テクテクブナの木峠

ブナの原生林 ブナの木峠望む ブナの木峠にて 下谷

平成11年9月12日 地蔵峠よりAブナノ木峠 晴れ 『京都府の山』参考

5:45自宅〓7:55地蔵峠〓8:25中山〓27岩谷、八宙山・林道分岐〓29八宙山分岐〓55~9:00尾根〓04〜07八宙山〓<15分休憩>〓52傘峠〓11:10〜12:00ブナノ木峠〓12:28林道出合い〓<20分休憩>〓13:40カツラ大木〓52中山〓14:25地蔵峠

 地蔵峠ゲート前は今日も満車、少し下に駐車。ゲートより林道を歩いても中山に行けるがゲートに入り直ぐ右の谷を下り三国峠分岐を左折、長治谷作業所前(平成13年現在解体されてない)を通り中山に着く。林道を行くと、直ぐに岩谷(由良川)・八宙山の小さな標示。林道と別れ下谷を渡ると直ぐに岩谷と八宙山の分岐がある。右の八宙山へ。

 由良川と下谷に挟まれた植林の稜線を登るとシャクナゲ・芦生杉・カエデ・ブナなどの自然林に変わる。緩やかな道になると二股にくる。ササと樹林に囲まれた八宙山頂上のようだ。左に行くと行き止まりで大きい木がある。ここで休憩するつもりだったが、戻り右の道を行く。

 傘峠へ、自然林の美しい尾根歩きだ。気が付くと下り始めている。傘峠を通過したのだと判る(傘のように丸い頂で展望無し)。
緩やかな尾根道の途中、七瀬谷中尾根への分岐を通り過ぎる。振り返ると傘峠がみえている。
前方が開けブナノ木峠が見えると道は二股になって正面に鹿に食べられないようにか白いビニール紐が巻いてある若い杉の植林にでる。右に行ったがコンパスは北を指したので戻り左へ、自然林と植林の境を歩くと、右手下からの林道と平行して歩く。植林の外れに来ると二股になっている。ここは先ほど見えていたブナノ木峠方向の左に曲がると登りの自然林になる。やがて左、ブナノ木峠まで10分の標示。右は帰りの下谷の林道に下る道。12分でブナノ木峠に着く。残念ながら樹木が茂り展望は効かない。ブナノ木より杉が目立つ頂上だ。

 ブナノ木峠より下山。途中一車線ほどの林道を横切って降りて行くと三叉路の広い所に出る(林道出合い)。芦生・杉尾峠、そして下山道の下谷に行く林道だ。歩き始めると直ぐに小屋があり、谷からは滝音が聞こえて来るが見えない。『ノリコの滝』だろう。降りる道を探すがしっかりした道がないので諦める。

 林道から見る景色はすばらしかった。対岸には登って来た稜線が見え、樹間からは下谷の流れが見える。沢を歩きたくなるが上から見ているから良さが分るのかも?
途中、沢に降りて休憩する。涼しくて汗が引く。冷たい水で汗を拭ったあと、歩き出す。少し行くと谷から一際高いカツラの木がそそり立っている。谷に下りてみる。幹の周りには柵がしてあり、説明の立て札があった。こんな大きいカツラは初めて観る。得した気持ちになり林道を歩くと、直ぐに朝の道に合流する。

休憩しようとしたとき右から左に、獣が走るササ音がした。「逃げて行ったな〜」と思っていたら、暫くすると戻って来る。一瞬、熊かと思うと心臓は「ドキドキ・・・」。笛を出して吹く。休憩を止めて出発するが登山道と同じ方向に獣が走っていた。鈴も出し、笛を吹いて進む(チンドン屋)と土が掘り起こされた跡に足跡があった。熊ではない。地蔵峠で見たタヌキでもない。ちょっと安心して歩く。帰り下谷で細君「イノシシの臭いがする」と。そうだあの足跡はイノシシだった。

トップ