テクテク千ヶ峰

三谷渓谷 千ヶ峰頂上 市原峠へ。背後に千ヶ峰 中央・またに山
栗拾い またに山より。三国岳、手前・三岳 またに山より。千ヶ峰望む。 採集

平成13年10月7日 千ヶ峰1005m・またに山?m 晴れのち曇り

 近畿地方南部と三重県の降水確率が高い。平成10年8月30日に今回の山に登ったが、頂上だけガスが懸かり展望を見ていない。再度登ることにする。宝塚ICから中国道(帰り吉川ICより)。中国道は快晴だが北方向には雲の塊がある。(朝6時前のラジオは中部地方快晴といっていたが)R175からR427に入ると高い山の頂には雲が懸かっている。杉原町に入いると、千ヶ峰登山口三谷コースの標示があるので左折するが前方に見える千ヶ峰頂上はガスがかかっている。道標に従い走り登山口前の駐車場に着く。

5:25自宅〓115km〓7:10〜20三谷登山口〓8:10〜13岩座神コース合流〓8:37〜40千ヶ峰頂上〓(栗拾いしながら下山)〓9:37市原峠〓(栗拾いしながら登る)〓10:17〜11:17またに山〓47市原峠〓12:40〜47千ヶ峰頂上〓13:40三谷登山口

 登山口には地元の小学生が作った道標があり『頂上まで2.5km・90分』と書かれている。三谷の左岸より植林の登山道に入る。階段を落ちるように流れる渓谷を丸木橋の上から眺めて右岸へ、杉の間から雄滝を見て上部の丸木橋で雌滝を見て左岸を登ると、いつの間にか自然林になっていた。再び右岸へ、上流には小さな滝がある。ここまでは地元の小学生の道標どおり30分で辿り着く。

 ここから杉林に入り稜線に取り付く。渓谷の登山道も急な坂だと思っていたが、其処ではない急坂になる。左杉林、右自然林のササが茂る道だが段差の大きい木(石)階段で短足にはキツイ(下りはもっとキツイ)。

岩座神コースと合流する。ここで休むと樹木越しに千ヶ峰頂上が見えている。短めの休憩で出発すると、ガスが懸からないうちに登ろうと細君、超急坂を登る(我輩は遅れ気味に付いて行く)。やがてササ原になり、ひと踏ん張りすると先客が1人だけの360度の展望が拡がる千ヶ峰頂上に着く。

霞んでいるが、東から南にかけて展望が望めた。早速、兵庫県の地図を開けて山を調べる。笠形山が分かったところで北西方向から雲が流れて来て下界しか見えなくなる。諦めて杉原峠まで下ることにする。

頂上より稜線を下る。西側は背丈以上のササで展望が効かないが、東側の展望が良く、三谷コースより歩き易い道だ。振り返ると頂上が見えている。どうも千ヶ峰に嫌われているようだ。自然林に入ると栗のイガが落ちている。ポンポン山で栗を数個拾って帰ると祖母さん喜んだので、採取することにする。お陰で杉原峠まで1時間近くかかる。途中展望岩があり眼下には工事中の林道が見え、舗装された林道にはハイカーの車が駐車していた。栗を採取しているときに、登りの男性に『またに山』を教えてもらう。登ってみることにする。

杉原峠に着く。『加美アルプス西岳・シャクナゲ自生地、3時間。またに山より千ヶ峰の展望良好50分』の標示。直進すると、すぐに栗の林が・・・。5分ほど採取する。時々東側の展望が開けるが栗の木がある雑木林の道。下に落ちている栗を採集しながら登っても迷わない稜線の道だった。

またに山頂上に着く。山頂にガスが懸かった千ヶ峰が望め、西方向には段ヶ峰と思われる山塊が望まれた。頂上から10m行くと、北から東方面の展望が開ける。北には山腹の岩が露出した稜線が見える(千ヶ峰からはノコギリ歯のように凸凹しており、少し間を置いて三角錐の形をした三岳が帰り一瞬見ることができた)。更に遠方には三国岳が見えている。東方面は竜ヶ岳と篠ヶ峰(山頂に鉄塔が数本建っているので近辺の山を調べるときに目標となる)が目前に見える。
登山道は笠形山からの縦走道で北方向に見える三国岳まで延びているらしい。誰も登って来ない頂上で食事する。食事後、一帯にある栗の木から栗を採取する。曇ってしまったが食事前より山並みが良く見える。千ヶ峰の左には笠形山が望める。

 またに山から下山する。展望を期待して再度、千ヶ峰山頂へ。頂上手前850mの道標辺りから道は急になるが何時ガスが懸かるか分からないので急ぐ。40人ほどのハイカーがいる千ヶ峰頂上に着くが、北西方向から雲が近付き朝と同じ展望になる。諦め往路を下山するが、ハイカーでごった返し、恐ろしいほどの急坂を下る。

杉原峠から『加美アルプス西岳』に登りたくなった山行だった。

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