テクテク大船山

大船山 剣尾山方面 六甲山  羽束山望む

平成13年3月11日 大船山おおふなやま653m 晴れ時々雪 72km

【地図・能勢の山々】

展望の効かない天気だったら小和田山だったが、朝 枚方の空は青空が出ている。

 R176から三輪交差点で県道37に入ると雪雲が目立つようになる。大船山の反射板が見え出したので、十倉バス停に注意していると、大船山登山口の看板が目に入る。右折して100mほど行くと右に公民館があったので、ここに駐車させてもらう(無断で)。

6:15枚方〓8:00十倉公民館・登〓8:30鞍部。波豆川・大船山分岐0℃〓45大船寺跡・大船山分岐〓9:10〜10:15大船山頂上〓23電波反射板〓30〜33ピーク・共同テレビアンテナ〓40小ピーク・分岐〓11:25鈴鹿集落〓55 十倉公民館着(帰り、西宮北IC→1100円→吹田ICまで利用)

 十倉公民館の前から尖った大船山頂が見えている。左に長慶寺を見て天候の為か、ややくすんでいるがコバルトブルー色した三つの池(一つは工事で涸池)を過ぎると植林の道になる。霧状のみぞれが陽に照らされてダイヤモンドダストのように光っている。やがて、雑木林の谷道になるが参道を歩いている感じ。心配していた二日前に降った大雪もこの辺りにはない。

鞍部に登り付くと波豆川からの道と合流、右折して稜線に取り付き登ると叉分岐、左『大船寺跡から波豆川へ』とあったので大船寺跡まで行って見る。2分ほど下ると寺跡に着くが平地に杉が植林されているだけで昔の面影はない。引き返し頂上へ。
落ち葉の上に薄く張った氷状の雪を踏むと「ザクザク」 踏み音が静かな山中に響き気持ちが良い。

最後の登りにかかると傾斜を増した山道は滑り易くなる。晴れていても小雪が舞うかと思えば遠方が見えなくなるほど降ってくる。「今日は展望駄目か」と思う。

大船山頂上に着く。伐採された山頂は広く中央に祠が祀ってあり、横に三等三角点がある。
諦めかけていた展望だったが、南西に丹生山系・眼下に尖った羽束山はづかやま。南に山頂が白い六甲山、大阪湾を挟んで中山連邦と続く。東に妙見山の山並み手前に先々週行った三草山・竜王山・丸山・堂床山。北に剣尾山・高岳・大野山・遠方には薄っすらと三岳が時々見える。樹木を挟んで東に白髪岳らしき山並みが望まれた。誰もいない頂上で3ツあるベンチの2ツを使って食事する(食前酒のブランディのお湯割を飲んで雑煮ができるのを待つ)。
下山準備していると、別々に男性2人が上がってくる。2人とも初めて来た山のようだ。

コンパスで南を確認して下山。登りと違って小枝が体に触れる小径の急坂で立木を掴みながら下りる。幸い残雪がなくて助かる。緩やかになると電波反射板が尾根を塞いでいるが左に迂回して下りる。
鞍部に下りて登り返すと集落の共同TVアンテナが建つピークに到着。南方面が開け、低山ながら尖った羽束山が堂々と存在を示す。展望を楽しんでから下ると、再び登り返し小ピークに立つが樹木が茂っていて展望は効かない。小ピークから少し下るとテープは左右に付いている。右を選ぶ、しっかりした小径だが連続急降下の始まりである。立木を掴みながら下る。

緩やかになると、大木の倒木が多くなる。雪が舞う陽だまりに早々とアセビの花が咲いている。枝道らしき道があるがテープの付いた道を下ると竹林が混在するようになり、道が広くなると鈴鹿の集落に下りて来る。

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