テクテク蘇武岳

源太夫の滝 日照りの滝 山頂
氷ノ山望む キンラン

平成13年6月3日 蘇武岳そぶだけ1074m 阿瀬あぜ渓谷より 晴れ 167km

【季刊本・山と渓谷紅葉といで湯のハイキング】【昭文社・関西の山歩き100選】

 千代川ICからR9号を走り、八鹿町でR312号に入る。神鍋の標識を見てR482に入り、久田谷で阿瀬渓谷の標識に従い左折する。変電所前から道幅が狭くなっていたので、ここに駐車する。

4:35枚方〓7:15〜30阿瀬渓谷変電所前駐車〓8:00源太夫滝〓8:10思案橋〓8:50彫刻磨崖仏〓9:00関電取水ダム〓9:25洗心台646mピーク〓戻る〓10:10〜18(再度)洗心台〓40金谷口付近(阿瀬渓谷出合)〓55廃村金山〓11:20満願の滝〓50金山峠〓13:10〜50蘇武岳〓林道〓14:50〜55金山峠〓15:40廃村金山〓16:00不動滝〓25思案橋〓43変電所前駐車

 歩き始めて10分ほどで、絵地図とトイレが設置してある駐車場(約10台可)があった。50mほど歩くと『遊歩道』があったので、谷に降りると渓谷となり、××滝と名前の付いた滝が続く。源太夫滝を観て遊歩道を上がる。
すぐに、思案橋があり、橋を渡ると思案ぶちがあった。滝が見えないので淵の中に飛び石を利用し渡ったが沢に両足が。細君、滝があるごとに寄り道するのでイライラしているようだ。靴下を絞ってから出発する。
 源太夫滝を巻いて上部に出ると緩やかな道になる。左に『彫刻磨崖仏』の標示があったので、設置のロープで登るとすぐにあった。やがて、関電の取水ダムにくる。橋があったので渡り、遊歩道を歩く。沢は細り滝が無くなりそうな谷間になってきた。本のコーピーを出して、読むと不動滝などを観ていない。コースから外れているようだ。方向は東へ歩いているので暫く歩くことにする。
  洗心台646mのピークに着く。阿瀬渓谷を挟んで樹木越しに蘇武岳がのぞまれる。直進は『若林口』との標示があるが何処のことか分からず。思案橋まで戻ることにしたが、関電取水ダムまで戻ると絵地図があり、通り抜けられる事が分かり再び登る(思案橋まで戻るより早かったようだ)。
 樹林の美しいピークから下ると阿瀬渓谷に合流する。少し安心したが、現在位置がわからない(不動滝の上流約3分の所だった)。ここから周遊道でなくなり狭い登山道になるが渓谷はまだまだ続く。
 やがて廃村金山の朽ちた民家に来る。時計を見て計算すると大幅なロスタイムだ(約90分)。行ける所まで行こうと先を急ぐが細君、三日前に蜂に刺され微熱があった(今日は計ってないが)。左腕は僕の腕と変わらないぐらい腫れて水膨れができて体調がよくないため、どうしても遅れ気味になる。小さな滝を観ながら、本谷を登ると大きな滝が現れる。『満願の滝』だと思われる。
『満願の滝』から10分足らずで杉林の中に入る。時計を見ながら「早く金山峠に着いてくれ」と。
 林道が交差している金山峠(標高760m)に着く。林道歩きは4,2kmとあるが。「2時には着くだろう」と、細君は登山道を選ぶ。
お地蔵さんの所から登ると、いきなりの急登になる。登りきるとアップダウン繰り返し、タニウツギ、レンゲツツジを見ながら、そして時々現れる1mほどのササが茂る道を歩く。展望は効かない「まだか?まだか?」と思いながら登る。時折、平行する林道が見えると「林道の方が早(楽)かったかな」と。遅れ気味の細君を待つこと3回。
 蘇武岳頂上に着く。草原状の一等三角点で展望は良いが今日は霞んでいる。山名盤を見ながら周りの山を見る。床尾山の左にある大江山は見えない。日本海も見ることができなかったが、氷ノ山、鉢伏山と連なる山並みの展望を楽しむ。食事の用意をして、フランスパンが来るのを待つこと7分ほど。
  下山、細君は登山道を選んだが(太陽が苦手らしい)、僕は林道歩きを選ぶ。緩い下りが続く木陰のない林道だが見晴らしは良い。時折、車が通り砂埃を立てて走って行く。緩い登りになると金山峠に着く。
  何とか順調に不動滝上部の関電のダムまで来る。ここから石段の下りになる。細君の膝が痛くなっているようだ。僕も左足の薬指が痛くなり、歩きが遅くなる。ここまで降りれば暗くなっても大丈夫だが・・。不動滝はダムで水が塞き止められてチョロチョロの水量。樹林に覆われて薄暗い谷を下る。だんだんと水量が増して渓谷らしさになると思案橋に着く。思案橋には目立つ絵地図が設置してあった((蘇武岳へは思案橋の手前より右の谷に入る)。今日、阿瀬渓谷からの山行は僕らだけのようだ。

      洗心台646mピークは昭文社『関西の山歩き100選』の地図(P135)にある650m峰のようだ。

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