テクテク賤ヶ岳 

駐車場から賤ヶ岳望む 湖畔の遊歩道。横山岳望む 琵琶湖 縁ャ谷山
余呉湖。     演。山岳     羽衣掛け柳


平成12年10月1日 賤ガ岳(しずがだけ)421m 曇りのち雨125q

Book【北陸自動車道・マイカー登山】

前日夜、秋雨前線が南下して夜通し雨が降っていた。近畿北部だったら少しは天気が良いだろうと今回の山に決定する。路面の濡れた湖西道路を走る。

 車道端の『羽衣掛け柳』を通り過ぎ、少し先の誰もいない釣り桟橋前の駐車場に車を止める。晴れ間の出始めた余呉湖には僕らに驚いたのか数羽の水鳥が沖へ飛び去る。上空ではトンビが『ピーヒョロロ』と鳴きながら旋回し始める。対岸には賤ガ岳が見える。ゆっくりと変わる自然の景色を眺めていたい気持ちになる。

往路:R1⇒R161⇒R303⇒R8⇒R365⇒県33。 復路:彦根IC〜京滋バイパス

5:30⇒7:55〜8:10駐車場⇒8:48国民宿舎余呉湖荘⇒9:10分岐点⇒9:30〜10:20賤ガ岳⇒11:10大岩山⇒11:30観音堂・余呉湖分岐⇒12:00羽衣掛け柳⇒07P。

 車道を歩いて西へ、途中より『中部北陸自然歩道』を利用して湖畔よりの歩道を歩く。「雪の時期に訪れると、もっと良かっただろうな〜」と思いながら静かな湖畔を歩く。

 国民宿舎手前に登山口がある。植林の山道に入ると10月になったのに何処からかセミの鳴き声が聞こえてくる。かと思えば秋の花、ミズヒキは既に種になり衣服に付く。やがてR8号線の騒音が聞こえて来ると分岐点に。南へ下れば琵琶湖の飯浦港(R8号線)へ。左折して頂上へ向かう。途中、木々の間から琵琶湖が見えた。登山口から40分ほどで広い頂上の賤ガ岳に登り着く。低山でも40分間の苦しい登りを味わうことができる。

山頂は滋賀県から上がってきたカップルが数人。低山なのに展望は、すこぶる良い。北に余呉湖・横山岳。東に金糞岳・小谷山・雲で見えなかったが伊吹山〜鈴鹿山地。南に琵琶湖・比良山系(見えず)。西に赤坂山・乗鞍岳・野坂山。頂上には古戦場の絵地図もあった。昼食には早いがリュックを軽くするために食事にする。

下余呉方向(東)に下山。初めだけ急坂だが歩きやすい稜線になり『猿が馬場』(猿とは秀吉のことだろう。)『首洗いの池』と古戦場の説明が付けられている稜線を歩く(鎧・兜をつけた武将が現れてきそうな感じだ)。 新しい林道に出てくると、右の道に大岩山(中川清秀墓)の標示があったので行くが展望は効かない。戻り林道横の登山道を歩く、ここからは右手に横山岳が望めたが、すぐに又林道に出てくる。50mほど歩くと再び左の登山道に入り進む。やがて観音堂・余呉湖分岐に出合う。ここで予定を変更して余呉湖に下りることにする。木の階段を一気に下り大岩が見えると、湖畔道路に出てくる。『羽衣掛け柳』を見学するが柳の木には見えない(難しいことは専門家に任しておくことに)。 余呉湖を一周して駐車場に戻って来る。

トップ