テクテク大峰山・武庫川渓谷



平成13年12月9日 大峰山552m・武庫川渓谷

 宝塚から県33を走り武田尾へ。武田尾駅まで行くが駐車場は定期契約車だけ。引き返し武庫川出合いから僧川沿いに3〜400m戻る。紅葉館専用の大型バス駐車場の斜め向かいに僧川に懸かる橋があり、手前に空き地があったので、ここに駐車。(武庫川の対岸にも駐車スペース有りそうだ)

5:50自宅〓54km〓7:25登〓31武庫川出会い〓7:45桜の園入り口〓さくらの道〓8:03大峰山分岐(あづま屋)〓55〜9:01大峰山頂上〓9:42〜55あづま屋〓58亦楽山荘〓もみじの道〓10:10桜の園入り口〓11:17〜40昼食〓12:00武庫川渓谷と別れ〓12:17〜26西宮名塩駅〓30武田尾駅〓駐車場

僧川沿いに車道を下り武庫川に出合う。僧川に架かる橋を渡ると広場(トイレ有り)になっており見晴らしが良い。上流の武田尾温泉方向の谷間(渓谷)には低い雲が浮いている。下流には廃線となった旧福知山線の枕木のあるハイキング道が延び、先にはトンネルが見える。これからどんな景色を見せてくれるのか楽しみな渓谷である。最初のトンネルに入るが用意していた懐中電灯は必要でなかった。振り返りトンネル名の標示を捜すが見つからない。
2つ目のトンネルは直線のトンネルなので出口が見えている。抜け出すと桜の園入り口で左折して階段を上がると絵地図があり、大峰山への道をメモする。

 三叉路になっているが、さくらの道を歩く。涸谷を渡りジグザグに登る。さくらの大木があり花のシーズンは見事だろうと思われる。冷えていた(5℃)身体も薄っすらと汗がでてきたので途中でセーターを脱ぐ。さくらの道の最高点に着くとあづま屋があり、落書き帳があったので覗くと11月の下旬、紅葉が最高だったようで羨ましく思う。あづま屋からさくらの道とわかれ大峰山の道標に従い(育樹の丘)急な山腹を登るが、ここも気持ちの良いコースで桜の落ち葉(細君によると桜もちと同じ匂いがする道だったらしい)を踏みながら登ると、テーブル付きの椅子がある林間広場に着く。

ここからは稜線歩きの登山道となる。相変わらず急登が続くが落ち葉を踏みながら変化する樹林の形態を観ながら樹木の間を縫うように登ると樹林越しに六甲山の山並みが見え出す。頂上と思って辿り着いた地点には三角点がないので先へ。緩やかに下り登り返すと大峰山頂上に着く。南に少しだけ展望が開け西宮方向の港が望めたが、風があり小雨が降って寒いので早々下山する。

 あづま屋まで戻り、熱い飲み物とアンパンを食べてから、さくらの道を直進すると亦楽山荘に着く。ここからは谷沿いのもみじの道を下る。落ち葉はもみじの葉に変わる(もみじ天ぷらの匂いはしなかった)。やがて桜の園入り口に戻って来る。

 再び廃線歩きとなる。トンネルを抜けるごとに渓谷の景色が変わり楽しませてくれる。トンネル内で懐中電灯を消すと全くの暗闇となる。こんな経験するのは何年ぶりだろう?渓谷には天狗岩・霧池淵・溝滝とか名前が付けられている個所があり、その都度立ち止まり見学する。最後のトンネルの手前に広くなったところで食事していると途切れることなくハイカーが行き交う。子供たちは嬉しそうに懐中電灯を持って歩いて行く。

最後のトンネルに入る。灯りは要らないだろうと歩くと水溜まりにはまる。トンネルを出ると年輩者が反対署名を求めてくる。ここにダム建設の計画があるらしい。両岸の岩は試掘された跡が残っている。兵庫県民ではないが渓谷がなくなるのは悲しいので署名する。中国道の橋と民家が見えてくるが民家の下まで渓谷は続いている。

中国道の橋手前よりハイキングコースから離れ舗装された道を斜めに上がる。バス通りの車道に出る少し手前の狭い車道を右折してJR西宮名塩駅へ向かい乗車。

4分で武田尾駅に着く。車まで戻り、車で温泉旅館へ入浴に行くが何処も満員で諦める。

今回のコースは植林のない大峰山と広々とした明るい渓谷美を観られて大満足する。

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