テクテクワサビ谷


平成12年2月20日 大峰ワサビ谷の氷瀑 −3℃ 小雪

 今年は火曜日に寒波が来て、金・土曜日は天気がよく、日曜日に気圧の谷が通り天気が崩れる。今日も同じパターンだ。昼頃まで雨、山沿いは雪の予報。

天気が悪いのなら、頂上に登らなくてもと思い、今の時期になると新聞に写真が載る氷瀑を見に行くことにした。

雨が上がればと思い遅く出発する。しかし小雪混じりの小雨が走行中降っている。大迫より路肩に雪が見え始めるが無事に新伯母峰トンネル手前のバス停『わさび谷』に着く。大台ケ原への県道40号は通行止め。

7:50自宅〓R169 103km〓10:25登行〓10:45林道終点〓11:25戻る〓12:30P着

13:00入之波(しおのは)温泉(おんせん)『五色湯』14:15発

 県道40号沿いにワサビ谷を歩く。200mほどで県道と分かれ、ゲートのある林道に入る。積雪30cmほどの林道には一筋の足跡がある。やがて林道終点に着く。そのまま左岸を歩くが、足跡はほとんど無くなっている。足跡だと思って登ること数回。ズルズルと滑ることも数回。沢に近付かず離れずに、安全そうな所を歩く(目印のテープなし)。

 歩き始めて1時間(雪が無ければ40分ほどか)で、地獄谷と覗谷の分岐と思われる地点に着く。どちらの谷も険しい登りでガスがかかっている。暫く立ち止まりルートを探す。氷瀑は地図上の何処にあるのか(朝日新聞は大峰山の地獄谷。読売新聞は大台ケ原のワサビ谷にあると載っていたが)。本当にあるのか、思い違いしていたかな?不安になる。

 引き返すことにする。下りは楽だ。滑っても怪我しないので構わない。少し戻ると、往路難儀して足跡を沢山付けた地点に来る。立ち止まり左上を見ると岩壁があり、少し凹んだ岩上部に氷の塊が見えた。「ここだ!」

 氷瀑へ。岩壁から落ちて積もった雪を踏み固めて進む。岩壁を登ろうとするが滑って登れない。結局リュックを置いて沢から登るが氷の塊と苔で滑り途中までで諦めて覗き込む。新聞の写真より小さく感じる。岩清水が凍ってできたようだ(マイナス数度で滝が凍ることはないか)。少し満足して下山。嘘のような速さで林道に出ると、朝から降っていた小雪が止んでいた。

 入之波温泉へ。ホテル『五色湯』で食事するが、ゆっくり温泉に入っている間に1時45分オーダーストップで軽食になってしまう。残念。

トップ