テクテク三草山・丸山・堂床山

三草山と竜王山 朝の三草山と昼からの三草山 中央・堂床山。煙部山
防火道より堂床山 堂床山より高岳


平成13年2月26日 三草山564m・丸山571m・堂床山584m 曇り時々はれ一時雪 58km

参考 Book【大阪府の山・地図 北摂の山々】

雪の無い山にしようと計画を立てたのが今回の山。先週は暖かく20℃近くまで気温が上昇したので雪はないハズだったが・・・。早朝に降ったようだ。

 R173を北へ、栗栖交差点を左折、岐尼神社を右に見て最初のT字路を左折、次のT字路交差点に標示があったので右折。前方に三草山・竜王山が見える。注意しながら長谷川沿い(左岸)の新道を走るが標示が見つからない。やがて左にカーブして旧道と合流する。新道より高所にある棚田内の旧道を東へ戻ると、集落内の大杉に手製の標示板『三草山』(ここには1つ墓があり、少し先で道路が広くなっており2台ほどの駐車スペース)とあったのだが気付かずに通り過ぎる。4〜500m旧道を行くと『おおさか環状自然歩道』(長谷川の右岸)の標示板に『三草山』とかいてある。これがガイド本に載っている登山口と勘違いして近くに駐車。

6:30枚方〓8:15登〓9:05三草山みくさやま〓25『才の神さいのかみ峠』〓〈林道 裏山線〉〓52 林道野所長谷線出会〓10:32林道終点〓10:52〜58丸山〓11:12〜11:52堂床山どうとこやま〓12:12鉄塔〓18 林道野所長谷線に合流〓27 林道裏山線出会〓13:05 才の神峠〓22〜40三草山〓14:00 才の神峠〓10登山口〓18 P着

南に伸びる自然歩道を登る。 地図とコンパスを出して回りの山名を調べている間に、乳白色の世界になり何も見えず、雪も降り出す。左に池が現れると、車はここまでで、駐車のしかたの立て札がある。ここまで来て地図に載っていない道であることが判る。直進の下りは府民牧場へ、標示に従い右折して西へ。 雪が強くなってきたのでカッパの上着を出す。積雪10cmほどの『おおさか環状自然歩道』を登る。ゼフィルスの森と名の付いたコナラ混じりの自然歩道。やがて、だ円状の広い三草山頂上に着くが頂上は白い絨毯が敷き詰められ、頂上の木々だけが見える。
頂上を通り過ぎ、才の神峠へ下る。「何にも見えない山行では・・・。」「帰ろうか」と迷う。

 才の神峠に着くと晴れてくる。「行こう」と気合を入れる。峠には古い石標・石仏などがあり、七方向に道が分かれている。林道『裏山線』と標示のある未舗装の林道を緩やかに上ると、竜王山の南から西の山腹を巻くように緩やかに下っていく。林道は所々抉れた泥濘ぬかるみで車が通行できるように思えないがタイヤ跡がある。

やがて『裏山林道開設記念碑』が建つ野所長谷線と合流。ここで中山峠らか来た小型の四駆車が八台ほど、才の神峠に走っていった(帰り栗栖のコンビニで四駆の若者がいたが僕らと同じほど泥だらけだった)。
左折して、コンクリート道の野所長谷線を10分ほど下ると地図に載っている林道にかかるが現れる。右折して橋を渡ると林道終点まで登りが続く。途中、マツタケ山のためロープを張った所・府営林の横を通る。開けた所からは竜王山方面が望める。

 広場になった林道終点に着くと北と西よりにテープが付いている。地図を出して調べると、赤の実線が破線に変わる場所だと思われる。北は府県界を利用して登るのだろうか。西の破線がガイド本の道に思われる。

西に入り小さな沢を渡ると南西方向に切り開かれた幅広の坂を登るが窪んだ所を登るとドロドロ道、高いところは雪が積もっていて滑りそうで難儀する。やがて、北方向(丸山へ)に向きを変え猪名川町側は雑木林の歩き易い稜線になる。

 東に電波反射板がある丸山頂上に着く。反射板が目障りだが、お陰で東方向が開けている。剣尾山・歌垣山・妙見山等が望まれるが三草山は竜王山に隠れている。

堂床山へ、北に下りると幅五mほどの切り開かれた防火道を歩くが幼木が生えている。鞍部を過ぎると最後の登りにかかる。普通でも急坂なのに雪を被った登りはもっとキツイ、滑らない足場を確保しながら登るが適当なところに足場がない。仕方なく雪の付いた岩・木を持って登り、やっと着く。

堂床山頂上は8畳ほどの広さで中央に二等三角点がある。展望は林越しに東に妙見山から五月山の山並み、そして手前に丸山では見えなかった三草山が竜王山の左に見え、南に移動すると丸山の遠方に六甲山、西に大船山、北に少し下ると立派な山容の三山、剣尾山・高岳(数本の送電線が見える)・大野山(マイクロウェーブが見える)が見ることができる。

 昼食にする。今は晴れているが何時天気が変わるか分らない。三玉目のうどんを入れた頃、強めの雪が降り出し北風が音を立て、周りの山は全く見えなくなる。急いで食べ、下山支度をする。計画通り北に下りたいがデーターがないので雪が降り続けると不安。歩き辛いが往路を戻ることにしてリュックを担ぐ。南に歩き始めたとき北から見る間に晴れてくる。

 北に下山。右折する地点に注意しながら潅木の緩やかな尾根道を下ると平坦地になりリョウブの木が密集している所に数個のテープがあった。右折、しっかりした道だが、雪で道が判り難くなることもあったが(地図の岩へ行く分岐辺りか)黄色のプラスチック杭と頭が赤い杭が打ってあるので安心だ(登山者用ではないのだが?)。 やがて、雪がなくなり、しっかりした道を下ると鉄塔下に。そのまま直進するがいつの間にか杭がなくなっている。植林になると直ぐに林道 野所長谷線に合流右へ行くと『裏山林道開設記念碑』に出る。雪が解け朝より酷くなった泥濘道を帰る。叉、雪が降ってきてカッパの上着を着るが才の神峠に着くと晴れている。三草山に再度登る。

 三草山頂上の雪はすっかり無くなっていた。展望は北方面を除き見渡せる。でも写真を撮るには木が少し邪魔。東に歌垣山・妙見山から五月山へ、更に南は大阪湾・中山連邦から六甲山へ、西に大船山・堂床山・遠方に半国山・大野山が望まれた。才の神峠まで戻り、右隣の道を下ると長谷の棚田に出る。

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