平成19年4月15日 三尾山(みつおやま) 596m 黒頭峰(くろずほう) 621m (なつ)栗山(くりやま) 600m

 ポンポン山と小塩山のカタクリを観に行こうと思っていたが、テレビニュースでヒカゲツツジが咲き出したと。昨年の向山で観たヒカゲツツジが美しかったので、また観たくなり三尾山に変更する。
以前に登ったときは、ヒカゲツツジ、ミツバツツジとも満開で感激したので、今回も期待して同じコースから登ることにする。
 前回は、佐仲峠から舞鶴自動車道高架下の駐車場所まで戻るのに、暑くなった林道を1時間以上も歩いた。今回は自転車を利用することにするが、佐仲峠付近のつづら折れの林道は車で上れても、自転車で下るのが怖いので、峠から2.6q手前にある公園に駐車して、スタート地点まで自転車で戻ることにする。

 5時に枚方を出発。京都縦貫自動車道を利用して500円区間の千代川ICまで走り篠山へ。時間的にはロスだが大タワ(三岳と小金ヶ岳の鞍部)経由で走ると大タワから、福知山方面の雲海が見られた。
 
多紀アルプス・三岳の大タワにて。

三尾山望む(右から3つ目か?)
7:27鉄扉のゲート〓38林道終点(登山口)〓8:24〜30前三尾(東峰)〓8:45中三尾(西峰)〓8:54〜9:08三尾山〓9:16〜33鏡峠分岐〓9:46佐仲峠〓10:00夏栗山分岐〓10:18〜20黒頭峰〓10:32佐仲峠分岐〓10:55〜11:55夏栗山〓12:55佐仲峠〓13:32公園の駐車場


扉を開ける。

林道終点が登山口。

お地蔵さん


前三尾のやれやれ地蔵尊

前三尾より北方面。

眼下に舞鶴自動車道。


バス停『三尾山登山口』から見えている舞鶴自動車道高架下の駐車場所へ。しかし少し手前で鉄扉が閉められていた。『開いた後は閉めてください』とあったので、良かった。細君をここで降ろして、私は佐仲峠コースの林道中間辺りの公園に車を移動し自転車で戻る。
  沢沿いに歩くと林道終点の登山口に着く。山頂まで1300m前後の標示があったが正確には覚えていない。
岩屋のお地蔵さんを左に見て、山頂まで約700m地点から山斜面のつづら坂になり、ヒカゲツツジが現れると稜線に出て、前三尾・三尾山分岐に着く。以前は『東峰』だったのが『前三尾』に山名が変っている。
右へ、ミツバツツジは未だ蕾、ヒカゲツツジは五分咲きといったところか。5分ほどで展望のよい前三尾に着く。東には多紀アルプスの西ヶ岳・三岳が望まれる。
 

 分岐まで戻り直進すると、以前は西峰と云われていた中三尾分岐があった。右折して潅木の間を、少し急登すると中三尾に着くが、展望は前三尾が見える程度で、以前より悪くなっていた。三尾山方向への尾根を下り、登り返すと三尾山への登りになる。前回はミツバツツジとヒカゲツツジが満開で、最も美しかった花道だったが、今回は五分咲きのヒカゲツツジと満開のアセビだけだった。

【三尾山】


夏栗山と黒頭山 遠方に松尾山と白髪岳 

西方面;千ヶ峰・笠形山方面
 誰もいない三尾山頂上に着く。台地状の城址で展望は良く、多紀アルプスの稜線から夏栗山・黒頭峰が望まれ、西方面には千ヶ峰・笠形山などの山並みが望まれるが山座同定はできなかった。フルーツゼリーを食べながら暫く休憩する。

岩棚より三岳方面。

岩棚より三岳方面を望む。
桜、コブシ、ヒカゲツツジ、新緑などで彩る稜線斜面。

三尾山の岩棚に立つ青年。

高校生と間違った青年。立派な社会人でした。

前三尾(東峰)の岩壁。

佐仲峠へ。  モミジの新緑。

東に下山。途中に見晴らしのよい岩棚があり、三尾山は険しい山であることが分かる。更に下り、少し登り返すと鏡峠・佐仲峠分岐で、この付近から見る三尾山・前三尾は素晴らしい。
右折して急坂を下ると、新芽が美しいモミジの森になり、佐仲峠に着く。


佐仲峠。

夏栗山、直進して黒頭山へ。 

黒頭山直下の急坂。

【黒頭峰】


二等三角点の黒頭峰にて。

黒頭峰にて。三尾山方面だけが望めた。

 黒頭峰へ。踏み跡は薄いが、テープのある所から登ると、直ぐにしっかりした尾根道になる。夏栗山分岐を過ぎて、植林になると道は険しくなり、『分水界の径』の道標に従って登ると潅木になる。半端でない山腹の急坂を喘ぎながら6〜7分登ると稜線に出て右折すると、2等三角点の黒頭峰頂上に着く。山頂からは、切り開かれた三尾山方向だけが望まれた。


黒頭峰より下ると桧林内の急な下りに。

黒頭峰・夏栗山の鞍部。 ヤブツバキ

 夏栗山へ。潅木の間を直進すると植林内の急な下りになる。前回よりも踏み跡とテープも有り迷うことなく下ると、黒頭峰と夏栗山との鞍部だと思える緩やかな道になり、右にカーブして帰り道の佐仲峠分岐を過ぎる。
ヤブツバキが咲き、桜の古木が数本ある所を過ぎると緩やかに左にカーブして、下りになるところに夏栗山分岐がある。
前回は伐採されて桧の苗木が植えられたばかりで、暑かった登りだったが、木陰が出来るまでに成長していた。

【夏栗山】


観音菩薩。

展望台横の桧が大きくなっている。

中央に松尾山と白髪山。

展望台より180度展望。 

篠山盆地を取囲む山々。愛宕山から能勢の山々。

白髪岳 中央奥;西光寺山  ピラミッド形は高山か?

 15分ほどで展望台がある夏栗山頂上に着く。広々した草原の山頂が、周りの木が生長したために狭く感じる。展望を楽しむ前に、少し先の観音菩薩を拝みにいく。
展望台に上がり、愛宕山から黒頭峰までの180度の展望を楽しみながら食事をするが、10年後には桧に囲まれて展望は無くなりそうだ。単独のハイカーと入れ違いで下山する。


分岐。佐仲峠へ。

谷間で道を失ってしまう。

佐仲峠のお地蔵さん。

 黒頭峰・佐仲峠分岐まで戻り、右の佐仲峠へ下るとジメジメした谷間に下りてくる。谷間を上がって行くと倒木が多くなり、怪しくなるが時々テープもあるので進むと、谷は分かれていて、テープが見つからない。
谷間に下りてきた地点で道を誤ったようだが、引き返さずに、右の谷の斜面を登り支尾根に出ると踏み跡があった。左へ行くと黒頭峰へ登るようだが、朝の道とは違う。引き返して下ると先ほどの谷とは違う明るくて広い谷に下りて来る。道は佐仲ダム方向へ下っているようだが、谷を上がり適当な所から右前方の稜線へ上がってみると、しっかりした道に出る。少し下ると夏栗山・黒頭峰分岐があり、やっと緊張がゆるむ。
 


林道からの三尾山岩壁

駐車場着

 佐仲峠に下りて来る。東中へ下ると直ぐに、つづら坂の林道になる。進むというよ回っている感じで、車には良いが登山者にはロスの多い歩きだ。
つづら坂が終わると駐車した公園に着く。朝の登山口まで戻り、自転車を撤収する。

【花】


ヒナスミレ

ナガバタチツボスミレ

タチツボスミレ

タチツボスミレか?葉形が違うのだが。

キジムシロ

キランソウ

ショウジョウバカマ

ショウジョウバカマ


平成12年4月30日 三尾山 596m・黒頭峰 621m夏栗山 600m 晴れのち曇り
 

バス停より ミツバツツジとヒカゲツツジが咲く稜線を歩く
三岳遠望 夏栗山と黒頭峰の間から白髪岳・松尾山望む 岩峻の三尾山
黒頭峰より三尾山望む 夏栗山頂上より篠山盆地越しに白髪岳・松尾山望む

【京阪神ワンデイ・ハイク】

 今年は日中でも肌寒い日々がまだ続く。まだ早いのか遅いのか分からないが、ヒカゲツツジを見に三尾山へ。天気予報は夜から雨、早朝出発。R9→R372→R173→県300→県97→県69

5:20自宅〓7:15登〓8:07〜13東峰〓20西峰〓35〜50三尾山〓9:10佐仲峠〓25夏栗山・黒頭峰分岐〓40〜45黒頭峰頂上〓10:02☆佐仲峠・夏栗山分岐〓23〜11:00夏栗山頂上〓20☆黒頭峰・佐仲峠〓40佐仲峠〓12:50着  ヨモギ採集13:20発


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