テクテク犬鳴山

灯明岳にて 展望台より歩いた稜線

平成13年211日 犬鳴山 天狗岳から高城山たかしろやま651m 晴れ

ガイド【大阪府の山・地図紀泉高原】

 本『大阪府の山』の天狗岳の個所を読んで行くことに決定した。前日、本屋に拡大コピーしに行った序に地図紀泉高原を買う。序に買った地図だが、無ければ途中で引き返していただろう。今日は地図の見方の勉強に来たようなものだった

犬鳴山という名前だけは知っていたが犬鳴山という山はなかった。知らなかった。

長原ICから阪和道を利用し上之郷ICで降りる。高速下を戻り府道62へ。ICから10分程で犬鳴温泉に着く。勝手に駐車場して、料金箱にお金を入れて出発する。ここまでは順調!

5:45枚方〓7:15犬鳴温泉駐車場〓7:45〜?〜8:00不動堂〓30灯明岳〓38経塚権現山(葛城第八経塚)〓50〜?〜55天狗岳〓9:05経塚権現山・五本松分岐〓13〜??〜32ピーク〓48 612mの峰。(犬鳴山・五本松分岐)〓10:02大タワ〓10:55〜??〜12:40ハイランドパーク粉河〓13:15高城山〓30コツツキ谷分岐〓14:10不動堂〓33駐車場   ?→ルート判らず

 氷点下0℃。賑やかなのぼり旗が目立つ渓谷の参道を歩き最奥部の不動堂へ。さて、灯明岳への登山口が分からずにウロウロする。天狗岳のコピーをしっかり読む。「あった」不動堂から少し戻ると、大きな不動明王像がこちらを睨み見つけている。ここは沢の上が広場になっていて、明王の右に鳥居が、その隣に登山口があった。

つづら折れの急坂、真上に雑木林の道を登る感じで、5分ほど登ると汗ばんでくる。日が当たる所まで登ってくると石祠があり、展望が開ける。左下には関空が見えている。ここが灯明岳だが気付かずに行く。少し下り登り返すと葛城第八経塚の標示がある。ここが経塚権現山だがここも気付かずに下りていく。

 経塚権現山から下山すると西へ緩やかな雑木林の稜線が続いている。稜線の左肩を歩くと一直線の急坂にかかる。登り切ると左に小高い雑木林に腐りかかった木の杭があるが字は消えている。ここより高い山は近くには見当たらない。地図とコンパスを出して調べる。どうもここが天狗岳(天狗岩はもう少し先にあったようだが気付かず)のようだ。やっと灯明岳・経塚権現山を通り過ぎた事に気付く。五本松分岐は何処にあったのか 経塚権現山の下まで戻り南への道を捜す。無ければ戻ることに。

「あった」でもテープはない。地図を見ても間違ってないので行くことにする。植林帯に入ると、二俣になっている。左の急坂を選ぶとピークに着く。ツルツルの樹木に『天狗岳』と書いてあるが無視する。

こまでに十数回出し入れしている地図とコンパスを出して調べる。地図では東に進むようなので、東に下ると獣が掘り起こした跡が多い。獣道かもしれないと思う。やがて沢の音が聞こえてくる。道もはっきりしなくなって来た。南方面に木々の間から稜線らしいのが有るような、無いような

ピークまで戻り間違っている『天狗岳』の字を消してから南方向に行く。しっかりした踏み跡、でもテープは全く無い潅木の道になり、東に向きを変える地点で二股になっており府県界の杭が埋められてある。左を選ぶ。鞍部に来ると右に今までよりもしっかりした道があり、「間違って歩いたかな?」。やがて右側が開けて竜門岳や飯盛山が眺められるようになる。

612m峰に登り付く。北に犬鳴山への行場道があるが東へ。やがて薄暗い植林斜面の細い道を抜けると大タワで道路にでる。道路は工事中で紀ノ川側が広場になっている。でも金網の柵に黄色いテープが巻いてあるだけで目立たない入り口だ。

 お腹が空いたので道路上で軽く食べる。粉河からの車道と合流し更に歩く。道路は和歌山県側を走っているので大阪方面が眺められないのが残念だ。霞んでいる為か近くの竜門山、飯盛山だけが目立って見える。やがて展望台、レストランの施設のあるハイランドパーク粉河が見えてくる。

 展望台に上ってみると大阪湾が見え、灯明岳・経塚権現山の山なみが見渡せるが、高野山、大峰等の遠方の山は薄っすらと確認できる程度だった。レストラン下の土産物店、細君、何かを買っていた。

食事前に帰りの五本松峠からの犬鳴東千川林道を確認すことにしたが間違って和泉葛城山方面に行ってしまう(地図にあるログハウスの先まで)。

戻り、北に入る林道を探す。ここかなと思って入ったのが三角点748mの東にある地道の林道。10分程歩いて、引き返し、三角点748mに登り、回りを見渡す。 「あそこしかない。もし、なければ往路を戻ることにしよう」と。思ったのが展望台近くにある給水槽の裏、やっと五本松峠林道を見つける。1時間遅れて食事にする。

30分で食事を終えて、目の前にある犬鳴山への登山道を下山するか、高城山経由で下山するか迷ったが後者を選ぶ。

 工事で通行止めになっている林道を下だる。高城山に登るのに下へと降りて行くのが、おかしな感じだ。林道には時々標高が標示されている。651mの高城山に登るには、まだ下だらなければならない。標高630mになったので左に見える高城池に注意して歩く。右に車止めのクサリが付いた林道を過ぎると左にカーブするが埋められたのか池が無い。クサリが付いた林道まで戻り林道横の斜面を登って見ることにする。頂に向かって登ると高城山頂上があった。ここからは標示もテープ付いており安心する。

 高城山頂上から下山すると直ぐに分岐。右手、犬鳴温泉とあったので標示に従い降りると、先ほどの林道に2回出て、上大木への道と別れ、標示に従いコツツキ谷に入る。しばらくすると沢になり段々と水量が増えて、美しい渓谷を見せてくれる。犬鳴東千川林道に出て右へ、直ぐに左の石階段を降りると本堂

高速道    1050円×2

2100円

展望料金    200円×2

 400円

駐車料金

 500円

下に出てくる。

往路を戻る。久しぶりに長く感じた一日だった。

トップ