テクテク冠山 

福井県より 冠山峠 岐阜県より
      白山   別山   荒島岳 冠平 伊吹山

平成12年7月23日 冠山1257m 晴れ

【関西山歩き100選】

 暑い日が続く。豊岡で39,3℃、京都38℃を記録。でも生駒山は、はっきり見えている。明日も暑そうで登行意欲が起こらず、行き先がなかなか決まらない。しかし弁当の用意はできている。簡単に登れる山を探す。

 10年程前に岐阜県からR417を走り地道の悪路に難儀して山越えしたことがある。その時、夕日に照らされた異様な山容を見た。帰ってから地図で調べて冠山であることを知る。何時かもう一度見たいと思っていた。今回見るだけでなく登ることにする。冠山なら枚方からは遠いが簡単に登れると思い決定。

161→R8→敦賀IC→武生IC6:40→県2→R417  帰り岐阜へ。関ヶ原ICより名神高速道→15:40枚方200km

417舗装された道路だが上部ではR417の標示がなくなり不安になる。
道路上には落石、カーブミラー・ガードレールもないので注意して走ろう。帰りの揖斐川沿いのR417は徳山ダムのお陰で立派なトンネルができて走り易くなっていた。

4:25自宅〓206km〓7:50〜8:00冠山峠(登山口)〓9:03〜15冠平〓25〜10:25冠山頂上〓35〜45冠平〓10分休憩〓11:25〜40冠山峠

駐車スペース(30台ほどか)がある冠山峠に着く。峠からは烏帽子の形をした冠山が見えている。登山道は大きな石碑の横に、しっかりした道が続いている。最初は日当たりの良い背丈ほどのササと潅木の道を行くが(長袖が良い)、北東に残雪の白山・荒島岳が望まれた。

 ヤマアジサイ・ヨツバヒヨドリが咲く道端。冠平までササ・潅木、涼しいブナ林の道が交互に現われてアップダウンを繰り返しながら行くが、徐々に登っているのだろうか?
窪地では雨後、ぬかるんだら歩き辛い箇所もある。木越しに右・伊吹山、左・白山、そして前方に異様な形の冠山が見えると冠平は近い。

 冠山の北斜面のブナ林を見て、潅木の道を登ると視界が開けてシモツケソウ・ギボシ等が咲く冠平に着く。咲き終わった花、これから咲きそうな花と季節によって楽しませてくれそうな冠平だ。

 登山道に戻り頂上へ。傾斜が強く、岩場にロープが張られた所もあるが、岩場にはコゴメツツジ・ギボシが咲きアルペン的な岩場だ。高度を増すと能郷白山が見え出す。

 三等三角点の冠山360度の大パノラマが拡がる。早速福井県の地図を出して調べる。
白山・荒島岳、伊吹山地の奥には比良山系・養老山地・鈴鹿山地が見渡せ、切立った南岩壁の眼下には揖斐川源流となる谷が伊吹山方向に流れて行く川筋が見えている。頂上より北西方向の切立ったところで展望を楽しみながら食事する。

そして往路を戻る。

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