テクテク高畑山

ナイフエッジ 琵琶湖・比良山地方面 台高・曽爾高原・大峰遠望する。 雨乞岳・御在所岳・鎌ヶ岳望む


平成11年1月16日 高畑山773m 晴れ時々曇り

前日、あまり乗り気のしない猪背山に行くことにして寝る。セットしておいた天気予報をビデオで見る。近畿地方降雨なし。車で出発するが車窓からポンポン山・生駒山が良く見えている。予定を変更して展望の良い高畑山にする(予報、南部・昼から雨。中部・昼から雲多くなり夕方から雨)。

 R307から水口町より国道一号線を走り、鈴鹿トンネル手前約70mに『万人講・・・』の道標がある。ここを中央車線から斜めに一車線の道に入りトンネルの上部を走ると植林と茶畑の境で東海道自然歩道に合する。ここに登山届箱と駐車スペースがあったので置く。

7:35自宅〓84km〓9:20鈴鹿峠〓10:30〜11:35高畑山頂上3℃〓12:30鈴鹿峠

 登山口が分からない。左・三子山、直進・自然歩道(坂下へ)。右の茶畑と植林の境の道を登ってみるが行き止まり。戻り直進(植林内へ)すると50m先に高畑山登山口があり、車が止まっていた。1分ほど歩くと鏡岩分岐があり左へ、すぐに鏡岩。昔、峠に登って来る人を鏡のように写したようだが、現在は輝きもしない普通の岩だ。

 分岐まで戻り植林内を歩く。雑木林になると傾斜がキツクなる。やがてリョウブ林になりアップ・ダウンを繰り返すと東側の展望が良くなり、霞んでいるが伊勢湾が見え、樹木越しに鈴鹿山地の中央部の山々、鎌ヶ岳・御在所岳・雨乞岳等が見える。

 楽しみにしていたナイフエッジに着く。ピーク間の鞍部で長さ8mほど、花崗岩が風化崩壊した場所だが期待はずれで、短いヤセ尾根を歩くだけだった。ナイフエッジからは6個目のピークと右奥に高畑山頂上が見えている。ナイフエッジから登り返すと霜柱が溶けて滑るがロープを握り慎重に登る。

 後方に見える鎌ヶ岳方向が霞んでくる。ピッチを上げて、足元1m先を見ながら膝高ぐらいのササ道を黙々と登る。開けた下界が目に入ってくる。「これは凄い展望が見られるぞ」と思った。顔を上げると、正しくその通りだった。

 土俵の2倍ぐらいの広さがある高畑山頂上からは、御在所岳から南の鈴鹿山地、霞んで見えない琵琶湖の遠方に比良山系・比叡山が見え、南には大峰山脈・局ヶ峰・曽爾高原・台高山脈が見えている。望遠鏡を覗くと大普賢岳・大日山稲村岳の山容が望まれた。小木で風を遮り食事する。

下山する頃には、大峰・比良は殆ど見えなくなっていた。青く輝く琵琶湖と伊勢湾が見られたら超最高だが、今日は最高の展望日だった。往路を戻る。

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