業用の目印と思い無視して直進し数十m行くと、道は無くなり踏み跡程度になる。先ほどの白いテープまで戻り7mほど登るとしっかりした道が下から伸びてきている。
高めの谷沿いの植林内を登る。作業用の枝道があるがテープがしっかり付けられているので安心して薄暗い植林内を黙々と登ると先ほどの林道の終点に出る。

右前方にある目印に従い再び山に入る。涸沢を渡ると急坂の道になり、やがて稜線に出て左折するが相変わらず植林の道。でも登山道は緩やかなになり雑木林が混じるようになると山頂が姿を現す。やがてササとススキの茂る道になり雪が凍結した登山道に注意して登ると学能堂山頂上に着く。

二等三角点山頂からは360度の雄大な展望が望まれたが予想通り今日は霞んでいた。高見山は時々薄っすらと見える程度だが局ヶ岳までの高見山地、そして中央の三峰山は屏風のように目前に立ちはだかっている。西から北方面には室生火山群の山々、大洞山・尼ヶ岳等が望まれる。
誰もいない山頂で鏡割した餅をミソ味で食事する。

下山。鹿避けネットに沿い下る。ササとススキの原を南に向かうが近い将来には山頂まで植林になってしまうのだろうか。100mほど先で左にヒノキ林を見ながら急降下する。鞍部を右に行くと雨谷林道に出られるらしいが、時間に余裕があるので稜線を歩き小須磨峠まで行く。942mピークを越し、登り返すと白土山頂上に立つ。振り返ると学能堂山が望まれる。

薄暗い植林内を下ると小須磨峠に着くと右の谷に向かって下る。伐採された小枝が径道を隠すがテープを拾い、流れ出した谷水沿いに下ればコスマ林道に出合う。

林道を下ると人家に出てくると背後に三峰山が堂々と鎮座している。神末川・左岸沿いを遠くに見える大洞山の麓をめざして歩く。神末の集落から伊勢本街道に入り所々の旧跡が残る車道を歩く。佐田峠(雨谷林道入り口)を越すと大洞山の雄岳(左)・雌岳が迫って来るがまだ時間がかかりそうだ。丸山公園を過ぎると伊勢本街道は昔の街道になり苔が付いた石段を下って行くと姫石明神があり谷沿いの杉林内を下ると出発点の杉平集落に戻って来る。

小春日和の気持ちの良い山歩きだった。

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