テクテク小谷山

石垣 山王丸 小谷山  清水谷  山王丸

平成12年6月18日 小谷山(おだにやま) 495m 18℃

土曜日は朝から雨で、翌日も雨の予報。交野山で一汗かけば良いと思っていたが、夕方の天気予報では、近畿南部は雨、中・南部は曇りに変わっている。慌てて行き先を探す。雨上がりで展望はダメと思い、低山の小谷山にする。R307→R8→R365で『小谷城址』の標識に従い曲がると駐車場のある登山口に着く。濃霧注意報発令中

5:40自宅〓車130km〓8:10〜22登山口〓38望笙峠ぼうしょう〓9:30〜45山王丸さんのうまる〓52六坊跡〓10:10〜55小谷山(大嶽)おおずく〓11:15六坊跡〓12:05登山口

登山口にある案内図の横より山道に入る。夜半まで降っていた雨に洗われた自然林の緑が美しい。今日もクモの巣を掃いながらの歩き。登山口からの車道に出るが50m先で山道に入る。再び車道に出ると望笙峠で、琵琶湖の竹生島が望まれた。山道を更に登ると二股になっている。右の金吾丸への道を選ぶと金吾丸のコブを越して左の道と合流する。合流した所が車道の終点で番所跡があり、晴れていれば伊吹山が見えるだろう。

松が混じる雑木林、そして桜の木がある大広間跡から、ブナ・カエデの道を緩やかに登って行く。桜の花が咲く4月、秋の紅葉(マツタケ山で入山制限があり車道歩きになるらしい)もきっと素晴らしいだろう。

旧跡の道を歩き山王丸(本丸)に着く。周りはブナの樹木が茂る。靄が懸かる樹木の向こうから戦国武将が現れそうな雰囲気が漂い、『ゾク』として余計に涼しく感じる。北西方向が木越しに見え、ガスが懸かった小谷山斜面の岩が見えている。

 道は山王丸北から北西に下ると『左、清水谷・右、越前道』の六坊跡と云われる分岐に着く。自然林のきれい所だった。
直進し木の階段を登ると小谷山頂上(大嶽)に着く。頂上部は広く樹木に囲まれている。西に少し行った所が明るく展望が良さそうなので行く。北陸道の騒音が聞こえて来るが竹生島、山本山が霞んで望めた。

 下山、六坊跡まで戻り清水谷を下る。この谷から秀吉が攻め入ったのだろうか。今は緑のシャワーを浴びながら降りて行く。林道を歩くようになると日があたり暑くなってくる。R365に出て直ぐに、左の道に入り駐車場に戻る。

 いつまでも自然林のまま残して欲しい小谷山だった。

 帰り、中山道宿場町・醒ヶ井に流れる地蔵川に咲くバイコモを観に寄り道する。

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