テクテク岩篭山

自然林の渓谷 夕暮山頂上 岩篭山直下より、・野坂山、夕暮山。
インディアン草原より   西方ヶ岳・敦賀湾

平成13年8月19日 岩篭山(いわごもりやま)765m 晴れ時々曇り

本【福井県の山】【マイカー登山・北陸自動車道】

京都南IC〜京都東〜R161を走りR8に出合って数百メートルで市橋交差点を左折、狭い道を北陸本線の下り線と上り線を潜り走ると登山者用の10台ほど駐車場がある。116km(帰りR303〜R367〜静原〜上賀茂神社〜淀。124km)

4:30自宅〓6:40〜50駐車場〓7:00登山口〓10沢〓12分休憩〓8:55夕暮山分岐〓疋田反射板で7分休憩〓9:13〜18夕暮山〓10:00〜35インディアン平原〓46〜50岩篭山〓11:13〜30夕暮山分岐〓10分休憩〓13:10〜30駐車場〓16:10枚方

 『熊に注意』の立て看板。リュックに鈴を付けて出発。駐車場から更に林道を10分ほど登ると登山届の箱が設置されていた。ここから松の木が多い雑木林になる。やがて林道は終わり登山道となり最初の分岐を右の『疋田反射板』と書かれた方にとって沢を左下に見ながら登る。やがて沢沿いの道になり何度も渡渉を繰り返し登るが、ツルツルの岩と苔が付いた岩が多く注意がいる。今年の夏は渇水であるが、それでも多少は靴が濡れる。小さな滝や滑滝の連続、そして自然林の渓谷に満足する。

堰堤が現れる。3番目の堰堤を過ぎたところで休憩する(歩き始めて50分経過)。時計を外して温度を計ると22℃だった。最後の5番目堰堤を過ぎると流れがなくなったが登ると又流れている。この辺りから浅い流れの中を歩くことが多くなり再び伏流水になる。緑色をしたアジサイの花・ホトトギス・終わりかけのナツエビネなどを見ながら谷の前方に稜線が見え始める頃流れがなくなる。やがて狭くなった谷と別れ右折してブナの木がある山腹をジグザグ急登が13分ほど続く。今回の山行で一番辛い箇所だった。

 稜線に辿り着くと、夕暮山・岩篭山分岐。標示板に『夕暮山まで10分』とあったので行くことにする。急登で荒れた息を整えるのにはちょうど良い勾配だった。ササ原に出ると疋田反射板がある展望の良いピークに立つ。遥か南方にある超大型台風の影響か? 汗を吹き飛ばす風が吹き最高に気持ち良い。360度の展望が望まれ、夕暮山を挟んで野坂岳、右に西方ヶ岳、敦賀湾、西には岩篭山への稜線、南には鉄塔が建ち並ぶ乗鞍岳が見渡せる。ここで休憩しておにぎりを1ツ食べる。リュックを置いて隣に見える夕暮山へ。

下りになる所に赤いテープがあった。背丈ほどのササ・ツゲ等が道を隠しているが10mほどガマンすると夕暮山頂上に着く。先が尖った大岩(北側は10m程の岩壁で木が茂る)の上が頂点で1m程の高さを上がると360度の展望が楽しめるが足場は悪く一人しか登れない。

 夕暮山・岩篭山分岐まで戻り東へ。直ぐに稜線の右側を下って行く。稜線歩きだと思っていたので引き返し道を捜すがなかった。自然林が綺麗な山腹を巻いて鞍部まで下ると左にロープが張ってあるが踏み跡がある。登って来た谷へ下りて行く道だと思われる。

鞍部より登り返すとササ

原に出て、風が吹き気持ちが良い。左の小高いところが岩篭山頂とは知らず頂上への踏み跡に気付かず通り過ぎる。潅木の道に入って左に登る道があって「間違ったかな?・・。帰りに登れば良いか」と思い直進する。潅木を抜けると目前にインディアン草原が広がる。奇岩のあるところへ降りて行く。ササが茂り顔だけが出るササ原のところもあるが、道は見えないがしっかりした道が付いている。

 奇岩に着く。展望の良い誰もいない岩上で食事する。地図を出して山を調べるが霞んでいるので遠くの山々は見ることが出来なかった。

岩篭山頂上に登りここで360度の展望を見納めてから往路を戻る。

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