テクテク小野村割岳

平成15年には無くなっていた。 小野村割岳頂上より武奈ヶ岳 焼けて空洞の大杉 アシウスギ

平成11年8月29日 晴れ 小野村割岳おのむらわりだけ932m佐々里峠〜 バイク70km

6:00自宅〓7:38〜8:05佐々里峠〓<15分ロス>〓8:44灰野分岐〓8:48ピーク840m〓9:25空洞焼け杉分岐〓10:15巨大杉より引き返す〓11:11分岐、小野村割岳へ〓11:12ピーク911m〓11:40〜12:30小野村割岳〓13:50空洞焼け杉分岐〓14:55佐々里峠

佐々里峠で、先週教えてもらった巨大杉の発見者と再会。暫く会話してから出発する。お地蔵さんの前に登山口があり直ぐに佐々里、灰野分岐がある。右・灰野へ、はじめだけ急登の自然林の道。5分ほど歩くと右に尾根道があったので登るが道が怪しくなったので戻る。戻った所で巨大杉を撮りに行くアマチュアカメラマンと会い同行させてもらう。尾根道とは逆の左の平坦な道を行く。右に間違った尾根を見ながら行くと尾根と合流。尾根には、かすかに踏み跡が付いていた。更に行くと左側(北)の展望が良くなり大段・芦生演習林の山々が望まれるところに来る。少し行くと右に道がある。

 ここが灰野・小野村割岳への分岐であるが標識がないので注意がいる。尾根に取り付くとすぐに840mピークの標識がある。
832m標識が過ぎると登山道の中央に雷で内部がこげて空洞になり大杉が現れる。見上げると青々している。大変な生命力だ。

空洞焼け杉が巨大杉への分岐点だった。ここを北へ、広い尾根を降りて行く。直ぐに巨大杉が現れたが初老のアマチュアカメラマンは奥に降りて行く。お気に入りの樹があるようだ。
更に北に下ると今までに見たこともない巨大な胴回りの大杉に唖然とする(平成15年に会いに行くが無残な姿になっていた)。アマチュアカメラマンとは、ここで別れて小野村割岳へ。

空洞焼け杉分岐まで戻り、アップダウンを繰り返しながら尾根道を歩く。木陰だが暑くなってきた。「頂上かな」と思って辿り着いたところが911mピークだった。中央に涸れた大杉があり、道は右折している(帰り注意南に下りる。テープある)。
更に尾根を東へ、右には樹間から北山の山々が見え、左は美しい原生林が由良川まで続いているのだろうか、吸い込まれそうな樹林帯だった。やがて小野村割岳に着く。

小ぢんまりした頂上だ。東方面が開け、稜線が951m峰につづいている。稜線の奥には比良の武奈ヶ岳が望まれた。食事後、往路を戻る。

佐々里峠には10台ほど車が止まっていた。大杉見学の車だろう。行き交う車は何があるのだろうと減速して見回している。以前の僕が、そうだったように。

今回の小野村割岳コースは京都国体で、整備されたコースだと聞いた。夏の暑い時期でも歩けるのが良い。

後日。アマチュアカメラマンの作品『月刊誌・風景』に載っていた。優秀作品 斉木正雄氏。

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