テクテク大天井ヶ岳

山頂にて 四寸岩山 百丁茶屋跡

山上ヶ岳    大天井ヶ岳

ギンバイソウ

平成12年7月16日 大峰大天井岳1439m 晴れ25℃

 R309、天川河合で左折。洞川で名水『ゴロゴロ水』をペットボトルに入れ、稲村岳登山口のギンバイソウ(蕾)の群生を見た後、日が差し込む五番関トンネル手前にある東屋近くに駐車。

5:35自宅〓車107km〓8:30〜45五番関トンネル〓58五番関〓9:45〜10:00大天井岳〓11:05〜12:00百丁茶屋跡〓13:30五番関トンネル

 登山口は東屋の奥にある。急坂を登ると稜線の鞍部、五番関に着く。右は山上ヶ岳で女人結界の門があるが、何時かは夫婦で登りたいと思っている。

大天井岳は左の稜線(古道)をとる。古道の右に現在の奥駈道があり帰り利用する。自然林と杉林が交じった登山道でしっかりした踏み跡が付いた尾根道を登ると、山上ヶ岳が時々見えるようになる。百丁茶屋跡分岐を過ぎると直ぐに大天井岳頂上に着く。

 展望は北西側が開かれて五條市方面が霞んで見えている。北方向に小天井岳、西に岩屋峰への登山道があるので入り込まないように注意。

 下山、百丁茶屋跡分岐まで戻り、急坂の稜線を北へ下ると、4寸岩山・青根ヶ峰・吉野山が、更に下ると金剛・葛城山まで見渡せた。また台高山脈が見え、遠くに高見山が望まれるところがあった。振り返るとピラミッド形の山容をした名前通りの大天井岳が望まれた。しかし頂上直下から植林作業用のレールが登山道と並行して敷かれているのが目障りだ。

 五番関より高度を下ると小広い台地の百丁茶屋跡に着く。ここには祠が祀られ、新しい非難小屋、トイレ、ベンチが設置してある。木陰にあるベンチで食事する。(ここで行者さんに会う。後日新聞によると23歳の若者で金峯寺から大峯山寺までの百日回峯を達成したと報じられていた)

 五番関へ、下山してきた隣に奥駈道がある。自然林と杉林が交じり展望の効かない奥駈道だがヤマアジサイが山腹を飾る。最初の沢の先でギンバイソウが群生していたが、まだ蕾だった。「次を右に回ると五番関に着くかな?」と、何回も思いながら歩くと長く感じた五番関に着く。右に曲がり登山口に戻る。

《車窓》五番関トンネルを抜けて大天井滝を車窓から見て川上村へ。途中、吉野町への林道が開通していたので左折して走ることにする。見晴らしの良い舗装された山腹を走ると、西側の山腹を走るようになり、4寸岩山の山腹で2度ほど車を止めて展望を楽しむ。山上ヶ岳の前衛峰として、尖峰・大天井ヶ岳があった。少し右に目を向ければ重なるように南に大峰山脈が続いている。更に右に目を向ければ黒滝村、金剛・葛城山が望めた。

 林道を北へ、空車のタクシー10台ほどとすれ違う。洞川に行くのだろう。でも逆方向に走るタクシーはなかった?黒滝からの林道と合流し、青ヶ峰を通り奥千本・中千本・蔵王堂、そして細い店先の道を下る。吉野川に出ると桜井市を通り田原本町でR24へ。93km 枚方16:30

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